HUAWEI P20pro (HW-01K) カメラ仕様について雑感

【はじめに】
HUAWEI P9からドコモ版P20proへ買い換えて気になった点を、主に自分のためにまとめてます。
もう手元にP9は無いのでそこまで厳密な比較はやってません。
作例写真は気が向いたら別途投稿しますが、もっと上手い方々が記事にしていると思うのでそちらを見て頂ければ。

【ハードウェア仕様】
VARIO-SUMMILUX-H1:1.6-2.4/27-80 ASPH.
カメラは3つ。
画素数、35mm換算焦点距離、F値、センサーサイズをまとめると、本体上部から順番に

8M 80mm F2.4
40M 27mm F1.8 1/1.7
20M 27mm F1.6

メインレンズ以外はセンサーサイズの記載が見当たらない。
Exifから計算は出来そうだが、まぁいいや。

メインレンズにちょっと曲者感を感じる。
センサーサイズ大きくF値が低いので、ワイドアパーチャ機能使う前からボケる。
失敗が強調され得るという意味では過去一番ピントにシビアにならければならないスマホカメラ。
F値を物理的に上げられるgalaxyS9の方が、このミスは目立たなさそう。
ラフに撮ったらじゃんじゃんピントが奥に抜けて悲しい思いをした。

【保存画素数】
カラー撮影は解像度10M、モノクロ撮影は20Mがデフォルト。
カラー40Mを選ぶと多くの付加機能が使えなくなる。
40Mが欲しければ、折角なのでプロモードでRAW撮影すればいいと思う。

【UI】
なんだかんだ、これを超えるカメラUIを知らない。
マニュアル撮影でSSとISOを数値指定出来るのって意外と少ない。
強いて言えばモードの並び替え機能が欲しいかな、くらい。

【ワイドアパーチャ】
エッジ処理上手くなった？不自然加工率が減った気がする。
3倍ズーム時も使える。ズームによる劣化もほぼ感じられない。
RAW要らなければ、標準ズームレンズとして十分活躍してくれそう。
一眼レフ持ち出す理由がほぼ無くなってしまった。

【AIオート】
まだ試してないシーンも多いが、全体的に派手めになる。
シーン切り替わる時に0.5秒ほど止まるものもあるので、撮影テンポは狂う。
間違ったシーンなら戻るボタンで消せるが、それもワンテンポかかるので結構人を選ぶ機能。
ワイドアパーチャ機能中は機能しないので、設定から都度OFFする代わりにこっちを選んでもいいかも。

選んでほしくない機能が出てくるのは悩ましいので個別OFFが欲しいなぁ...
今のところ邪魔と思うのは2つ。

ポートレート
これの撮影モードが隣にある。自分で選べばいい。勝手に出ないでくれ。
ボケ演出してくれるモードだが、ワイドアパーチャ機能と異なり撮影後にボケ具合を変更出来ない。

文書スキャン
必要なら自分で選ぶから、頼むから勝手にトリミングしに来ないでくれ。

【動画】
手ぶれ補正効いてる。
P9ではただのおまけ機能だったため、まとも以上に使えることに驚き。
あ、4Kはおまけ機能でした。手ブレ補正などが死滅するようで、手持ちで使ったら大失敗。

動画の保存はフルHD1080pのH.264がデフォルトだが、H.265が選択可能。
H.265は画質変わらずにデータ容量と互換性が減る。

【ノイズ】
ノイズリダクションが強め。結構塗りつぶす＝ディテールは無くなる。
SNS映え考えるとこの方向性が正解か。

モノクロモードで粒子ノイズ出るかなーと思ってISO上げてもノイズレス。

【モノクロ】
専用カメラ用意しておいて、お前RAWで残せないのかよ。
ワイドアパーチャやプロモード（JPEGのみ）は利用できる。

【RAW】
RAW撮ってみると1枚80MB。ストレージを本気で殺しにかかってくる。
保存にも時間かかる模様。
プリインストールアプリの中ではギャラリーアプリはdngを読み込まず、ファイルアプリから探す必要がある。
P9では両方ギャラリーに入ったので区別つきやすくなった。

【気をつけることのまとめ】
ピントは正しく狙う
40M欲しけりゃRAWで男前に撮る
動画はデフォルトではオマケじゃない（4Kはオマケ）
動画コーデックは変更の価値あり