高円宮杯プレミアリーグプレーオフ出場枠考察②

前回の続きになります。
今回は出場枠の考察を行っていきたいと思います。

以下大会要項からの抜粋です。

抜粋

この「2種各連盟大会における成績ポイント」の解釈がカギとなるわけです。普通に考えて該当する大会は高体連の2大会「高校サッカー選手権」「全国高校総体」と、クラブユースの2大会「日本クラブユース選手権」「Jユースカップ」の4大会と推測できます。
ここまでは問題ないんですが、問題はその期間(1年間or2年間)とそのポイント算出方法です。
この文言を見たときに、勝手に「過去1年間だろう」と解釈しました。
実際に過去3年間の出場枠と独自で作ったポイント表と比較してみます。

※過去1年間の成績を以下の通りポイント化
 優勝:24、準優勝:16、4強:12、8強:8、16強:4

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これも推測で、成績上位のみ反映させるだろうということでベスト8以上と、ベスト16以上の成績で算出。2017年と2019年は完全に一致しましたが、2018年のみ不一致の部分が。(1枠の北海道・北信越が中位に)
推測によってベスト16以上としていた部分があったので、全国出場チーム全てを対象にしてみます。

※優勝:24、準優勝:16、4強:12、8強:8、16強:4
 32強/GS3位:2、1回戦敗退/GS4位:1
 で計算

画像3

2018年はそれでも合わないし、2017年にも不一致が発生。これで「過去1年間の成績を反映」に疑問符が。
そこで過去2年間の成績を反映させてみます。

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過去3年とも、ベスト8以上・ベスト16以上の両方で完全に一致。
少なくとも過去1年間の成績で一致しなかった2018年は、過去2年間の成績で出場枠が決まっていたことが濃厚。
その前年である2017年も同様と推測できます。

ただ、2019年から「過去1年間の成績」に変更があっても不思議ではない(2019年は過去1年間の成績でも一致しているので)ので、2020年の枠考察は4パターンの順位を載せます。

プレーオフ枠

4パターン見事に順位がバラけましたので、3月の出場枠発表時にこのどれかに当てはまったモノが現在のポイント算出方法に最も近いということになります。

この仮ポイント表を参考に、2020年のプレミアリーグプレーオフの各地域の出場枠で確実に言えることは以下の通り。

◆高円宮杯U-18プレミアリーグプレーオフ2020 出場枠考察
・関東は3枠確定
・北信越は2枠以上確定、3枠の可能性も
・東海は2枠確定
・過去の例から東北・九州は2枠の可能性が高い
・関西・中国・四国のうち2地域以上が1枠になる可能性が高い
・北海道は1枠確定
・4地域が1枠となり、北信越が3枠になる可能性も有り

以上が2020年の出場枠考察です。
東海は高校選手権開幕までは1枠の筆頭候補でしたが、静岡学園の優勝により2枠を確定させたことになります。
過去の例から、2地域が3枠となったこともあるので、2位確定の北信越が関東と共に3枠となる可能性も残されています。

九州・東北は「過去2年間の成績」というのに変更がなければ2枠確保となりますが、「過去1年間の成績」に変更になるとどちらかが1枠になります。

注目すべきは関西・中国・四国のどこが1枠になるかという点。
このうち2地域が1枠となる可能性が高いわけですが、どこが1枠になるかで現在の算出方法がほぼ明らかになるので非常に注目しています。

以上で今回の考察は終わります。
文章が多くて読みにくかったかと思いますが、少しでも参考になればと幸いです。

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