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【100g未満】Mobula6 コンバージョンフレームの制作

経緯

「ドローン」と聞くと、通常はDJIのような空撮機を連想するかもしれませんが、今回この記事で取り上げるのはFPVドローンと呼ばれるもので、ゴーグルに映し出された一人称視点の映像を通じて飛行を行います。

始まりは、私の友人がFPVドローンをフリースタイルで気軽に始めたいと相談してきたことでした。フリースタイルとなると、クラッシュが予想されるためドローンのパーツの消耗も激しく、それ相応の費用がかかります。そこで、Aliexpressなどのネットショップで安価かつ容易に調達可能で流通量も多いMobula 6を、初心者でも簡単にフリースタイル仕様に変換(コンバージョン)できるフレームがあればと考えたのが始まりです。

フレーム制作

フレームの素材はカーボンを想定し、3DCADソフトを使用してモデルを制作した後、業者にカーボンの切り出しを依頼します。今回は「FreeCAD」を使用して制作しました。

機体の軽量化を図るため、カメラを搭載する部分は3Dプリンターで出力し、カメラの角度を自由に調整できるようなデザインにしました。

機体重量をできるだけ軽くするため、バッテリーを輪ゴムで固定できる仕様にしています。

サンプルを3Dプリンターで出力した後、問題がなければ.dxf形式で書き出します。その後は、カーボン加工業者へ発注します。

完成

組み立ては簡単で、Mobula 6からFCやカメラ、モーターを外し、新しく制作したフレームに取り付けていくだけです。バッテリーを除いた重量は23gで、Mobula 6に付属のバッテリーを含めると約30gになります。

最後に

組み立て後はBetaFlightで設定を行いますが、Mobula 6をコンバージョンしているだけなので、レートの調整程度で簡単に飛ばせます。フレームやパーツ構成などにはまだ改善の余地がありそうですので、今後さらに工夫していきたいと考えています。


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