MIRAISKIRT⁺ 単独ライブ vol.3 / 2020.9.20@京都メトロ
2020年9月20日。4連休を迎え旅行者の姿も戻り始めた京都。
この街を中心に活動しているアイドル『ミライスカート⁺(プラス)』の単独ライブが、神宮丸太町駅直結のライブハウス:京都METROにて開催された。7月より連続開催の3回目、もはや"定期ライブ"と呼んでも過言ではない。毎月京都のこの場所で彼女に会える…遠征ファンとして、それが何よりの幸せである。
事前告知にて、今月のライブでも、1stフルアルバム『C³Tones (シー キューブド トーンズ)』収録曲の初披露を行うとのこと。少しずつ見えてくるアルバムの中身、今回も期待に胸躍らせながら開演を待った。
開演直前より、影ナレでライブ中の諸注意。今回ライブも同時配信あり、画面の向こう側に陣取る参加者の皆さんへもコメント。会場内は今回もマスク着用・コール禁止ではあるものの、距離を保った上で体揺らしたり振りコピを行うのはOKである。
暗転からoverture、1曲目の『逆境ガール』でライブスタート。イントロで軽いMC、フロアの手拍子を入れるタイミングも手慣れたもの。勢いづくリズムとステージのまりちゃんに惹き寄せられて熱気も増してゆく。
「前回ライブでは"灼熱"だったけど、今月はもう涼しくて。玄関を開けたときの、風の味が…秋、じゃない?伝わる?」という、独特な表現(褒めてます)を織り交ぜたMCから、2曲目の『タイヨウの季節』へ。初めて聞いたのが夏場であったり、曲名からもなんとなく"夏曲"の印象があるが、詞を追ってみればとにかく彼のことが好きな彼女の歌。どの季節もキラキラの太陽とともに\大好きだよ/と、ステージへ(今はまだ心の中で)叫びたいものである。
可愛らしさある振り付けも魅力な『Rocket Love』、サビで一緒に踊れる振り付けの『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』と続く。ところでこのブロック3曲とも、自分が思い浮かべる映像の背景が"青空"だったことに気づく。タイヨウは爽やかで透明感高そうな青空、ロケラブはおとぎ話風でパステルチックな柔らかい青空。キラレボは原色に近い、抜けるような青空。どれも見上げると笑顔になれる空である。9/20、"空の日"の開催にピッタリのブロック。
コール禁止という原則を忠実に守るファン。しかし質問に対する返答も発声なし…という状況にやや痺れを切らしてきたのか、まりちゃんより「ちょっと(声が)漏れるくらいならいいと思います!開演前におしゃべりとかしてたでしょ?あれくらいなら」と。これにより徐々に"小声出し"が解禁されてゆくことに。
落ちサビでフロアがしゃがむ"シッティングケチャ"というワードが出たり、最近は座りライブが多い?といったライブ様式の話にも触れる。演者さんがステージから見て感じる、フロアの風景の話もまた興味深い。
※あくまで自分が通う範囲内で感じたのですが、関東…東京エリアで開催されるアイドル等のライブイベントでは"座りライブ"は少ない、かな。大まかな立ち位置がフロアに貼られていて、客はその位置付近で立つ、というスタンディング形式がほとんど。関西では座りライブが多いのかなぁ。
続く5曲目は『Melody』。語りかけるように入るイントロから、いつも彼女の表情に釘付け。しっとりとした感情、空気感が伝わってくるのがとても心地よい…ちなみにこの曲、個人的には"イチョウの木が色づいて落ちる"秋〜晩秋あたりの映像が目に浮かぶ。まさにこれから一番、この曲が似合う季節を迎える。
儚く終わった前曲から打って変わり、太い低音で始まる『コ・イ・ハ・カ・プ・チ・ー・ノ』へ。Bメロ〜サビの4つ打ち、カラダ揺れる感がたまらない楽曲。普段あまりやらないのが惜しいのだけど、だからこそのアガり感、なのだろうか。とにかく好きな一曲。
7曲目は『ミーゴ!ゴミーゴ!』。コール&レスポンスができない現状が残念だが、ステージからは「目で訴えて!」とのお達し。会場全体から"\俺がする!/(ゴミ処理)"という視線がステージ上のまりちゃんに注がれていたのであろう。
MCにて、ここ京都METROでは初めてのアルバム発売を告知、そして来月10/11のアルバム発売当日に単独ライブvol.4の開催も発表。そしてなんと、完成したアルバム現品もステージ上から初お披露目!こうして形になっているのを見るのは本当に嬉しくて感慨深い…最近は配信限定でのシングル/アルバム発売も多い中、こうして盤を作ってモノを届けてくれることのありがたさ。まりちゃんも触れていたが、歌詞が全曲記載されているブックレットの厚み、自分も早く手にとって感じてみたい。
「芯は変えず、いろんなタイプの楽曲に挑戦していく」スタイルで増えてゆく新曲。続く8曲目は"今までのミラスカにはない"新しいタイプの曲『Moving Light』が初披露された。曲の雰囲気が過去にないくらいの大人っぽさを彩るも、それでいてミラスカの音はしっかり感じられる…と。イメージとしては夜、それも都会の灯りというかクラブとスポットライトというか、"人工のライト(光)"に照らされる姿。そしてそれに合わせて緩やかにカラダ揺らして踊る…とても心地よいリズム、自然と体が動く曲だった。
まりちゃんの振り付け、視線。とても魅力的で吸い込まれる美しさ。序盤のロケラブとはまた対極的な楽曲ではあるけど、どちらも最高のミライスカート⁺、児島真理奈のパフォーマンスであることに間違いない。
※自分は過去に、同じくagehaspringsがプロデュースしていた"Faint⋆Star"というグループ(現在活動休止)を応援して通っていました。今回この新曲を聴いた時…その当時の感覚やステージの光景を思い出しました。なんとなく…だけど、この曲が持っている色が、F⋆Sの楽曲と似てる…って、直感で。もちろん嫌ではなく、むしろ歓迎。自分への私信じゃないかって思うくらいです。笑
MCを挟んで次の9曲目は「日曜日の3時が舞台」という『君が決めていいよ』。9/6にツイキャスにて開催されたライブで一部披露、先週京都にて開催の別ライブイベントにてフルサイズ披露されていたのだが、自分は今回がフルで聴くのは初めて。この曲もとても明るく、ウキウキと弾むようなイメージが楽しい。デートをしている二人のやりとり、『タイヨウの季節』に出てくるカップル/女の子とはまた違うタイプの愛情表現を、しっかりキャラクターを歌い分けて表現できる彼女もまた素晴らしいと思う。
10曲目はアルバム収録の『パッセンジャー』。早くこの曲を聴きながらターミナル駅を歩いたり、流れていく景色や踏切の音を感じながら旅したい…それも来月叶うんだ!という嬉しさ。京都ではないが、関空に下りて南海で難波へ、という時にぜひ聴きたい曲である。
MCを挟んで、ラストスパートへの4曲連続!
まずは「志賀高原で、芝生に座ったみんなを前に、満天の星空の下」というイメージの『カガヤクイノチ』でスタート。世界観がとても好きなこの曲も、早く歌詞を読み解きたい一曲。彼女の優しい声、そこに載る言葉がどのような息遣いをしているのか…。
まりちゃんも冒頭話したが、この曲も自分の中では"夜"のイメージ。同じ夜感あふれる印象の『Mirror Ball』、そして今回披露された『Moving Light』は都会的で人工的、人間の匂いを感じる曲だが、このカガヤクイノチは世界を超えて包みあふれる愛情というか。満天の星、一粒一粒が大切な命で、それらがキラキラと輝いている世界…まりちゃんの想いが注がれて、さらに明るさを増してゆく。この曲、早く海外に届いて伝わると、嬉しい。
12曲目、歌い継がれるミラスカのアンセム『ナモナイオト』。この楽曲もagehaspringsプロデュース、全く色褪せることのない素晴らしい音。そして次は『メグリメグル』、ステージもフロアも駆け上がるようにテンション再上昇、その頂点へ達して『COSMOsSPLASH』。静から動へ、優しい気持ちから熱い躍動感へ繋ぐブロック、とても心地よかった。
最後のMCにて、11月の生誕ライブについて発表。他アイドルさんのバースデーライブへご招待されたり、ただこういう時期だからどうしようかと。悩みに悩んだ結果…11/7に"たまたま"京都METROを抑えられそう、とのことで開催決定!やはり生誕月のライブ、ファンにとっては特別感の塊。「来てくれるだけで嬉しいから」と言われても、この状況の中でも祝えること、11月もここに来られることの嬉しさ。
ちなみに、MCで触れた"今日、メトロ香ばしくない?"は、自分も入場するときから感じていました。アロマかお香、いつもとはちょっと違うものなのかな、程度ではありましたが…匂い好きなので、あまり違和感は感じず、でしたが。
本編ラストは、新世代…ミライスカート⁺の勢いを象徴づける一曲になるのかな、と思う『SPARK 4 PATh』。疾走感、勢いと共に"爽やかさ"も感じられるこの楽曲が、これからのミライを切り開いてくれる…そう感じながら、大好きなリズムに体揺らしてライブ本編は終了した。
鳴り止まない手拍子に呼ばれてステージへ戻ったまりちゃん、アンコールは『鉄則Aライン』と『あなたとなら』。フロアとのコール&レスポンス…現状だと"クラップ(ハンズアップ)&レスポンス"とでもいうのだろうか。今回もフロアから上げられる手、リズムに揺れる様子は壮観。最後にしっとりと、大切なファンへ向けて歌ってくれる姿に笑顔で、本日の公演は終了した。
今回はアルバム現品の披露に加え、11月の生誕ライブ開催の発表も。毎回必ず"いいニュースを届けたい"という彼女の思い、本当に毎月続いていて嬉しい限り。来月のアルバムリリースからも、幸せな日々が続きますよう…。
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ライブ当日から1週間を過ぎ、"アーカイブを見て書き起こしたメモを見ながら思い出して"レポートを書くという作業。でもそれは全く苦行ではなくて、むしろあの日の光景をまた"脳内で"楽しみつつ綴れる、幸せいっぱいの時間でした。
来月のアルバムリリース、そして11月の生誕ライブ…彼女だけが大好きなファンとして、待ち遠しい未来の予定が発表されていくことが本当に嬉しいです。彼女も言っていたように、たくさん思い出作っていけますように…。
ライブ後、打ち上げに向かう途中。鴨川の空は夕焼けに染まっていました。
あなたとなら、どこまでもいつまでも。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2020.9.20(空の日)
MIRAISKIRT⁺単独ライブ vol.3
@京都METRO
0.overture
1.逆境ガール
- MC -
2.タイヨウの季節
3.Rocket Love
4.キラ☆ヒラ♡レボ★エボ
- MC -
5.Melody
6.コ・イ・ハ・カ・プ・チ・ー・ノ ( 1 chorus )
7.ミーゴ!ゴミーゴ!
- MC -
8.Moving Light ( 初披露新曲 )
- MC -
9.君が決めていいよ
10.パッセンジャー
- MC -
11.カガヤクイノチ
12.ナモナイオト
13.メグリメグル
14.COSMOsSPLASH
- MC -
15.SPARK 4 PATh
En1.鉄則Aライン
En2.あなたとなら