ロクガツココノカ チョコヅクリ

典史は激痛と恐怖に泣いていた。しかしどうしようもなかった。
カカオの実をパクリパクリと口に放り込み噛み砕き嚥下する。
こんにゃくゼリーと桃と雪印コーヒーを摂取すると、またカカオの実を手に取る。
目の前にはおよそ514キログラムもの量のカカオの実の入ったコンテナが並んでいる。
これをすべて消化するのが典史の1日のノルマだ。
口の中が耐え難い苦さでいっぱいになり嘔吐感に襲われ手が止まる。
「シェアアアアア!何をやっているんですか?」
すかさず回転斬りが飛んでくる。
「君もれむくんみたいに『寿司しか喉を通らない』と辞世の句を遺して旅立ちたいんですか?」
後ろに立つ『ひすリンク』に扮装した有は不気味に笑い、マスターソードの模造刀を楽しげに振り回す。
「緋翠さんの誕生日まで後5ヶ月しかないのにサボらないでくださいよ」
模造刀の先端が全裸に剥かれた典史の背中を抉り、その皮膚は執拗な攻撃に耐えきれず剥がれ、黄色い脂肪の層が覗いている。
あまりの痛さに気を失いそうになるとすかさず後ろの有はこれを見咎め、典史の背中に蟻酸をかける。
蟻酸が傷口に染み、その途轍もない痛みのせいで、皮肉なことにまさに痛みによって気を失いかけていたのに目をさましてしまう。
有に拉致監禁され、この作業を強要されている典史は激痛と恐怖に泣いていた。無心でカカオの実を頬張る。
さもなければ、何度でも後ろの有は回転斬りするだろう。

やがて典史は便意を催す。
食べたものを中途半端な状態で消化し排泄する。この特性ゆえに典史は今この作業をやらされているのだ。
そのまま隣に置かれた便器にまたがり排泄する。
臀部も模造刀によって深く傷つき、この排便という行為にも途轍もない痛みが伴い、典史は絶叫せずにはいられない。
「あああああああああああああああり兄貴は個人的にちょっとあんま好きじゃない!!!!!!!!!!!」
(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツキチピブブツキチピチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
典史のケツからは黒く下痢状になったカカオが垂れ流れる。
しかしながら、それでもいくらか固形物のようなものも見え、完全なペースト状というわけではない。
そのために、典史のケツの下、便器の口のところにはカバオよりも大きく口を開けた直樹が待機していた。
直樹はごくりごくりと典史の排泄物を飲み干す。
つまり二段構えでカカオの実を消化しているのだ。
この本名流出済みクッキー☆投稿者特有の性質を利用し、3DSソフトに頼らずカカオの実を低廉かつ上質な方法でチョコに加工しているのだ。
直樹もしばらくすると便意を催し、便器へ向かう。
直樹のケツからは、見事にペースト状のチョコが湯気を立てながら垂れてゆく。
このチョコは濾過器でゼリーや桃を濾された後、有が自身の精液を混ぜて成形し、大好きな緋翠姉貴宛てのプレゼントとして用意するのだ。
しかし、こんな料理の裏にも、模造刀で叩かれ咽び泣く怨嗟の声があるのだということを忘れないで欲しい。