場作りの魅力
長岡ゼミに入って半年が経過した。この半年間で多くのことを学び、吸収してきたが、特に「場作り」という言葉が私の価値観を変え、成長させた。
長岡ゼミは場作りを非常に大切にしている。授業も一般的に想像するような形式ではなく、机と椅子を後ろにさげ、ランダムにシアター形式に椅子を置いて授業を受ける。それだけでなく、先生の差し入れなどのお菓子を食べながら学んでいる。それぞれが集中しやすく過ごしやすい「居場所作り」を行っているのだ。
様々な場面で場作りの大切さを実感したが、今日はピッチプレゼンの時のことについて話したいと思う。7月11日に越境経験について話すプレゼンテーションがあった。私は大勢の前で話すことが苦手であり、そのような機会を避けてしまっていたため、未だに克服できていなかった。そのためゼミのプレゼンテーションも直前まで緊張していた。しかし、いざやって見ると不思議と「発表」ではなく「対話」としてプレゼンすることが出来たのだ。それはゼミ生みんなが良い聞き手で、良い雰囲気作りをしてくれていたお陰だ。発表者では無いから関係ないと思う聞き手ではなく、私達もこのブレゼンテーションを作っていくという聞き手であったのだ。その時改めて場作りの重要さを実感した。雰囲気が違うだけでこんなにも話し手に良い影響を与えられるのだ。
半年間で場作りの重要さと魅力に気づいた私。未だ私の越境の道を見つけられていなかったが、以前まちライブラリー(Footwork&Network vol.27)に訪れたこともあり、場作りに関心を持ちはじめた。もしかしたらこれが今後、私が歩みたい道なのかもしれない。これからが楽しみである。