【ジュニアユース人吉】熊本県クラブユース(U-14)サッカー大会
1月9日から開催されました、熊本県クラブユース(U-14)サッカー大会の決勝トーナメントに、ロアッソ熊本ジュニアユース人吉(以下:ロアッソ人吉)が出場致しましたので、観戦に行ってきました。
(※この大会の詳細については前回の記事をご覧ください ↓ )
◯決勝トーナメント1回戦(※30分ハーフ)
1月9日(土)益城町総合運動公園
ロアッソ熊本ジュニアユース人吉 2-0 八代フューチャーズ
(前半0-0、後半2-0)
(得点者:菖蒲健介、白濱光人)
グループリーグを2位で突破したロアッソ人吉。
1回戦の相手は八代フューチャーズ。
昨年のU-15リーグでは、県2部南で全勝優勝を果たしている県南屈指の強豪チームで、新チームとなったこの大会でも、グループリーグを無失点の3連勝で突破している。
ロアッソ人吉は、前半から優位に試合を進めゲームを支配。
10番・白濱光人(こうと)くんが攻撃の中心であるが、右サイドで積極的にしかける9番・土屋蕾聖(らいせい)くんの突破も魅力的。終始ロアッソが押し込む展開ではあったが、前半は無得点に終わる。
後半開始早々、ペナルティエリア内からマイナスに出したボールを6番・菖蒲(しょうぶ)健介くんがダイレクトでシュートを放ちゴール!ロアッソ人吉が待望の先制点を挙げる。その後も中盤でのプレスで相手に攻撃のチャンスを与えず、安定した戦いぶりで試合終盤に11番・大平瑠偉くんループシュートを放ち、こぼれ球を10番・白濱光人(こうと)くんが押し込みゴール!2-0で勝負あり。ロアッソ人吉が快勝で準々決勝へコマを進めた。
◯決勝トーナメント準々決勝(※30分ハーフ)
1月10日(日)益城町総合運動公園
ロアッソ熊本ジュニアユース人吉 1-1 (PK 3-5)アスフィーダ熊本
(前半1-0、後半0-1)
(得点者:西門樹浬)
準々決勝の相手はアスフィーダ熊本。元・ロッソ熊本の松岡卓氏が監督を務めているチームで、県1部を戦う強豪チームである。
そんな強豪を相手にも、序盤から落ち着いて戦い優位に進めるロアッソ人吉。すると前半8分に、10番・白濱光人(こうと)くんの突破からGKをかわし、最後は1年生の西門樹浬くんが決めて早々に先制!その後も、昨日ゴラッソを決めた6番・菖蒲(しょうぶ)健介くんを中心に、中盤での争いでアスフィーダを圧倒し、ロアッソ人吉が押し込む展開が続いたが、なかなか追加点を奪えないまま前半を終えた。
後半に入ると、前半押し込まれていたアスフィーダが攻勢。前半とは見違えるような動きでロアッソ人吉ゴールに迫るも、身体を張ったDF・GKが踏ん張って得点を許さない。攻められている時間帯でも、落ち着いて対応しているように見えたが、後半14分に一瞬のスキからボールを奪われるとそのままゴールまで運ばれ失点。痛いミスで同点に追い付かれてしまう。
その後は一進一退の攻防でゲーム終盤、相手のボールを奪った10番・白濱光人(こうと)くんに、この日一番のビッグチャンスが訪れるも、GKとの1対1を防がれそのまま後半終了。1-1のままゲームはPK戦へ突入。
2本目を止められたロアッソ人吉に対し、全員が決めたアスフィーダが準決勝へコマを進めた。
ゲーム全体で見れば、ロアッソ人吉が支配したゲームであったが、一瞬のミスで結果がひっくり返ったという試合。ほとんど相手に何もさせなかった前半にもう1点取れなかったことが、最後響いてしまったなという印象でした。
準々決勝敗退という結果にはなってしまったが、既に実力は県内トップクラスのチームに引けを取らない力があることが分かった大会になったと思います。チームの印象としては良く声が出ていて、常にポジティブな言葉をかけあっていて好チームという印象。
そしてその中心にいたのが1年生のGK小園泰士朗くん。下級生ながら、最後尾から各選手に細かく指示出しをしており、非常に将来有望な選手という印象を持ちました。
実は彼を初めて見たのは、昨年の全日本U-12サッカー選手権の熊本県大会。所属する「ひとよしFC」から多くジュニアユース人吉に加入するのでは?との思いから、ひとよしFCの試合を観戦していたが、そのときも目立っていた選手。その時点でロアッソ人吉への入団も決まっているとのことだったので、非常に注目してた選手でもあります。既に身長も高く、小6時の県トレセンの16名、昨年のナショナルトレセンU-13にも選ばれており、これからの成長が非常に楽しみな選手。
その他にも攻撃の核である10番・白濱光人(こうと)くん、9番・土屋蕾聖(らいせい)くん、CKも蹴る攻守の要、6番・菖蒲(しょうぶ)健介くんも、非常に素晴らしい選手だと感じました。
今回、新人戦を終えたロアッソ熊本ジュニアユース人吉の今後の公式戦の予定は以下の通りです。
◆ロアッソ熊本ジュニアユース人吉(Aチーム)の公式戦
4月~10月:高円宮杯 JFA U-15 サッカーリーグ熊本4部人吉球磨
5月~6月:熊本県クラブユース(U-15)サッカー選手権大会
(※上位チームは九州大会へ出場)
11月:高円宮杯 JFA U-15 サッカーリーグ熊本4部 チャレンジ大会
(※3部昇格プレーオフ、熊本4部人吉球磨で優勝すれば出場)
上記3大会で、1期生は引退となります。
U-14(Bチーム)もリーグ戦参加の可能性もありますが、Aチームの公式戦はこの3大会のみとなります。4部人吉球磨リーグは、ほぼ間違いなく優勝すると思うので、問題はプレーオフを勝ち抜いて無事3部に上がれるかどうかと、5月からのクラブユース選手権で今度こそ上位進出をすること。
上位5チームか6チームに、九州大会出場の権利が与えられるので、新人戦ベスト8のロアッソ人吉はこれを目指していくことになります。クラブユース選手権には新人戦優勝のソレッソ熊本と、ロアッソ熊本の本家のジュニアユースは九州リーグ所属のため出場しないので、九州大会出場の可能性は大きく広がります。今度こそは九州大会出場を果たしてもらいたいところです。
昨年の豪雨災害で苦労も多かったジュニアユース人吉。なんとか報われて欲しいとの思いも強くあるので、今後もジュニアユース人吉の躍進を期待したいと思います!みなさんもお時間あれば、是非観戦に来られて下さい!
ロアッソアカデミーの各チームの応援をよろしくお願い致します!
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