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イベント参加に挑戦しました~イベントソーシング・CQRSフレームワーク「Sekiban」を知ってもらうために

23年12月にイベントソーシング・CQRSフレームワーク「Sekiban」をOSSとして公開したことをきっかけに、数々のイベントに参加させていただきました。

オンラインイベント(登壇)
・.NETラボ 勉強会
Fukuoka.NET Conf 2023
・Open Source Conference 2024 Online/Spring
・Nextbeat Tech Bar
・.NET Aspireイベント C# Tokyo
・吉祥寺.pm36【オンライン】

Youtube、Podcast(ゲスト参加)
・London Tech Talk(Podcast)
・Youtube | Coffee with Azure Cosmos DB

現地参加イベント
オープンデベロッパーズカンファレンス(ODC)2024【出展あり】
・アーキテクチャConference 2024【出展あり】
・CQRS+ES カンファレンス2024【登壇のみ】

イベント参加に関わった弊社のメンバーのほとんどは、一般参加者としてイベントに行くことがあっても、自分たちが登壇したり出展するのは初めての経験でした。

特に、私たちが取り組んでいるテーマ、イベントソーシングや「Sekiban」が受け入れられるのかという不安、イベント参加の準備をどうしたらよいか?など、分からないこともたくさんありました。

それでも、イベントソーシングの可能性や「Sekiban」の有用性を、よりたくさんの方に知ってもらうためにイベント出展していくことを決めました。昨年1年間、イベント参加に取り組んでよかったと思えること、これからの課題も見えてきましたので、記事にさせていただきます。

イベント参加のきっかけ

23年12月に自社でイベントソーシング・CQRSフレームワーク「Sekiban」をOSSとして公開したことが、イベントに出展していくことになったきっかけでした。「Sekiban」はクライアントのために品質の高いアプリケーションを開発して、開発効率を向上させるツールの一つに実際になり得ます。

イベントソーシングやSekibanについては、テックブログZennやX(Sekiban公式のX開発者CTO高丘のX)で発信していますので、でひご覧ください。

OSSとして公開して終わらせるのではなく、イベント参加することで、イベントソーシング・CQRSに関心を持たれる方に知ってもらうこと、実際に体験するきっかけを作りたいと考えました。

そして何よりも「良い技術を広めて業界全体でベネフィットを共有する」ことは、私たちのモットーでもある「共に創る」に沿うことでもあります。

そのために、23年末から開発者がイベントに参加して登壇していくことになりました。

参加したイベントについて

思い出が残ることになった参加イベントの中から幾つかを紹介します。参加したすべてのイベントについては、弊社のお知らせアーカイブからご確認いただけます。

ポッドキャスト「London Tech Talk」

23年12月「London Tech Talk(Podcast)DDIA Ch11」の回にて、高丘が参加し、当社と「Sekiban」の紹介、社内の輪読会「book club」の取り組みや、note記事「ITエンジニアの読書について」も話題に取り上げていただきました。この回が記念となる初めての社外での活動になりました。

.NETラボ 勉強会 

24年1月の勉強会で高丘が登壇し、「C# とAzure Cosmos DBで簡単にイベントソーシングを始められるSekibanのデモ」のトークとライブコーディングをさせていただきました。この回の参加がオンラインイベントでの初めての登壇になりました。その後も .NETラボ 勉強会で登壇させていただくことになりました。

Open Source Conference 2024 Online/Spring

24年3月のOSC2024にて「貴重なデータ、捨ててませんか?OSSで始めるイベントソーシングのススメ」のテーマで、トークとライブコーディングをさせていただきました。このイベントでSekiban開発者のマネージャー川江が初登壇し、以降高丘と一緒に登壇に取り組むことが多くなりました。

Youtube | Coffee with Azure Cosmos DB

24年4月「Coffee 27: Event Sourcing & Azure Cosmos DB with Sekiban Framework」の回にCTO高丘が参加しました。全編英語ということで印象深いイベントになりました。

オープンデベロッパーズカンファレンス(ODC)2024

24年9月「 オープンデベロッパーズカンファレンス(ODC)2024 」にマネージャー川江とCTO高丘が参加しました。ODCの参加が初めての現地イベント出展となりました!関わる分野について経験がある方の講演を拝聴することができたこと、実際にお会いする貴重な機会になりました。

ODC参加後、社内レビューの抜粋
・イベントに出展者・登壇者として初めて参加し、純粋に経験値を積めたことが良かった。
・「Sekiban」という名称だけで何者かを理解してもらえる存在ではないので、 ブースを出すならもっと具体性のある展示・パンフレットを用意したい。
・今後の登壇や出典の戦略を立てるために、技術力について自分たちの立ち位置を勘違いしないようにして、自分たちの得意・不得意を改めて整理したい。

ブースの様子

吉祥寺.pm36【オンライン】

24年9月「吉祥寺.pm36【オンライン】」で、CTO高丘が「そろそろ イベントソーシング ・CQRSを使ってもいい頃なんじゃない?」のテーマで、イベントソーシング・CQRSについてのアンケート結果の詳細も扱いました。このアンケート結果は、今後の登壇内容を参加者にとってより有用なものとするのに役立つものになりました。

イベントソーシング・CQRSについてのアンケート
・統計情報(アンケート回答の背景まとめ)
・良いところ、悪いところ
・成功のために必要なもの
・フレームワークの使用に関して
・使ったことのない方からの疑問や質問

アンケート結果はZennで公開している登壇レポート記事からご覧いただけます。

 アーキテクチャConference 2024

24年11月「 アーキテクチャConference 2024」でSilverスポンサーとしてブース出展しました。CTO高丘が現地で登壇して、「イベントソーシング・CQRSで、ドメイン駆動設計をシンプルかつ柔軟に実践する」について45分のセッションを扱いました。このイベント出展には「Sekiban」のスポンサー・株式会社 ジャパンテクニカルソフトウエア様からのサポートをいただきました。

ODCのレビューを元に改善したこと
・パンフレットは会社案内とSekiban紹介に分けて用意した。
・「Sekiban」への関心を高めるために、Githubにスターをしてもらキャンペーンを用意した。
・ブースに入るメンバーの準備(イベントソーシング、Sekibanについての説明用意)

アーキテクチャConference 2024で起きたこと
・会社案内 200枚お渡し
・Sekiban資料 約250枚お渡し
・ブースに来てくださった人数 250ー300名
・Sekibanについて数分以上説明ができた人数 100名程度
・イベントソーシングに強い関心を示された人数 50人前後
・Sekiban自体の使用に関心を示された人数 20人前後
・Sekiban Githubキャンペーン結果、Github Star +83

アーキテクチャConference 2024参加後、社内レビューの抜粋
・「Sekiban」がOSS であることに対するポジティブな反応。会社の技術力の宣伝になること、フレームワークの品質を高めるために社内で使うだけに留めず幅広いフィードバックをもらいたいと思っていること、将来的にはこの技術を柱としたコンサル業務にも繋げていく目標を伝えられた。
・CQRS / イベントソーシングについて、誰かと話したいけど話す相手や場がない方は少なくない印象を持った。
・実際に実装したときのイメージを持ってもらうため、今後はより具体的な実装例や導入に関わるコストも示していきたい。

ブースの様子
たくさんの方にSekibanを知っていただく機会になりました。

Zennで公開している当日の詳細なレポート記事もご覧ください。

まとめ:次のステップを考える

1年間イベント参加に取り組んで、最初に抱いていた不安は今後のステップになったと感じています。

「イベントソーシングや「Sekiban」が受け入れられるのか」

日本では一般的に話題に上がりにくいテーマを扱っていますが、関心を持っている方、可能性を感じている方が、私たちが想定していたよりも多かったと感じました。そのような方と実際に会って意見を交換する貴重な機会になりました。

今後は、より具体的な活用方法や、私たちが実際に使用した事例を紹介していくことで、幅広い方に受け入れてもらえるように活動をしていきたいと考えています。

「イベント参加の準備をどうしたらよいか」

実際に出展する場合は、ブースについて主催者から丁寧な案内をいただけるので、それに合わせて準備できました。参加するイベントで扱うテーマや参加者に合わせて、パンフレットなどの資料を用意することが大切だと分かりました。

オンライン・現地の両方で参加し、時にはライブコーディングを行うこともありました。登壇経験者となった高丘、川江にどのようなことを意識して準備したのか聞いてみたいと考えています。この内容は別の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!

1年間数々のイベントに参加して、今後「イベントソーシングの導入を考えています」「Sekibanを使ってみました」と言ってもらえるように活動してきたいと改めて感じることができました!今後、オンライン、または現地のイベントでお会いすることがありましたら、ぜひお声がけくださると嬉しいです。

お知らせ

2025年3月14日(金)に初めてオンラインイベントを開催します!「イベントソーシング・CQRS」をテーマに、イベントソーシングをすでに使っているという方だけでなく、ちょっと関心があるという方まで、ぜひご参加いただけると嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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