【卒業ブログ】＃5（岐阜協立大学４年中町光汰）

2024年1月30日 07:59

学連員としての経験　〜Iリーグ統括を通して〜

岐阜協立大学4年中町光汰（副幹事長 / Iリーグ部）

東海学連に入るきっかけ

私が東海学連に加わったのは、3年生の夏頃でした。それまでは、選手として主に活動しており、東海学連の存在もあまりよく知りませんでした。それなのに、学連に入ったのは、2つのきっかけがあります。
1つ目は、県リーグの運営です。私は1年生の冬から、『三岐リーグ』という県リーグの運営に携わってきました。その中で、少しずつ東海全体の活動にも参加していくようになりました。
2つ目は、主務として活動し始めたことです。3年生の6月に選手を辞め、主務として活動するようになりました。（主務になったきっかけは、友達が主務として活動しているのを間近で見ており、忙しそうではあるのですが、すごく充実した活動に見えたからです。）主務として活動するにつれて、少しずつ学連の活動に触れる機会が多くなってきました。そこで、「学連って面白そうだな、入ってみようかな」という気持ちになり、活動に参加するようになりました。入ったばかりの頃は、特に役職などもなく、運営に携わったり広報活動の一部を担ったりしていました。

責任感

そして、入って半年足らずで経験もあまりなかった私でしたが、最終学年を迎えるにあたり、副幹事長兼Iリーグ部長という重要な役職を任されることになりました。
　Iリーグ部では、Iリーグの全てを担っていました。試合日程の決定や、広報活動まで幅広いタスクを分担して行なっていました。それをまとめることは非常に難しく、うまくいかないことや投げ出したくなるようなことも多々ありましたが、なんとか最後まで乗り切ることができました。なぜそんな気持ちになりながらも最後まで乗り切れたかというと、「自分がやらなければいけない」という責任感に駆られた部分がすごく大きかったからです。例えば、私が試合日程を組むことを投げ出すと、Iリーグに参加している選手やチームの総勢約1,500人が試合をできないこととなり、ものすごい迷惑がかかってしまいます。そのような状況は絶対に避けなければならないという強い責任感に年間通して駆られていました。他にも、Iリーグ部のルーティンワークにおいて、学生幹事に何度も注意しましたし、時には少し強い口調で言ったこともありました。それらはすべて、強い責任感とやらなければという自覚から来ていたと思います。
このように、重要な役職で1年間過ごしていると、それ相応に得るものがありました。

身についたチカラ

それは、人の上に立つ人間としてふさわしい態度を身につけるということや、大人のスタッフなどと関わることによって社会に出るために必要なことを学べたということです。この経験は、普通に学生生活を送っているだけではなかなかできないことだと思います。私も複数のバイト等を経験してきましたが、大人の方々とここまで密接に関わり、会議等を行なって物事を決定していく経験や、1,500人もの人をまとめて活動するという経験はしたことがありません。このような経験は、学連活動を行なっていたからこそできる経験であり、社会に出てからも非常に有益で、一般学生と大きく差が開くような経験であると思います。

人とのつながり

また、学連活動を行なってきてよかったと思えることはまだまだありますが、ここでは「人とのつながり」について紹介します。
私は、学連活動の一環として、関東地方で行われた『アミノバイタルカップ』の決勝戦の運営や元日の国立競技場で行われたインカレ決勝の運営などを経験しました。そして、そこで知り合った関東の友達の紹介もあり、『デンソーカップチャレンジサッカー』という各地域の選抜チームが集まる大会でU20全日本選抜の主務として参加することができました。そこでは、元日本代表の方々やJリーグ内定選手などと繋がりを持つことができ、非常に貴重な経験ばかりをさせていただきました。このように、自分から行動していくことによって、様々な人と繋がりを持つことができ、そこからさらに大きな繋がりになっていく。私は学連活動を通じて、「人とのつながり」が持つ可能性やその力の大きさにすごく驚いたと同時に、これからの人生において非常に重要な要素の一つであると、身をもって実感しました。

学連の活動から学んだこと

このように学連活動を通して経験できたことはたくさんありました。そして、それらはすべて自分自身が行動したからこそ経験できたことだと思っています。選手時代に感じた「主務の仕事って面白そうだな」から始まり、1年で全日本選抜の主務まで経験することができました。主務の仕事に対して何も思わない、思っていても行動していなかったらできなかった経験です。おわりになりますが、このような貴重な経験ができる学連に加わることができて非常に楽しかったですし、貴重な機会をくれた皆さんに感謝しています。