時計の狂った部屋

 自分でもその場にいて恐怖を感じた。

 私は現役の時、PCのインストラクターをフリーでやっていた。

 ある有名な塾がPCスクールを立ち上げる、といって、予備校(社長)ではなくPCには副社長が立ち上げスタッフを募集していたんだ

で、私は当時には珍しく、PCのマイクロソフトトレーナーの資格を全部持っていた。今は、無くなったけどMOTというやつだ。

 で、知り合いからお呼びがかかって、資格所持者私ともう一人で、資格持っていない5人(この人たちを先生に教育するという仕事)で雇われた。

かなりの給料だった。あの頃、PC出たときは、教える人がいなくて、どこへいってもひっぱりだこ、土日まで仕事がビッチリはいっていた。

 私はなぜかあまり好きじゃない雰囲気だったので、お金では社員にならないことにした。とりあえず、様子をみて、決めようと思ったからだ。

 その理由が、副社長室にあった。

 何かというと、副社長に私ともう一人が呼ばれて、会議??のようなものをして。かならず秘書(30歳前後)が書記をしている。どうも怪しい仲にみえた。まるで女房きどりだったから。

 小さい会社も初めてだったから、こんなに副社長室によばれていらいらしていた。会議室がないのだ。

 そして、副社長の趣味なのか、壁と飾り棚にぎっしりとかざられた「壁掛け時計」。コレクターは多いのではじめはきにしなかった。

腕時計を集める人は多いけど、壁掛け時計を隙間なく飾ってある。まるで、時計売り場のようだ。

ある日きづいた。

全部動いているんだ。でも、全部時間が合っていない。

時間が全部バラバラ。本当の時間がわからない時計の部屋。

ぞっとした。気持ち悪い。

居ても立っても居られない、気分が悪くなってしまった。

呼ばれるたびに、見ないようにしていた。

恐怖症なのかもしれない。時間の合わない大量の壁掛け時計。

これは実話です。

私は3か月でやめた。一緒に入った教育係(資格持っている人)もやめた。

もっと良い給料の所が見つかったらしい。

私は、あの時計が今も忘れられない。

しばらく休んでいたら、また他からお呼びがかかって、ある会社でPCインストラクターをすることにした。なんとそこで、今の夫と出会うんだ。運命だね

今も思い出してはぞっとする。

よくあんな部屋で1日を過ごせるな、あってる時計は探したけれどなかった。

気持ち悪い話でした。時計ってあってないと、超気持ち悪いものなんだ。ってこと。

ぜったいに、精神になんか知らの病気があると思った。どうしているのかな。かなり有名になったけど、あそこへは行かないほうが良い。隠蔽、横領、不倫だらけの塾だ。

辞めなさい。今でしょ

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