個人の情報が一つのIDでまとまった世界を目指す ー「個人を証明する要素」をまとめてみたー
UNICAは現在、セールスの観点での優位性から開発を進めていますが、次期フェーズで、「個人を証明する」という所を強めていきたいと考えています。
そこで「個人を証明する要素ってなんだろう?」という観点で色々と調べて、まとめてみました。
個人を証明する要素
個人を証明する要素という観点で、色々調べていくと以下のように階層化できるイメージ。
個人の証明という大きな括りがあり、そこから定量的(ここでは便宜的に、言語化できて、かつ◯◯証明書のような紙で表現できるもの)に証明ができるものと、趣味や性格など定性的に表現ができるものがありそうです。
本人確認ができるってなに?
個人を証明するものとして、まず重要なのが「本人が確認できるかどうか」ということ。
「個人」という言葉の中には、「本人である」ということが最もプライオリティが高いです。
どんなに成績が優秀な学歴があっても、どんなに素晴らしい企業に努めていたとしても、それが「本人と紐づく」ということがわからなければ意味がない...…
この「本人と紐付いているか」ということが、非常に重要になります。
ここがなければ、本人がどんな偉業を成し遂げてきたのか?ということを証明することはできないと思います。
なので、今の現代に生きている人は、例えば、織田信長が何をしたのかということを、リアルで見て来た人がいないように、歴史上の人物などは書物や言い伝えられて来た内容でしか、本人がやったんだ!ということは、正直分からないわけです。
国なのか?公的機関なのか?
議論の一つとして、国が発行するのか?あるいは、政府や組織などの公的機関が発行するのか?ということが挙げられます。
日本の場合、国が発行するものとして戸籍謄本や抄本があります。
この戸籍を証明する内容が、以下の表内にもありますが、両親や配偶者の名前などで、本人がどう生まれたのかということは戸籍謄本や抄本でしか見ることができません。
先天的なのか後天的なのか?
個人の情報が先天的なのか?後天的なのか?ということも分類できそうです。
この議論が必要かどうかはわかりませんが、生まれ持ったものを先天的だとすれば、上記の図のように分けることが可能です。
ここでは性別を変える、戸籍を変える、名前や氏名を変えるなどというイレギュラーな改変は一旦無視しています。
ですが、今後はこの辺りも個人の重要な証明にはなりうるでしょうね。
パーソナル情報
あえて趣味や言語、性格などは、パーソナル情報としての個人の証明としています。これが個人の証明として、どこまで議論すべきかは、正直今の段階ではわかりません。
ですが、「個人の証明を、個人の歴史」と捉えた場合、「個(体)」という文脈では必要不可欠です。
この辺りは、また機会を見て深堀りしたいと思います。
(※四柱推命や算命学、各種占いなどは、生年月日から今の個人ができているということも言われているので、生年月日があればよいのかも?と思ったり…)
個人の証明はほとんどこれらの要素から成り立っている
まだまだ要素としては足りないかもしれませんが、現代においては上記の要素で、ほとんどの証明書ができていると思われます。
つまり何が言いたいのかというと、同じ情報を別々の機関や組織が、それぞれ個人情報として持っているということ。
だから混乱するんです。
同じ情報がバラバラと色々なところに散らばっているということは、まとまってないということですよね。
これらが一つにまとまったらどうなるんだろう……
個人の情報が一つのIDでまとまった世界
これらの情報が一つにまとまると、おそらく世界は確実に変わります。
弊社canowが、UNICAを始め色々な事業を通して実現したい世界は、これらの情報を一つのIDにまとめあげ、分散型ID(DID)に社会生活の中で生まれるデータを紐付かせる。
DIDの活用で個人情報を個人が管理することで、中央集権的に国や企業が管理する必要がなくなります。
個人情報流出なんてリスクを背負わなくて済むし、個人がその情報を扱うことで、様々なインセンティブを受けることができます。
それを実現できるのが、ブロックチェーンの思想と技術だと感じています。
個人の要素を分解していくとアプローチ先が明確になる
個人を証明する要素を分解していくと、発行元である国や組織が明確になります。
そうなってくると、UNICAが作る世界も実現できてくるな……
ここも別途掘り下げていこう……
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