エシカルな生き方
6月13日、ゼミのフィールドワークで鎌倉に行った。2~3人のグループに分かれてエシカルなことを率先してやっているお店に訪問した。そんな中、私たちは子ども食堂をやっている施設を訪ねた。
私たちを温かく迎え入れて下さったKさん。ご近所さんからもらった抹茶を使った、Kさん手作りパウンドケーキと紅茶を頂きながらKさんのお話を聞いた。ここでは少しそこでの話を紹介しようと思う。
「環境に負荷をかけない宿」とブッキングドットコムに登録されている民泊を経営しながら、週に1回水曜日に子ども食堂も運営しているKさん。調布市子育て支援専門員として働いていた時に、親が精神疾患だったり、虐待、母子父子家庭などの様々な事情によって十分にご飯が食べられていない子供たちや、一人で寂しく食事をする子供たちの存在を知ったという。将来鎌倉で済んでみたいという夢を持っていたのもあり、鎌倉で子ども食堂をすることに!子ども食堂では国産品や低農薬、オーガニックの食材を使用するなど食育に力を入れているのにもかかわらず、未就学児は無料、小中学校は100円、大人は500円と低価格でご飯を食べることができる。その費用をまかなうために民泊を運営しているのだという。コロナウイルスの影響で赤字が続き「今年こそは黒字!」と話していたKさんが非常に楽しそうでかっこよく見えた。
それぞれ分けて考えがちな「エシカルと私生活」。Kさんのお話を聞いたときそれらの両立が可能であることを学んだ。環境だけでなく自分自身にも負荷をかけないKさんの生き方、素敵でした。