1.01の法則・0.99の法則
年度初め(か新年1回目の)学級活動やかつて勤めていた中学校の部活動で、『1.01の法則・0.99の法則』という話をよくしています(した)。
小数のかけ算を習う小学5年生以降であれば意味を理解できる話だと思うので、ぜひ『ちょっとの積み重ね(や、その逆について)の成果』について話をしたい先生は、ご参考に。
1.01 と 0.99。2つの数には、たった0.02 の差しかありません。
では、「1.00」を今の自分の頑張りとして、 1 日の中でほんのちょっとの努力(+0.01の付加価値をつける)を 1 年間続けます。すると…
ほんのちょっと、の努力を積み重ねることで、「1.00」が1年間で(1.01を365回かけ算するので)約37.8 倍の大きさになります。
ところが、その逆を考えてみます。1 日の中でほんのちょっとサボってしまう、適当にすること(-0.01)を 1 年間続けると、どうなるか…?
(0.99を365回かけ算するので)なんと、「1.00」が約 0.03まで減ってしまいます。1年間の取り組みの差が、37.8と0.03(なんと1260倍の量!)を分けてしまうのです。
「人の 2 倍努力しなさい」と言われてもなかなか難しいけど、人より、または今の自分よりほんのちょっと(+0.01)だけ努力。ほんのちょっとずつ、毎日グレードアップ!と言われれば何とかなる気がしませんか?
ちなみに、2年間×1.01を繰り返すと、1427倍です。計算してみると、なかなかびっくりします。
教員としても、1人間として毎日成長していかないとなぁ、その努力が大事だよなぁ。今日は何か頑張れたかなぁ….みたいなことを、この話を思い出すたびに考えるのです。
よう先生