【家探しで失敗したくない貴方へ】オープンハ○スの戸建を契約して救われた話
こんにちは。
窓際界隈で家づくりを支援したがっているジンジマンです。
note盗作が一部界隈で賑わっていますが一言一句自身で書いていますので安心してご一読ください。
今回のnoteでは、私の失敗談を全力でお伝えします。失敗は成功のもとです。ぜひ、あなたの糧にしてください。
約5,800字ちょっとです。5-10分、SAKっと読める内容に仕上がりましたので、隙間時間にぜひ。
いきなりちょっと話を逸らしますw
クリスマスイブに投稿した【自己紹介②】がSAKさんや米田さんの引リツ、窓際ジョニーさんのリツイートなどを通じて多くの方からスキを頂き、感謝感激です。
冒頭、その【自己紹介②】を少し振返ります。
私自身「モテたい」を原動力に20代を駆け抜けてきましたが、冷静に考えるとその感情は究極的には「承認欲求」ですよね。
他人からよく思われたい、ってことですから。
かつ「承認欲求」は主語が他者になりがち。
“あの人が、自分を、どう思ってくれるか”
のように
私ももういい大人なので、自分主語の人生を歩んでいきたいと思います。
すなわち、
“私は、あなたに、こんな価値を提供します”
という自分主語の人生を送るために、また微力ながら他人に価値を届けるために、反面教師にしてもらいたい話をお届けします。
本題です。
家探しのきっかけ
子どもがまもなく幼稚園の年中になるというタイミングで、小学校入学を新居で迎えられるよう、家探しを始めました。
なぜこのタイミングだったか。
弊社の住宅補助制度による影響大です。
その制度が、社有のマンション(社宅)に市場価格の2割程度で住まわせてくれる一方、その間に資産形成してはよ出てかんかい!と一定の年齢に到達すると追い出される設計だからです。
一言で言うと、
一定の年齢に到達⇒退去させられてしまう制度なのです。
退去年齢に到達する頃、子どもはまだ小学生。
転校を確実に避けるのであれば、入学前の転居が必要でした。
妻との話し合いの結果は「可哀そうなので転校は避ける」
そうして我が家の新居探しが始まったのです。
家探しの大方針
以下「家」を語る上で避けられない永遠のテーマです。
戸建 or マンション
賃貸 or 分譲
どちらを選択するか問題。
ここでつまずくと先が思いやられますが、幸い我が家は揉めることなく決まりました。
妻も私も戸建育ち、新居は一種の投資だ!ということで、戸建×分譲(新築・中古問わず)でさっと固まりました。
※永遠のテーマに対するメリデメはググったりインスタに腐るほど出ているのでそちらを参照ください。
その大方針はともかくとして、当時の社宅は某山手線駅至近のマンション。
その周辺地域の戸建価格は20年モノの中古でさえ、私の年収に比してバカ高い。
更にコロナが追い打ちをかけ、在宅ブーム⇒戸建ブームで価格は吊り上がっていました。
知り合いの不動産屋に聞きましたが、10年前に6,500万円で売った戸建が、8,000万円で売りに出ていると。リーマンショック後に買い向かった勇者は勝ち組ということです。
(不景気になったら不動産仕込むぞ!)
話が逸れました。
できれば子どもの幼稚園を変えたくないという専妻の強い意向のもと、社宅周辺で探すことになります。
(社宅に入居するとき、この周辺で家を買わないからね、という口約束は百億光年の彼方へ・・・約束は書面で残しましょう)
家探しにはとても根気が必要です。
子どもにどのような教育機会を提供したいか、提供するためにどれだけの費用が掛かるのか等、教育に限らず他の必要コストを踏まえて、住居費にどれだけの費用を掛けられるのか、かなり頭を使います。
ご家庭によっては、住居にかけるコスト感度・優先度等は異なるので一概には言えませんが。
加えて、物件を見ようと思えばシンプルに時間と足を使います。
子どもを預ける先がない家庭であれば、子連れで見学にいかなければならないので、一日に何軒も見て回ることはできません。すぐ飽きて、そりゃあまあぐずるので。
仲介業者に頼めば車で迎えに来て一緒に回ってくれたりしますが、借りを作ってしまい妥協に繋がってしまうような気もしたので、子どもの預け先は近くになかった我が家はなるべく避けていました。
見学し始めていたころは、
「今日見た物件のキッチンは良かったよね」
「ここはいまいちな感じがしたな」
「その心は、、」
なんて会話を妻としていたのですが、家探しを始めたころの私といえば、コーポレート職で馬車馬のように働いていたタイミングです。
※お時間あれば、以下記事の社畜6~9年目もご覧ください^_^
新居について考えている余裕はあまりなく、休日は妻が選んだ物件に付いていくのがやっとでした(終の棲家をパートナーとはいえ任せすぎるのはよろしくありませんので良い子はマネしないように)。
妻が新聞折込やSUUMO等のサイトでよさそうな物件情報を見つけると、簡易図面とにらめっこしてとりあえず見学に行き、ああでもないこうでもないという議論をし、本当にこの物件かな~?と言われると腹を決められず、また探しては見学に足を運ぶというサイクルを繰り返していました。
もちろん、途中途中でどんな暮らしがしたいか、どんな子供に育ってほしいか、どんなじじいばばあになりたいか、どんな余生を過ごしたいか、そのためにどんな生活圏内で暮らす必要がありそうか、など洗い出し・言語化は行っていました。
ただ、上記のサイクルを繰り返していくうちに、どんな家に住みたいのかがどんどんわからなくなっていきました。
失敗ポイントに到達です。
物件を見るときの判断軸・見るべきポイントを明確にしきれませんでした。
新築に足を運ぶと、白く輝くクロスや独特のあの香りで、どの物件もなんとなくいい気がしてきます。読んでくださっている方も一度や二度、そんな経験があるのではないでしょうか。新築アパートなどでも香るあの新築感。
コネフルベッドハウスに住んでいる今でも、他人の家をみて、ここがどうとか評価できる自信はありません。
新築や綺麗な中古だとなんとなくいい気がしてしまうのです。逆も然りですが。
※コネフルベッドハウスはこちらを^_^
なぜなんとなくいい気がしてしまうのか。
我々が素人だからです。
人生において、家を買うというコンタクトサイクルは極めて長く(ほぼ1回)、経験値は蓄積されません。
そこらへんで買う日用品で日々繰り返される「いまいちだった」「次は別ブランド買おう」とは、わけも金額も大違いです。
【自己紹介①②】どちらでも記載しましたが、住宅業界に対してバリバリ営業してきて、数多くの図面とにらめっこし、その図面から実際に建った数百棟の新築戸建住宅を幾度となく見てたので、物件の良し悪しを見抜けるだろうと根拠のない自信がありました。
ただ、見た目はともかくとして、構造?梁?躯体?矩計?などなど「住宅」に関して本質的な理解が全くできていなかったのです。
営業活動で得られていたのは、人的ネットワークだけだったと思い知りました。
事件発生
何がいいのか、どんどんわからなくなっている状態、物件探しに疲れていた状態。
事件は起きます。今思えば、起こるべくして起きた出来事でした。
結論から言うと、タイトルの通りです。
オープンハ○スに紹介されたその日に
契約してしまったのです
私もそれなりの成績を残してきた営業マンです。彼らの接し方から、彼らの目的が(当然といえば当然ですが)私たちの家族の人生をより豊かにすることではなく、ただ契約を勝ち取ること・歩合給を獲得することだということは薄々気づいていました。
でも妻も私も疲れていました。
紹介された物件は、
と諸条件を満たせそうなこともあって、勢いに任せて契約してしまったのです。
満たせそうなだけで、条件を満たせると決まったわけではないのに。思考停止は恐ろしい
営業マンとのやり取り
オープンハ○スは営業力の高さが良くも悪くも有名ですよね。それを体感しました。
契約という事実を創るのに長けていました。その点は見習うべきです。疲れていなければ鼻で笑ってあしらっていたと思いますが(負け惜しみ)
当時の会話を振り返ります。
契約前・支店外
伝えた諸条件を踏まえて、“おすすめ物件までご案内します”と見に行った時、
「違う営業所からもアテンド来てますね・・・」としっかりバッティングさせられる(人気物件であることを印象付ける)
※戦略的だったのか、偶然だったのかは不明
契約前・支店内
「いま、この物件に他の支店から買付が入りそうで、いまエントリーしておかないと契約はできそうにありません」
「抽選のためにエントリーしておかないと、契約できない状況になってしまうんです」
「契約するしないは抽選結果を見てからの判断で全く問題ないですが、エントリーしておきますか?」と煽る(人気物件であることを印象付ける②)
⇩(とりあえずまぁ、とエントリー)
「●●さん!おめでとうございます!抽選、通りましたよ!いーや、ほんっっとよかったですね~!」
「いや~●●さんにぴったりの物件だと思ったので通ってよかったです」
「今日ツイてますよ!!」
「で…どうされます…?」
「抽選で得られた権利の有効期限は本日までです…」
「今日ご契約されない場合は、権利は放棄頂くことになり、次の方への権利が移ります…」
「ちなみに、当社はいま手付金を50万円まで減額しています(おらおらそれくらい払えるやろ!!!と目が語りかけています)」
「本来クーリングオフはできないのですが、あまりに急で、ご親族とのお話し合いなどもあるでしょうから、当社は3日間、クリーリングオフの期間を設けています」
「なお、クーリングオフの際、手付金は全額返金いたしますが、印紙代はご返却できません」
(唯一の良心。ただのクレーム対策でしょうけどね。3日間の猶予は与えましたよね、と。)
「さ あ ど う さ れ ま す か 」
はい、契約しました。
契約を経て
約1年以上家探しをしてきて、正直疲れていたし、この物件でもういいかなと思っていました。夢のマイホーム!なのに、疲れたからという理由だけで決めてしまいそうになるほど疲れていました。
でもオープンハ○スに対してかなりの不安があったのも事実。
住宅営業をしていた際、“営業マンへのあたりがもっとも厳しく、もっとも顧客想いだった一級建築士”に相談することにしました。
プロのお墨付きが欲しかった。背中を押してほしかった。
3年ぶりにご連絡し、要件を伝えるとそういうことならと快諾してくれました。
契約から2日後、喫茶店で対面です。
契約金額を伝え、図面を見ての第一声
絶 対 に や め ろ
でした。
とその場で図面に書き加えながら、詳細に解説してくれました。
図面や提案書からわかる躯体や基礎、耐震の仕様まで、そのグレードから何から解説してくれました。
「1時間2万円の相談料、以前世話になったことに免じてタダでいいよw」と言われ、
あのとき営業頑張っていてよかったなと思いました・・・。
ご存じの通り?素敵なコネフルベッドハウスに住んでいるだけに、
設計の先生に連絡してなかったら
先生がいる企業を担当してなかったら
あの時頑張って営業していなかったら
と思うばかりです。
先生にアドバイス頂いた通り、解約を通知。
夢のマイホームをイマイチな物件で終えることを避けられました。
印紙代(3万円)は決して安くありませんが、その3万円でいまの家に住めたと思えば、タダも同然です。
素人の皆さんに伝えたいこと
私はプロの一級建築士と深いつながりがあったので事なきを得ました。
裏を返すと、家探しは大半の方々が素人です。素人は、変な業者にあたってしまったら、設計のいまいちさだったり、躯体・構造・地盤等を正しく理解しないまま入居を迎える可能性すらあります。
SNSやYouTubeをみて勉強してもわかった気になるだけで事なきを得られないのです。
私もプロとの接点がなければ、
契約⇒竣工した物件を見て、入居して、神々しいクロスや新築独特のあの香りを胸いっぱい吸い込んで、きっと満足していたでしょう。
これが俺の城や!!と。
たとえ多少の不満があったとしても、これが正解だったんだと目を瞑ったことでしょう。
人間、損切しにくい生き物ですからね。
一生に一度(あっても数回)の買い物なのに、ネットが普及したとはいえ、情報レベルが非対称の不動産。
みなさんのまわりにもありませんか?
古びた看板を出しているのに、つぶれない不動産屋。
極端ですが、土地を仕入れ、中身すっからかんの住宅を建て、知識のない素人に押し売りする仲介事業者、私のように押し切られる生活者、、
そうして買ってしまう客がいるからつぶれないのです。わかりやすい不備(水漏れ、雨漏り等)を除いて、住んでからではなかなか気づけないです。住んでから気づいても後の祭りなんですけどね。
では、素人はどうすればよいのか。です。
そうやって買ってしまう人を一人でも減らすために、他のnoteも並行して執筆中です。
2023年始の公開に向けて在宅勤務()を活用して執筆しているので乞うご期待?!
※
オープンハ○スの図面データはすべて手元に残っていますが、転送や複写は禁じられているのでこのnoteで皆さんにご覧いただくことができません。
対面でお会いする機会が万が一にもあれば、ご紹介できればと思います。(その図面を見て、よりよい間取りを自身で想像できるかテストしてもらいたいな~)。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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また次のnoteもご一読、よろしくお願いします🥺
おしまい
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