【お菓子のおはなし#19】フィナンシェ
ユーハイムのお菓子づくりは 「< /0(スラッシュゼロ)>のお菓子をつくる」こと。
お店や、商品で伝えきれないお菓子の熱い思いをこちらでご紹介します。
焦がしバターとアーモンドパウダーをたっぷりと使ったフランスの伝統的な焼菓子「フィナンシェ」。
■フィナンシェとは
フランス発祥のお菓子。フランス語で「金融家」を意味します。
金の延べ棒を彷彿とさせる、綺麗な焼き色と形が特徴です。
卵白、薄力粉、砂糖、アーモンドパウダー、バターを基本材料とした、シンプルな味わい。
ユーハイムでは、「外側はカリカリ」「内側はしっとり」「さっくりと軽い」味わいを目指しています。
■カリッと食感
最大の魅力は焼きたてでなくても、外側がカリッとした食感。
その食感を生み出すために、最も重要なポイントは、「生地を一晩寝かせること」。
一晩寝かせることで、砂糖が全体になじみ、さらに、高温で焼き上げることで、外側がカリッとします。
また、砂糖は「粉糖」を使っています。
粉糖は早く溶けやすいので、より生地になじんで、カリカリに。
また、グラニュー糖は甘めにねっとりと仕上がる傾向があるため、さっくりと軽い食感にするために、粉糖を選んでいます。
■アンズジャムでよりしっとり
生地には、アンズジャムを少量加えています。
もともとアーモンド(パウダー)と相性抜群のアンズを、ジャムとして生地に加えることで、内側がよりしっとりとします。
アンズジャムはユーハイムのオリジナル。
一般的なジャムは、ペクチン(ゲル化剤)、クエン酸等を添加して作っていることが多いですが、ユーハイムオリジナルジャムはそれらを使用していない、/0の材料です。
■「焦がしバター」の見極め
生地の美味しさの決め手は、バターの焦がし加減。
バターを焦がすことで、バターの乳風味を香ばしい風味に変化させます。
焦がしすぎると苦味がでてしまい、焦がし方が浅いと油っぽく。
焦がし加減を見極めることが、美味しさのポイントです。
ドイツ菓子だけと思われがちなユーハイム。
実はフランスの名店で技術を学んだフランス菓子の職人も在籍しています。
そんな、フランス菓子職人を中心に焼き上げるフィナンシェを是非味わってみてくださいね。
※フィナンシェは、一部店舗のみでのお取り扱いです。