2人に1人が『がん』になる
50%の確率でがんになる?
「日本人の2人に1人が『がん』になる」
みなさんもよく耳にするフレーズだと思います。また、医療保険やがん保険のパンフレットでもよく目にします。
2人に1人なので、ご夫婦や恋人同士であれば、そのどちらかがなってしまうという確率です。もちろんそれを聞いて、
50%も・・・
という方もいれば、
50%しか・・・
という方もいらっしゃるかと思います。その率が
『高い』か『低い』
は、決められませんが、一般的に
日本人の多くの方がなってしまう病気
と表現しても良いのではないでしょうか。
「2人に1人」は、高齢になってから
ただこの数字ですが、正確なことを言うと、
80歳以降も生存していた場合
という前提条件が付きます。ですからこのフレーズだけで、過度におびえる必要はありません。
この「2人に1人ががんになる」というフレーズは、なぜか多くの日本人の印象に残っていると感じます。私もお客様と『がん』の話題になった時に、多くのお客様の方から、
「2人に1人って言いますよね!?」
といったことを伺いました。
おそらくこれの要因のひとつに、
生命保険の営業
があると思います。がん保険の販売に資するフレーズとして、聞こえの良い部分だけを切り取って、たくさん使われたことが影響していると思います。
でも「人生100年時代」
たしかに過度におびえる必要はありませんし、人の一生がどのくらい長いかはわかりません。ただ昨年(2019年)、多くの方が
老後2,000万円不足問題
に反応されたと思います。多くの方があらためて
老後の生活が不安だ・・・
と感じて、ちょっとした大騒ぎになりました。ということは、
人生100年時代
と言われる今、
長生き(80歳以降の)
を前提に人生設計を考えておく、
『がん』も他人事ではない
ということも、加えておいてはいかがでしょうか。
そのために『がん』を知る
人生において、『がん』をり患することによって受ける影響は様々です。ですから、あらためてですが、まずは私たちが、
『がん』を知る
ことが、大切だと思います。
私は保険の仕事もしていますので、多くの方と保険の話の流れで、『がん』の話をします。その中で結構多くの方がおっしゃっていて印象に残っていることがあります。それは、
「がんは、がん保険にすでに入っているから安心!!」
というフレーズです。そのがん保険の善し悪しや、理想的な保険のあり方は、後半で改めて述べますが、少なくとも
がん保険
だけで、『がん』と闘うことはできないと私は思います。それは、
お金だけでは解決ができない
ということです。
ですから、そのあたりのことを、これから少しづつ、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
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