確定拠出年金の税効果
本日(2021年9月4日)の日経新聞に、確定拠出年金の記事がありましたので読んでみました。前回の記事(【17】コロナ禍、でも株高!)でも触れましたが、コロナ禍になっても株価は上がっています。確定拠出年金を行っている人も多くの人がその恩恵を受けています。ただし・・・というおはなしです。
なかなか株などのリスクのある商品は怖い・・・と感じているあなたへお届けしたい話です。
#日経COMEMO #NIKKEI
そもそも確定拠出年金の税効果は2つ
国は国民に対し
貯蓄から投資へ
という掛け声で、自分自身で老後の準備をするよう求めています。そのかわり、そのための手段として確定拠出年金制度を創設し、メリットとして税金の優遇をしています。
その優遇は2つあり、1つは、主にイデコ(個人型確定拠出年金)を行っている方ですが、
年間の所得から算出される所得税、住民税が安くなること
です。もうひとつが、
運用中の値上がりによる運用益を非課税
とするものです。具体的に言うと、通常株を買った場合、
10,000円で買って、20,000円で売り、利益が10,000円
となった場合、利益の10,000円に、20%の税金がかかります。その税金を非課税とし、『まるまるあなたの資産としていいですよ』というものです。
運用益に関する税効果は、株で運用してこそ
今回の記事は、2つ目の運用益が非課税というものがテーマですが、そもそもこの税効果は、大きな運用益があるからこそ、メリットも大きくなります。反対に言えば、マイナス運用であったり、利益が小さければ、あまりメリットとは言えません。
開始から20年、加入者1000万人超
確定拠出年金も始まって20年と聞き、時間の経過を感じます。加入者も1,000万人を超えたということで、ジワジワ広がっているようです。はじめは、企業でこの制度を導入した企業型確定拠出年金と自営業者が加入する個人型確定拠出年金でしたが、公務員、主婦、会社員でも、個人型確定拠出年金(イデコ)に加入できるようになったことは、いいことだと思います。
未だに・・・
ただし、日経新聞の記事内にあるのですが、それぞれの加入者の運用成績(利回り)で、最も多いのが
0~1%で、全体の約30%
だそうです。以前よりだいぶ改善された印象ですが、まだまだ元本確保型商品(定期預金など)に、積立金の大部分を置いている方が多いようです。何か特別な理由がある場合はいいですが、そうでなく
なんとなく怖いから・・・
が理由であれば、まずしっかり情報をとることをお勧めいたします。時間を失うことが一番つらいことだと私は思います。今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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