彼らと見たヴェルトラウム
ホワイトラウンジのオーラスで発表されてから絶対に行きたいと思っていたゼンジン。まさか2公演当選すると思ってなくて手が震えた当落日。
有難いことに神戸2日目ではアリーナ、横浜1日目ではスタンドという何ともバランスのとれすぎている座席。
神戸2日目。初めましてのFFさんとコラボフード食べたり、写真撮りあいっこしたりして開演時間を待ち望んだ。
いよいよ入場。私の席はアリーナAブロック2列目。
かなりギリギリに入った事もあり、会場には既に沢山の人で埋め尽くされている。前へ、前へ進み、座席に着く。近い。近すぎる。こんな素晴らしい座席で彼らの演奏を浴びれるなんて幸せにも程があるだろう。
横浜1日目。野球ファンでありながら人生初浜スタ。少し感動する。とにかく暑い。神戸の時では一切使わなかった熱中症対策グッズを使ってもなお暑い。インスタのストーリーの『熱中症気をつけてねー!!』を大音量で流してしまったのも良い思い出。
開演1時間前に座席に着く。BAY SIDE 8通路34列。
ぐるっと会場を見渡す。こんなにも沢山の人の前で、こんなにも広い会場で今から、貴方たちは…
スクリーンに映し出されている
Mrs. GREEN APPLE ZENJIN MITO TO WELTRAUM
の文字が光り出す。
ARE YOU READY?
もちろん、準備は出来ている。
テーマが"宇宙"という事もあり、宇宙船の中のような映像が映し出され、ステージ中央がスモークに包まれる。
CHEERS
EDEN NO SONOのライブ映像が大好きで、何回も見返していたこの曲。サビで共に乾杯する。いつライブで歌ってもいいようにずっとC&Rを練習していた。思いっきり叫ぶ、腕を振る。
どうしよう、もう楽しい。
VIP
「さすがゼンジン」聴けて嬉しい!
みんなで声出しするの楽しすぎる。ライブ!って感じ!!
ANTENNA
モールス信号が聞こえる。Atlantisや原曲とはまた違うモールス信号。今回は何になってるんだろうか。
私にとっての応援ソング。浪人期毎朝聴きながら予備校へ行ってたなと思い出にふけりながら音楽に聴き入る。
"愛を捨てるの?本気で?疲れてしまったの?"
大森さんの歌い方があまりにもきれいで、思わず涙がこぼれた。
"間違ったことなんてないわ 私だけの存在の周波"
どこまでも行ける、そんな気がしてる。
ロマンチシズム
私も兄も大好きなこの曲。夜ご飯の時にはよくYouTubeでMVやライブ映像を流れている。
可愛くて甘酸っぱくて大好きなの、この曲。
ツキマシテハ
スクリーンの映像がモノクロに染まる。雷鳴のような稲妻が走る。ラスサビ前、アレンジが入る。原曲ではエレキが弾いている所をキーボードが弾いていたんだけど、その音が繊細で、優しくて。そこからのラスサビの歪みがきいたエレキのギャップ。かっこいい。その繊細なキーボードの音と共に響き渡る重低音。音で服が震えるほど響いてた。
"口から不意に出た言葉でヒトは悲しくなってしまうらしい
ただ、心から不意に出た言葉で幸せも感じられるらしい"
この歌詞大事にしたい。
CONFLICT
"未だ成されて無い事を 実らせて見せたいな"
今回のゼンジンはバンド最年少としてのツアー。勝手で申し訳ないがその事と、この歌詞を重ね、涙がこぼれる。手を振らず、音に歌声に浸る。
"貴方の愛おしい胸に その葛藤がある限り
この世も諦めることはなく 微笑みかけるでしょう"
この歌詞を信じて生きている。私の支えになっている。
青と夏
待ってましたと言わんばかりに曲前のMCから心を躍らす。やっぱりこの曲を聞かなきゃ夏は始まらないね。
それまで暗いままだったペンライトやライトバンドが一斉に青に光り出す。鳥肌が立つ。
イントロからテンション爆上がり。最高。夏だ☀️
夏が始まった君はどうだ
ようやく歌えた!めちゃくちゃ楽しい!!
"それでもね 繋がり求める 人の素晴らしさを信じてる"
アレンジでオク下で歌ってたの素敵すぎました。
夏が始まった合図をミセスが鳴らしてくれた🍉
ライラック
そう思ってからのライラックはずるいですよね!?イントロのギターかっこよすぎて、見惚れてしまった。かっこよすぎる。本当に。
電車に乗ると必ず聴くこの曲。いいよね、爽やかで。春も夏も感じられて好き。
"意味のない事は無いと信じて進もうか"
橙
会場の光がオレンジに包まれ、スクリーンには夕暮れが。本人たちが話していたエピソードを追体験しているような感覚。彼らが将来を話しながら見ていた夕暮れもこんな感じだったのだろうか。
暖かくて、懐かしいような空間。
"今日だって僕らはあの日のままだ"
最後の1音、顔を合わせる大森さんと若井さんを見て、2人が出会ってくれてありがとうと心の中で呟いた。
夕暮れの映像からお祭りを連想させるような提灯の映像に写り変わる。
お?No.7か?
そう思ったJam'sも多いはず。私もそのうちの1人だ。
しかし、聴こえてきたのは
点描の唄(ソロ)
まさか生で聴ける日が来るとは。いいんですか、本当に。そして貴方は今からこの曲を歌い上げるのですか。
原曲よりもキーが低いキーボードが会場に響き渡る。周りからは驚きの声が上がっていた。
一言で表すなら圧巻。
透き通るような貴方の歌声、キーボード、ギター。
鳥肌が止まらない。
"消えてしまわないで ずっと"
大森さんのロングトーンに更に鳥肌が立つ。
貴方が消えて欲しくない、ずっとそばにいて欲しいと思いが籠ったような真っ直ぐな声。
ミセスと過ごしたこの夏。終わって欲しくないな。
Blizzard
この曲もめちゃくちゃ聴きたかったんですよ!!聴けて嬉しい!!!!ノアのライブ映像何回みたか分かんないくらい見た。
まるで音で遊んでいるかのような、音を操っているかのような曲。夏の蒸し暑さが何処か飛んでいくような涼し気な曲。夏の夜にピッタリだね。
インフェルノ
聞けたーーーーっ!!!!この曲ライブで聞くの夢だった!!
インフェルノのジャケットのように炎が上がる。アリーナ2列目。熱風を感じる。熱い。でもこの熱さを直に感じられるのもライブの良いとこだよね。
この曲かっこいいなあ🔥
最後、大森さんと若井さんがほんとに楽しそうに弾き鳴らすから見てて幸せな気分になる☺︎
私は最強
最初の1音目。貴方が鳴らしたその音でこの曲が来ると完全に理解する。ゼンジン未到とリライアンスの映像、何度見返しただろうか。そして何度この曲に奮い立たせてもらっただろうか。
最後のフェイク、横浜で聞いた高音が耳から離れない。
過去最高では?
貴方たちは最強です。
Loneliness
この曲、人によって解釈は様々だと思うんだけど、私の中では最高にかっこいい曲の部類に入る。もちろん聞いてて、苦しくなる瞬間もあるけど。
歌声の表現力、胸が張裂けるようなギター、キーボード。どのパートを切り取っても圧巻。
スクリーンに映し出されている映像。宇宙のような星空の映像から様々な色の鼓動のような映像に切り替わる。まるで現実逃避しようとしているのを止めるかのように。
その中でもギターソロ。あまりにもかっこよすぎる。若井さんが表現するギターの音色の幅に圧倒された。もう1回聴きたい。
アポロドロス
「新曲聴いてくれました?」
その一言で、もしかしてあの曲が聴けるのかと心拍が上がる。
「全力でノってください!」
もちろんです。
涼ちゃんの美してくて、何一つ曇りのないキーボードの音に会場が包まれる。初めてこの曲を聴いた時からこのキーボードの音色に鳥肌が立ったが、生で聴くと段違い。綺麗な音だ。
L.P
ふとした瞬間この曲の歌詞に囚われ、頭から離れなくなる。辛くなったり、寂しくなったら私はこの曲に縋っている。
"死にたくないから 忘れないで"
"死にたくないよ 殺さないで"
生で聴くこの歌詞と表情に胸が締め付けられるような感覚に陥る。普段私がこの曲に縋る時はそちら側のはずなのに。
私はこの曲にミセスの曲の中でも1番"孤独"を感じてしまう。
ナハトムジーク
"夜の音楽"
夜になると無性に聴きたくなるこの曲。受験の帰り道、この曲を聴きながら見上げた夜空が忘れられない。まるでナハトムジークの世界に迷い込んだような世界。
"愛おしいボンクラ"
で身体の力が抜けたようにソファにもたれかかり、
"等しい僕ら。"
と歌い上げた大森さん。圧巻です。
"歩くのが疲れたの? むしろ正常でしょう?"
"全て無駄に思えても 君は正しいんだよ"
こう貴方が歌ってくれるから私はあの日この選択をした自分を信じてあげることが出来る。ありがとう。
ナハトムジークの雰囲気とは打って変わって、ドラムが軽快なリズムを刻む。ダンスホールかなと予想を立てる。
でも彼らはさすがだ。早々に予想を裏切ってくる。
"いつか僕が眠りにつく日まで"
コロンブス
カメラを見て、堂々と歌う大森さんの表情、私は忘れない。そして、その時の会場のどよめきと歓声も忘れない。
まさか聴けると思っていなかった。スタジアムは音漏れも凄いはず。今回のライブは控えるかなと勝手に思っていた。だからこの曲を歌ってくれて、演奏してくれて心底嬉しかった。
3人が唯一センターステージに集まった曲。3人が楽しそうに笑顔で演奏していて、涙が止まらなかった。
披露してくれてありがとう。すごくすごく楽しかった!
そして度肝を抜かれた大森さんのボイパ。めちゃくちゃかっこよかったです。
パッとスクリーンに何気なく目をやる。そこには
Photo Movie OK
の文字が。慌ててスマホを取り出し、ビデオを回す。
「愛してるよ ゼンジン!」
彼の一言で次の曲が始まる。
Magic
ライブの時の原曲よりエレキが響く感じのイントロめっちゃ好き。スマホで何とか会場の熱気を収めながら、スマホを持っていない手で思いっきり手を振り、声を出す。ずっとライブ映像で観ていたC&Rが出来ている。夢のような感覚。楽しい!
Dear
イントロで鳥肌が立つ。聴けた、嬉しい。
目の前の"貴方"に向けて届けてくれたであろうこの曲。
映画を観てからより好きになった曲。
アンコール前最後にはぴったりな曲だ。
Dear 貴方 みんなじゃない。きっと一人一人に向けて。
メンバーがステージから履ける。
しばらくして周りがざわざわし始める。なんだ?
そう思っていると左からトロッコに乗った若井さんが。
そして聴こえてきたのはこの曲。
Familie
シャボン玉が会場を飛び回る。ゆっくりとした日常を描いたような穏やかな曲。好きだなあ、早くもう一度聴きたい。
ふと見上げた夜空。シャボン玉がまるで星のようにキラキラと光を反射し、夜空を染める。めちゃくちゃ綺麗だったなあ。
lovin'
会場がピンクに包まれる。手を振る。少しFamilieと同じような雰囲気を感じる。
"愛"に溢れた日常。
"あなた"という花に"愛"という水を注ぎ続けたい"僕"。
いつまでもこの日々が続いて欲しい。
ダンスホール
「知ってたら歌ってね!」
ハンドクラップをしてリズムをとる。楽しいです。最高!
神戸の時はいっぱい歌わせてくれたね。
"誰かになんと言われようとも 君はそのままがいい"
Jam'sにマイクを向け、それを見守り、
「ありがとう」
と言った少し泣きそうなそんな表情。
横浜ではちょうど若井さんのトロッコが止まって、ギターソロを弾いてるのが見れて嬉しかった🎸
この曲に何度支えてもらったか分からない。大好きで、お守りのような曲。
銀テープが空を舞う。カラフルですごく綺麗だった。
愛情と矛先
イントロが鳴った時の歓声凄かった!2列前に居た2人組が顔を合わせ喜び合う。彼らだけじゃない。この曲を待ちわびたファンも多いはず。もちろん私もだ。
"大丈夫だよ 安心して 君の強さは偉大なものだ"
元気づけられてます、この歌詞に。
ギターソロまでギリギリで若井さん、ステージ上ダッシュしてた🏃♂️
ギターソロもキーボードソロも最高にかっこよかったです⚡︎
「今日ここに居ない人にも届くといいな」
その言葉を聴いてもしかしてと目を輝かせる。
「我逢人!」
タイトルコールだけで泣いてしまった。
我逢人
初めて聞いた時から歌詞にハッとさせられた曲。何となく寂しい夜にこの曲を聴いて乗りきっている。
"あなたの優しさで
救われるような世界であってほしいな。"
何度そう願っただろうか。
この先もきっと何度もこの曲に救われるだろう。
人は笑顔であってほしいな。
MCが入る。彼らがモニターに映る。
そのギターは、もしかして、
次が最後の曲と言われた寂しさよりもその曲が聴ける嬉しさが勝ってしまった。胸が高鳴る。鼓動がはやくなる。
聴きたい、聴かせて。
「ケセラセラ」
ケセラセラ
この歌詞に私は何度生かせてもらっただろう。
予備校帰り、駅までの道中は必ずこの曲を聴いていた。
生まれ変わるなら?「また私だね」
そう言えるためにも後悔のない選択がしたい。その一心で勉強に励んだ夏。
この曲を聴き涙を流した夜は数え切れないくらいある。
そしてその度に救われてきた。乗り切れた。また頑張ろうと思えた。
きっとケセラセラは私の根底にある曲。この曲がある限り私は生きていける気がしている。
次は10月。それまでまた貴方たちが届けてくれる音楽と共に乗り切ってみせるよ。
Mrs. GREEN APPLE
出会えて、好きになって本当に良かった。
ありがとう。愛してるよ。
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