おせちの豆
クリスマスに日本中が浮かれている中、高知県の地下工場では、お正月に向けておせち料理の具材製造が必死に行われていた。
こんにゃくゼリー桃子のコスプレ姿の美濃津が、必死に様々な豆を食べている。あまり美味しそうには食べていない。まるでノルマのように食べているのである。
彼は時々咽て、しゃっくりを起こす。しかし水分の補給は許されない。彼が持ち場を離れたら、すぐさま牧野有の蟻酸が飛んでくるからである。
そのうち、彼はプルプルと震え出す。それをみた古明地こいしコスプレ姿の有は、トレーの上に彼を誘導する。
彼は尻を出し、
「ああああああああああああり兄貴は個人的にちょっとあんま隙がない!!!!!!!!!!!」(ブッ!ツッ!キッ!チッ! ピッ!)
と逃げ出せないツラさを爆発させるような絶叫と放屁と共に少量の黒い塊を出す。
彼は、意図的に便秘にさせられているのだ。
塊は整形されて、有が精液を添加した後、緋翠姉貴宛てのプレゼントおせち料理に黒豆として彩りを添える。
美濃津が下剤を飲むのを許されるのは大晦日。逃亡すると岡山の県東に棲んでいる家族が代わりにこの作業をさせられるので、遂行し終えるまでツラい便秘生活が続く。