3年ぶりのフジロック、ピラミッドガーデンでキャンプしてきた。
平標山に登り、雪国の宿高半に泊まり、と一旅行したような感じですが、メインはFUJI ROCK FESTIVALです。
一番最初に行った時はまだ学生でお金もなかったのでキャンプしましたが、その後はずっと民宿に泊まってました。一昨年は延期、去年は邦楽のみの開催でまん防も出てたし行かず。多分、毎年泊まってた民宿に電話すれば泊まれたとは思うけど、2年空くと電話しにくいところもあって、今回はバスツアー利用者専用のキャンプサイト、ピラミッドガーデンでソロキャンプすることにしました。
ピラミッドガーデンでキャンプするにあたり、ネットで色々検索しましたが、意外と抽象的なレポしかないように思ったので、いつもの温泉旅館レポのようにそこそこ具体的な記事にしたいと思います。
雪国の宿高半からの送迎は越後湯沢駅の西口に着くので、フジロックのシャトルバスの出る東口に移動します。例年はこのシャトルバスも結構並ぶんですが、並ばずにそのまま乗れました。このバスの料金1,000円ですが、現金以外にも電子マネーも可。約30分くらいで苗場スキー場入り口に到着です。
そしてまずはピラミッドガーデンのパスとリストバンドの受け取りに、ツアーセンターに行きます。私はチケットとキャンプサイトのチケットを一緒に買って、ピラミッドガーデンのツアーバスは単体で申し込みました。となると、ピラミッドガーデンのパスとリストバンドは事前に送ってもらえないのです。入場用のリストバンドも普通のキャンプサイトのリストバンドは、イープラスで購入すると事前に送付してくれるので、そっちで買ってしまったんですよね。ツアーセンターは現地に来てから帰りのツアーバス頼んでる人がいて、そこそこ待ちました。
やっとキャンプサイト内に入りました。ここは入り口近くの飲食エリア。ピラミッドガーデンのカフェが充実してるので、ここでは何も買ったり食べたりしなかったな。
到着しました。普段は、苗場オートキャンプ場なので、基本平らです。普通のキャンプサイトは、ゴルフ場なので、平らなところが限られるんですよね。平標山登山の時に、シャトルバス運行開始を待たずに路線バスで苗場に向かう人がいっぱいいたことを書きましたが、あの方々はキャンプサイトの平地を狙って早く会場入りしているのです。
まずは宅急便を受け取りに。キャンプ道具は事前に送ってました。ピラミッドガーデンの利用者は、近くの窓口で受け取って、帰りもそこから送ることができます。2つ送ってたんだけど、まず一つテントの入ってる方から受け取ってきました。
前夜祭から来てる人も多いので、結構テントが既に立っていましたが、なんとか場所を見つけてテントを建てました。建て終わったところでとりあえすビール買ってきた。
そしてこれが設営したマイテントです。
12,000円くらいで買えて、高さもあって設営も簡単です。今回、建てたのが2回目だったけど、骨組みだけなら15分くらいで建てられたんじゃないかな。
ピラミッドガーデンのテントにはこのバスを付けます。裏面には番号がついてます。ちゃんと係の人が見回りもしてましたよ。見えにくいところに付けてる人には注意してました。
テントには、アルミ製のペクが付いてますが、重い鋳造ペグが良いらしいので、中華メーカーの安いのを買いました。ペグは某雪峰のが良いらしいですが、価格が全然違うのでね。久しぶりにアウトドア用品色々探したけど、フィールドア以外にも中華メーカーのネイチャーハイク(この後1つ紹介します)やこのSoomloomが出てきて、買いやすくなりましたね。
ゆっくりしてから、もう一つのスーツケースを受け取りに行って、荷物の整理。
280というのは広さで、底は四畳半の広さがあります。コット置いても余裕。
このテントはインナーテントも付いてるけど、1回試し張りした時になんかゆるゆるで気に入らず、今回は使わないことにしました。
その分広く使えて良かったです。入り口にダイヤルキーもかけたけど、ものはスーツケースに入れて鍵かけて、それをポールにキーチェーンで繋いで、さらにAir Tag入れて防犯しました。高いテントではないので、狙われることはないだろうなと思いつつ、やれることはやりました。
あと、防犯用にセンサーライトも付けたんだけど、帰ってきてすぐライト点くのが便利だった。
キャンプするにあたり、ちゃんと寝られるかが一番不安だったので、ここは投資して、コットを買いました。
これのワイドタイプを買いましたが、もう普通に寝れます。家でも試しに寝ましたが、下手な敷布団よりいいです。急な来客時にも使えそう。
あと、マットも敷いた方がいいかなとこれも買いました。
シュラフは中国系のアウトドアメーカーネイチャーハイクのもの。これ、山小屋泊することがあれば、と思って買っていたものです。袋にもなるし、チャック全部外すと布団になって便利。圧縮するとめちゃ小さくなります。朝方は冷えますが、このシュラフを布団使いで被って寝てちょうど良かったです。タオルケット持って行こうかな、とも迷いましたが、タオルケットだけなら寒かったですね。
椅子はもともと持ってたフィールドアのヘリノックスタイプのやつ。ヘリノックスタイプの椅子は、折り畳まずに持ち運ぶ輩が増えたため、フジロック会場内では持ち込み禁止になりましたが、テントサイトやピラミッドガーデンでは使えます。
迷ったけどテーブルも買いました。これから普通にキャンプに行った時も使えそうなので。
もともとこのタイプも持ってましたが、こちらは食事用に使いました。2つ持っていったら使い分けできて良かったです。
インナーテントを使わず蚊帳もないので、虫対策も色々調べてやりました。
これを地面にぶあーとかけときました。
即効性のありそうなこれも購入。
夜はこれを点けて寝ました。
Seriaに売ってる蚊取り線香ホルダーで使ってました。これでキャンプ中に蚊に刺されることもなかったです。
そして、一番役立ったのがこれ。USBの扇風機。ちょっと大きめのを楽天のスーパーセールで980円で買ってたんだけど、来年はもっといいやつ持って行ってもいいなと思ってます。
小物関係はすべて紹介しきれないのですべては紹介しませんが、100均でも各社競合するかのようにキャンプ便利グッズ色々出してるので、探してるとなかなか楽しかったです。
テント内の小物はほぼ100均で揃えました。このかけやすい紐とか、
細々としたものを入れるボックスとか、
テントのポールに取り付けてぶら下げられるこれとか。
あと、テント用品じゃないけど、良かったのがこれ。このままテント内に置けて、そのまま捨てられるので便利でした。
フジロック期間中は、ピラミッドガーデンの終演の1時過ぎに寝る→5,6時に起きる→温泉に行く→朝ごはんとビール→二度寝→昼過ぎに会場へ、という流れで生活しておりました。
このため、夜テントに戻った時には体や頭を拭いてから寝ていました。
民宿に泊まっていた時にも、夜の時間帯はお風呂が混んでて入れないので(お風呂が小さくて2人ずつしか入れない)、介護用の体拭きで体を拭いて、お風呂は朝に入ってました。今回のキャンプでも寝る前に入りに行ったら混んでるので、朝起きてすぐ入りに行ってました。介護用の体拭きは100均でも売ってるけど、これは個装になってるので便利です。
頭もスッキリしたいので、これを使って頭皮や髪の毛を拭いてました。メンソールかなり効いててスッキリします。
歯ブラシも持っていってたけど、この歯磨きシートも良かったです。自分の手でやるので、歯ブラシで磨くよりスッキリするかも。ただし、丁寧にやればやるほど自然と唾液が出てきちゃうので、結局口をゆすぎたくなります。
これらのグッズは、今後登山で山小屋泊する時に使えそう。まだ使い切ってないので、これからも活用します。
そして、これらの荷物をどうやって送ったかというと。
このローラーバックで送りました。段ボールで送っても現地で運ぶの大変だし、どう送ったらいいんた?と悩んでいたところ、実家でこれを発見。昔、イギリスで鉄道旅行をした時に持ち運びしやすいじゃないかと思って買って、その後特に使わず実家に置きっぱなしにしていたのですよ。これキャンプ道具一式入れて送るのにピッタリじゃん!と持って帰りました。あと、衣類や細かいものはスーツケースに入れて、荷物2つで送れました。
ピラミッドガーデンへの発送は、自分の到着日の3日前まで、ということになってますが、普通のキャンプサイトの発送は前の週の土曜日(23日)までということになってるので、ピラミッドガーデンは、宅急便もちょつと余裕があります。
朝は3日間とも苗場プリンスホテルの「苗場の湯」に行きました。ここがピラミッドガーデンからは1番近いお風呂です。
4号館にあります。
料金は1,000円です。高いけど、洗い場は15個くらいはあって、リンスインシャンプーじゃないし、ドライヤーもパナソニックのいいやつだし、脱衣所は冷房効いてるし、冷水もあるし、至れり尽くせりで良かったです。
循環の温泉だしなーとあまり期待してなかった温泉も、ちょっととろみも感じるなかなか良いお湯でした。温泉に浸かるというより体を洗いに来ている人が多いので、湯船に長時間入ってる人は少なくて毎朝ゆっくり浸かってました。
ほんとは、旅館街の方にある雪ささの湯や御宿本陣にも行こうと思ってたけど、結局一番近い苗場の湯に3日間通ってしまいました。ほんとはこの記事のタイトルも「フジロックに行って苗場の温泉を満喫してきた」にしたかったんですけどね。
雪ささの湯はこの周辺では唯一の茶色の濁り湯なので気になる。来年は行こう。
御宿本陣は、朝食バイキングも頼めて、それが新潟の食材いっぱいで美味しいらしいので、こちらもやっぱり行ってみたかった。
ツアーバス専用のピラミッドガーデンでキャンプしながら、バス乗ってないじゃん、というところですが、ツアーバスは帰りに利用しました。苗場を11時に出発し、羽田空港に15時に着くバスで帰ります。
その前に撤収なんですが、ちょうど晴れてて大変でした。扇風機あてながらなんとか完了。宅急便も送って一安心。帰りの宅急便は着払いの受付で、伝票もいっぱい置いてあるので、それこそ受け取りに行った時にもらっておくと良いです。宅急便代は往復で1万円かかったけど、送るからこそ色々持ってこれたのでここは割り切るしかないかな。今年だけの投資したコストも含めて言えば、民宿に泊まるよりよっぽど高かったですが、来年からは安くなりますね。
帰りのバスは、満席でした。1人で乗っても、係の人がちゃんと同性の方が隣に来るように配席してくれます。途中、なんか暑いなー、と思ってたら、やっぱりみんな暑かったようで、他のお客さんが運転手さんに言ったら、外気温が暑くてフルにしてるけどこれ以上効かないと。この日の群馬、埼玉は37度とかだったんですよ。納得しました。
バスは、赤城高原SA、上里SAで休憩して、予定よりだいぶ早く15:15には羽田に到着しました。
空港に早めに着いちゃって時間を持て余したけど、フジロック会場では食べられなかったお寿司食べたり、
ピエール・エルメのパフェ食べたりして、久しぶりの羽田空港内を満喫。そして、18:15の飛行機で帰りました。
今年はほぼ雨が降らず、キャンプでも快適に過ごせました。来年もこんなにうまくいくかは分からないけど、またちょこちょこ装備をグレードアップして来年もピラミッドガーデンでキャンプしたいと思ってます。
最後にフジロック会場内の画像を。