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自分用【備忘録】Cape Toi, Ayamaru



1. はじめに

僕の場合何も考えずに曲を作ると夏っぽい曲か変拍子の曲になることが多いんですが、これは前者です。メロディは10代の頃作ったものです。最初はバンド編成でサビだけストリングス入れる予定だったんですが色々あって今回のアレンジになりました。
今までインストメインで作ってたので、実は初めて作編曲した歌ものになります。スケッチ程度で一部だけとかなら何曲もあるんですが。。。

2. 歌詞

人生初の歌ものなので、まともに歌詞書くのは初めてでした。
クオリティはあれですが、とにかく今は完成させるのが目標です。
でも一度筆が乗ると思ってたより楽しかった。やっぱり締め切りがあると捗ります。全てのことに締め切りを設定してくれる専用の人が欲しい。。。

こういう系の歌詞を書くのは人生後にも先にもこれきりかなと思っています。きれいな景色を想像しながら書きましたが、ほかの解釈ができるようにも作っています。
次からはよくわからん歌詞かまともにロックな歌詞を書きたいです。

真夏のシリウス観察 見つからないさ
そう 尻尾に隠れて
息継ぎ風に溶けて しぶきはじけた
今もなびいているのか

青を分かつ線は途切れることもなく
どこまでも続く
きっとこの先もいつまでも繋がったまんまで

海を撫でた風が揺らす
ざわつく大きな器
落ちて雨粒レンズ 遠くがうつって見えたらいいな

たなびく霞去って
冬を引きずる夏はあつい こすれて
息づく風をなぞる 沈んだ尻尾
どこまでいったろう

ずっとずっとずっとずっと境目は遠く
二つの色 水を垂らしてさらってぼかしてしまおうか

凪いだ海が揺れる
映す澄んだ空気 無数の星
夜が照らす無機物越えて
気ままに旅していてね

海を撫でた風が揺らす
広がる大きな世界
落ちて見上げた空は
高く 雲と光散りゆく

3. 編曲

シンセ使う系の曲作るとなんかごちゃごちゃして日本のアイドルっぽくなってしまうことが多く、今回も最初そんな感じになってしまっていたのですが、頑張って工夫しました。

まず、楽器数をなるべく減らしました。加えてコード楽器もアコギ1本のみにし、Aメロはなし、Bメモもほぼブラッシング、サビだけストロークとしておりコード感をあまり出さないようにして今っぽくしています。
こういうことをして今回初めて気づいたんですが、あまり小節ごとのコードって意識しないでもいいのかなと。コード鳴らしていなかったら歌のハモリ作るときとかにアボイドとかそんなに意識しなくてよかったんですよね。一音ごとにコードが変わるって考えでも良いかもしれない。

それから、主役を決めました。
この曲だとベースを主役を設定しました。途中で主役交代してもいいですが、今回は間奏以外はベースを主役としています。
ただ、主役といっても音量上げて目立たせてるだけだとただその楽器の音量がでかいだけなので、動くフレーズ+オクターブ上でレイヤーして目立たせるようにしています。またレイヤーは音色も多少変えています。シンセはMassiveですがプリセットから作ってよりブリブリさせましたが、レイヤーの方はブリブリ感を抑えています。
フレーズについても今まではメロディ以外は合いの手みたいに入れるのが基本だと思っていましたが、令和感を出すためにBメロではボーカルとユニゾンっぽくなるような感じで入れています。

リズム隊はハイハットをTrapっぽくして今っぽくなるようにしています。キックとシンバルの音域がそのまま曲の音域となるらしいので、アレンジの段階から音色選び&軽くミックスしながら進めました。
また、キックとスネアとハイハットの音量割合でジャンル感が出たりもするらしいです。さらにリリースの長さも重要で、キックもスネアもアタックなるべく削ってリリース長くしたやつとレイヤーして調整しています。リリースが長い方が目立ちますが、長すぎると複数音鳴った時に飽和しちゃったりもするので聴きながらの調整です。
DTMやっていると気づきやすいことの一つが音の長さの重要性だと思います。リズムというと、アタックのタイミングに気を取られがちですが、意外と音の長さが大事だったりします。ちょっと長さ変えるだけでノリが変わったり目立つようになったりなんか良くなったりとかします。ベースではちょいちょい意識していたんですが、打楽器系では全然考えていませんでした。今回から考えていきます。

最後のサビ頭ではキメを意識しました。
でもやっぱりなんか「抜く」という発想というか技法がなんか苦手というかめんどくさいと思ってしまうのですが、途中でリズム変わったりとか消えたりとかの変化はかっこよさに直結すると思うので今後はもっと意識していきたいです。
本当は2番で一部1番とはコード変えたりしても面白いんでしょうが、ついついめんどくさがってしまう。まぁ次回以降の課題ということで。

あとあやまる岬もイメージしているので、サビでグイン使って歌いたかったのですが、歌えないのでメロダインでなんとなくそれっぽくしているつもりです。でもメロダイン使わずに(グインではないけど)それっぽく歌えたのが1回1箇所だけあったのでそれはそのまま使ってます。

4. ミックス

にんげんっていいなのときと同じ感じでやりました。
キックは基音より倍音あげた方が目立ちやすくなるし、音量の容量取られない。

5.メロダイン

メロダインでピッチ補正はもちろんしていますが、今回はタイミング補正も頑張りました。メロダインは罠というか見た目の一音の始まりと実際が違ったりするので自動だとなかなかぴったりにならず、一音一音確認しながらの手調整となります。今回からツールのショートカットを使ったところ大分やりやすかったです。

メロダインでの修正が終わってから全体で聴いてみると、なんか歌のリズムが合っていないように聴こえます。ハイハットとかキックのフレーズのリズムと被っているとそっちにつられてしまうことがあり、そういう時は16分音符を一部抜いて8分音符とかにすると良いんですが(特にハイハットは耳につきやすいですし)、今回は単に歌が下手なだけだったので頑張って調整しました。

ハモリも最初はメインボーカルをコピーしてメロダイン で作っていたのですがオケに混じるとわからないけど単体で聴くとかなり機械音っぽいので録り直しました。めんどくさいからほかの人はどうしているかが気になります。

最後全部できてから2mix書き出してなんとなくスマホで聴いてみると補正しているはずなのに歌が超絶下手に聞こえました。ヘッドホンで聴くとそんなでもないのに。これはなんかそういうものらしいです。スマホから聴こえるのが下手であれば下手なのが正しい。
なので再度調整しました。
適当にしていたところも全部調整しないといけなくなったので、これはかなり勉強になりました。この音が合ってないと思っていじってもなかなか合わないところは実はその前の音のせいで合ってなく聴こえてるだけなので、前の音をいじると解決したりとか。

スマホチェックは今後もしていきたい。

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