J3のスタジアム照明問題
現在、J3のスタジアム基準に照明の設置義務はありませんが、これは2023年までの特例処置。
2023年のJ3クラブライセンス申請期限である2022年6月末までに設置しなければJ3ライセンスが交付されないことになり、J3から強制退会ということになります。
現在J3に所属しているクラブで、照明が基準に満たないのは以下の6クラブ。
ヴァンラーレ八戸 (来年2月設置予定)
いわてグルージャ盛岡(来年2月設置予定)
福島ユナイテッドFC
アスルクラロ沼津 (行政へ要請中)
藤枝MYFC (J2規格に改修へ)
FC今治 (J2規格の新スタ今秋着工)
この6クラブのうち、沼津、藤枝、今治は照明はあるものの明るさ不足でナイトゲームが不可の状況。
ただ福島、沼津以外の4クラブでは期限までに改善することがほぼ決まっているので、ライセンス取得へは問題なし。福島と沼津に関しても働きかけてはいるようなので、なんとか改善へ進めて欲しいと思います。
続いて現在JFLに所属し、来季のJ3を目指すクラブの状況も見ていきます。
ラインメール青森 (照明有)
いわきFC (いわきGF:照明なし、Jスタ:照明有)
ヴィアティン三重 (照明なし)
奈良クラブ (照明なし)
FC大阪 (改修で設置予定)
テゲバジャーロ宮崎(新スタに設置するか不明)
昨年こけら落としとなった青森のカクスタは既に問題なし。
いわきのJヴィレッジは照度が不明ですが、再稼働時に新たに改修(LED化)したようなので満たしてると思いたい。
三重、奈良は照明なし。三重は今回の改修でも照明まではさすがに設置してない模様なので、2022年6月までに更なる改修が必須に。奈良も同様。
花園第2グラウンドを改修するFC大阪は、パースにもしっかり照明が4基描かれており問題なさそうだが、今秋新スタジアムが完成するテゲバジャーロ宮崎のパースには照明がないので、こちらは果たして・・・?
三重、奈良、宮崎に関して言うと、仮にJ3に入会できたとしても「照明の設置計画」がないとなるといきなり強制退会の危機になってしまうので、現行のJ3ライセンスを満たすために動くのと並行して、照明設置へ向けても動く必要があると言えます。
今年初めに東京武蔵野シティFCがスタジアム問題で来季のJ3参入断念を発表しましたが、本拠地である武蔵野陸上競技場にも照明がないので、そういった事情も裏にはありそうですね。(2020年にJ3に参入できていれば、猶予が2年半あったが、2021年参入であれば期限まで1年半となってしまい設置が困難になると思われるため)
現在J3は照明基準がないため、しばしば夏場でもデーゲームというのがありますが、2023年シーズン以降はJ3も夏場はナイトゲームが主になると思われます。J3はそういった事情もあり平日開催というのが現状困難な状況ですが、それが可能になれば現在のチーム数でもリーグ終了後の入替戦やプレーオフが可能になるかもしれません
J2とJ3の入替枠については以前Twitterでも触れていますが、今後確実に拡大はされます。それがいつになるのかと言うのに、もしかしたら照明問題も絡んでいるのかも?と思ってもいます。
その辺のことについてはまた後日こちらでも書こうかと思います。
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