見出し画像

資本主義社会、SNS社会に一石を投じよう

こんにちは、プリンセスです🙌

巷ではやりの

「7日間ブックカバーチャレンジ」。

私もやってみました。

そして最後に紹介したのはこの本。

「服を買うなら、捨てなさい」


著者

筆者は、人気・実績ともに申し分ないスタイリスト。女性なら大半が知っている女性ファッション雑誌で活躍している。


この本の中で彼女が提示したopinionの中で、私が特に共感したものについて少し。

バリエーションの呪い

特に女性に関して。

何故か、いつも同じ(ような)服を着ていることに引け目を感じることはないか?

私も大学生のときに、周りがいつも違う服を着ていたり、常に服を購入していたりしていて、正直、すごく戸惑ったのを覚えてる。
私なんかいっつも同じ(ような)服を着ていて、
「これはもしやダサいのか!?」
「時代遅れ!?」
「大学生たるものいろんな服を着こなしてなんぼなん!?」
「じゃあ私って、もはや生ける化石!?」
、、など、今考えればくっっっだらない妄想に取りつかれ、
数を増やさなければと大量に服を買っていた。

(あの時のお金、半分でもいいから返ってきてほしい)

でも、気に入ったものなんてほんの一握り。
結局はそれを着る。

だって身につけていて気持ちいいんだもん。

それにたどり着けたのは、社会人に出る少し手前くらいだった。
社会人になってからは、自転車通勤だったし、病院に行けばナース服に着替えるので、そこまで毎日見た目を気にしなくてもいい=バリエーションの有無を気にしなくていい。
夏はちょっと値段は高いけれどお気に入りのワンピースが3着あれば十分で、
冬もお気に入りの黒のウールコートとお気に入りの黒のショートブーツで毎日通勤していた。
それぞれ4万円、2万円弱くらい。
でも毎日着てたら、元はとってるやろ。

ほんま恵まれていたなあと思う。

というのも、確かにOLの友だちはすごく大変そうだったから。
特にスーツじゃなくて私服でいい会社に勤めている人は。
なんとなくだが、彼女たちはずっとバリエーションを気にしていたように思う。

元凶・SNS

SNSもこの片棒を担いでいる。
SNSの進化は近年、目を見張るほど。

有名人・芸能人は一般peopleにとって昔よりかなり身近な存在になっている。もはや、彼らの本日の朝ご飯メニューさえも知っているレベル。
溢れる情報。overload。

今まで遠い存在だったのに、いきなり近くなっちゃったものだから、
芸能人を自分と同じ世界の人だと勘違いする。


大学入学したころに、電車でマナーもなってないようなギャルOLが「○○(芸能人)と同じバッグ買っちゃった~」と某超有名海外ブランドの鞄を友だちに見せびらかしているのを見た。仲間入り達成!的な。
てか、それ、そのブランドの品位落とすのでやめてもらえません?って思ってしまった。
そしてそのとき思った。
そのブランド買ったらあなたと同じ人間になってしまいそうだから、
絶対に買わへん。と。
(脱線)


要するに、自分も同じ生活をしようとする、できるはずだと思ってしまう。
芸能人が持っている物に憧れ、自分を投影しようとする。
キラキラSNSに惑わされ、そのキラキラ世界に自分も仲間入りできると思ってしまう、仲間入りしようと試みてしまう。
物が溢れているあの世界へ。
リカちゃん人形のように次から次へとお着がえできる世界へ。

芸能人の真似が悪いと言いたいわけではないし、ブランド物の購入が悪いわけではない。現に私もいくつかは持ってるし。

でも、分別がつかなくなってしまうのは論外だし、それに感化されすぎている気がする。もう少し考えようや。

彼らは別次元ですから。
彼らはそれが仕事ですから。

社会からの理想像

なんで、求められるんでしょうね、
特に女性に。

アダムとイヴなんて裸一着(って言うのか?笑)で十分暮らしてたのになあ。

もちろん、この呪いが好きな女性はそれでいいと思うし、バリエーションが多くなっても着こなせる人はいいと思う。

けれど、世の女性全員に求めるのはね、どうなんやろ。
しんどい人もたくさんいそう。

そんなあなた。
これを読んだら、呪いから解放されること間違いなし。

服を買うなら、捨てなさい
---地曳いく子/宝島社/2015年

Bon après-midi☆

いいなと思ったら応援しよう!

プリンセス
記事を読んでいただきありがとうございます✨いただいたサポートは今後の語学学習と図書の購入に使用させていただきます。