LINEスタンプを作り続けて8年目の私が書く、「売れるLINEスタンプ」の特徴とは①
こんにちは!クリエイターのはせがわじゅんです。
今回は、久しぶりにクリエイターさん向けの記事を書いてみます。
私の今までの売上や、これからの目標等を記載しています。
LINEスタンプで車を買う!?マンションを買う!?
皆さんは、「LINEスタンプで車を買った」という記事を見たことがありますか?
noteにされている方がいましたので、引用させていただきます。
LINEスタンプを販売して始めたての昔の私だったら、「LINEスタンプで車を買うなんてありえない…」と思っていました。
LINEスタンプ1個の売り上げは、おおよそ31円と言われています。(※国などによって異なります)
31円が、積みに積み重なって車に…?
心のギャルも、「流石にそれはねーべ」って寝っ転がりながらRanzuki読んでます。
ただ、8年間販売を重ねるごとに
心の七三分けが、「工夫をすれば不可能な話ではない」と眼鏡をクイっとさせていました。
ただ、現状その仕組みを理解しているのに工夫が全くできてないので、頑張ろうという意気込みも兼ねてnoteにしようと思います!
8年間で売り上げは累計30万(売上表あり)
まずぶっちゃけてしまうと、今までポケーっとLINEスタンプを制作してて、売上など全く気にしていませんでした。売れたらラッキー🎶みたいな。
8年経ってやっと計算してみた結果、売上は累計にして8年間で30万弱でした。
いままで全くLINEスタンプを描いていない時期もあったし、年ごとの収入は本当にバラバラ。
計算してみると、こんなかんじでした。
2017年:販売点数:1個
1,096円(初めてLINEスタンプを販売したのは、2017/11/20でした)
2018年:販売点数:2個
22,272円
2019年:販売点数:3個
82,453円(個(個別販売):76,326円 P(プレミアム):6,127円)
※2019年7月にLINEスタンプ プレミアムのコンテンツが開始しました。
2020年:販売点数:1個
96,518円(個:72,607円 P:23,911円)
2021年:販売点数:5個
75,268円(個:49,496円 P:25,772円)
2022年:販売点数:4個
40,439円(個:28,209円 P:12,230円)
2023年:販売点数:3個
11,818円(個:8,527円 P:3,291円)
2024年:販売点数:2個
26,384円(個:21,897円 P:4,487円)
なんだか、改めて集計してみると「過去の私、頑張ってたんだな…」と自分を褒めたくなりますね(?)
特に2017年、2018年なんかは私はまだ高校生でした。
お父さんのタブレットを使って、アイビスペイントで指で描いて初めてデジタルでスタンプを販売したときは、すごく嬉しかったのを覚えています。
また、2019年から都内でデザイン系の専門学校に通い始めましたが、2020年は1年間休学をしていました。
コロナ禍で満足に対面での講義が受けられないこと、初めての一人暮らしで、慣れないこともあり体調を崩してしまったことによる休学でした。
休学中はバイトを2つ掛け持ちしてなんとかやりくりしていましたが、やはりその際のLINEスタンプでの収益はかなりありがたかったです。
私の現状について
とはいえ、現状ではLINEスタンプのみでは生活はできないような売上です。
私が改善していかなければいけないことを、3点にまとめました。
収益を上げるためのスタンプ自体の工夫や対策を何もしていないこと
宣伝活動・SNS告知などもほぼほぼしていないこと(発売しました〜のみ)
現状過去に売り上げたスタンプがちまちま伸びていることをいいことに、それ頼りの収益になってしまっていること
今後、フリーランスとして活動していこうと考えているため、
やはりある程度固定の収入として、収益をあげるための対策をしていかないとなと考えました。
今回のnoteは、上記の3点に着目していきます。
収益を上げるための工夫・対策について
・「文字で送るとちょっと重いな」ってことをスタンプにしたものが売れてる
まず、私の作ったLINEスタンプの中で売れているもの3選を発表します!
1位:好きなら本性出さないほうがいいよ(約9万円)
(このスタンプが、累計の3分の1を占めているという…すげ〜な)
2位:病んではないけど、元気もない(約8万5000円)
3位:意味分からんし金もない(約4万円)
このスタンプがランクインしてるのまじで屈辱的です
少々尖ったLINEスタンプのみ販売しているので、参考にならないかもしれませんが…
1位と2位のスタンプは、いわゆる「メンヘラ系」「病み系」みたいなジャンルです。
こちらは実は高校生の時に作ったLINEスタンプで、8年経った今でもぼちぼち売れています。(8年も過去のイラストが売れているというのは、イラストレーターとして若干恥ずかしいですが)
たとえば、「私のことなんてやっぱりどうでもいいんだ」って文字で連絡が来るのよりも、、
このスタンプを送るほうが、なんだかマイルドに相手に伝えられる気がしませんか?
私のスタンプは、そういった女性の心理的なものに刺さっているのかな?と感じました。
・LINE公式の「LINEスタンプ」のアカウントにピックアップされるための工夫
皆さんは、LINE公式アカウントから「○○さんの新作のスタンプが出たよ!」と通知が来たことがありますか?
いろいろ調べてみたところ、火曜と金曜に配信がされているらしいです。
月曜の夜や火曜の朝にリリースすると、そのお知らせにピックアップされず、その通知からの購入がゼロになってしまうとのことでした。
1日間を空けて考えると、日曜や水曜にリリースするのが良い感じのタイミングかな、と思いました。
・まずは数を出す(32個以上で)
いちばんはやっぱりこれかな…
今までこのスタンプバズってるな…!と思ったもので、作者紹介ページに飛ぶとだいたいは100〜500点ほどLINEスタンプを作っていました。
わたしは1個1個のLINEスタンプに、結構な時間を費やすことが多いです。
昔のスタンプなんかは40個違うデザインで作っていました。
でも、どれだけ頑張っても売り上げは1個30円。
使いまわせる絵柄は使い回して、制作時間の見直しをした方がいいんじゃないかな、と思いました。
例えば、これなんかは結構同じ素材を使い回してます。
でも、小道具を持たせたり、表情を変えたり、手の形を変えたりで、、そんなに「おんなじの使い回してんなあ」感は薄い気がします(そんなことなかったらごめんなさい)
なのでLINEスタンプを作るときは、
腕と表情のデータはあらかじめ別レイヤーになるように必ず分けて作っています。
他にも、LINEスタンプは8個、16個、24個、32個、40個から作ることが可能ですが絶対に32個か40個で作るようにしています。
これは単純に、わたしが8個しかないLINEスタンプに購買意欲が湧かないためです。(貧乏性なので、たくさんの種類が入ってるスタンプの方がそそられます)
何かを作るときには、まずは「自分自身もときめくか」も割と基準に考えているので、その感覚は大事にしています。
長くなっちゃったので、②に続きます