職場の責任者が、必ずしもその職場のリーダーである必要は無い
こんばんは。昨日のサロン記事で、西野さんが20秒後にオヤジギャグを言うって書かれていましたが、その日はみつけられなかったのに、今朝改めて記事を読んだら一瞬で気付いてしまい、人間って日々歳を取るんだなーって実感したすぎちゃんです。
さて、今日は自分が職場作りをする上で心がけている事を、立ち上げから携わった店舗での実話を元に、お話しようと思います。
自分も大分ベテランになってしまっているので、長年薬局長の職をやらせて頂いています。
ここ数年間は、職場作りのテーマを「働いていて楽しい職場」に統一しています。
1日のうちの大半を職場で過ごす事になるので、楽しくない職場だとしたら、1日の大半が楽しくないとなって、毎日繰り返されれば、楽しくない人生になってしまいますよね?
薬局なので、患者さんのためにと言う表現を会社は良くしてきます。(当たり前と言えば当たり前)
もし、スタッフが楽しくないと思いながら働いていたとしたら、それは患者さんのためになるでしょうか?
答えはノーです。
「あそこの薬局は、対応が冷たいし、そっけないけど、ここの皆さんは楽しそうにしてて、温かいですね。また来ますね」
この何よりも嬉しい言葉を何人もの人から言って頂いて、本当に日々の職場作りをやってきて良かったなと思う事が増えました。
スタッフが楽しんでくれる店舗にする事で、その楽しさは、患者さんに伝わるんです。
結果として患者様のためになっています。
ここで大事なのは、スタッフ同士の馴れ合いはNGと言う事です。
楽しいと馴れ合う事をイコールにしてしまうと、患者さんに対してのサービスなど、大切な部分が全て欠けてしまいます。
楽しい職場と、スタッフにとって都合のいい職場は違うのです。
店舗の長の方は、ここをコントロールする必要があります。
楽しみながら働くことで、患者さんへの対応の質を高めるのが理想です。
ここから、やっとタイトルの話をしようと思います(引っ張りすぎ笑
楽しい職場を作る上で、職場の楽しさを最も生み出している人を見極めるのが大切だと考えています。
言うなれば『ムードメーカーを探す』です。
みなさんの職場にも1人くらいはいるのでは無いでしょうか?周りをとにかく楽しませてくれる人が。
それが、新人さんであっても、パートさんであっても関係無いです。
前の職場の場合は、パートの薬剤師さんが圧倒的にムードメーカーとして君臨していました。
とにかく周りを巻き込むのが上手い人だったので、職場での信頼もあって、みんなの笑顔を作ってくれるキーパーソンでした。
自分が取った行動は、ただそのパートさんをリーダーにした(みたてた)と言う事だけです。
あなたがリーダーです。って伝えるのではありません。
そのパートさんが、やりたい事を徹底的に聞いて、店舗のためになるのであれば、積極的にやらせてあげました。
失敗する事もありますが、そこの責任は薬局長が取ればいいのです。
実例を1つあげると、投薬カウンターとか待合室に置く小物作りですね。
このパートさん、裁縫とか圧倒的に上手で、あらゆる小物を作ってきては見せてくれていました。
ある日、患者さんの来ない暇な時間帯があるので、そこを利用して、色々作りたいと言ってくれました。
会社にもルールがあります。
勤務中に人形やら小物やら作るとかありえない!ふざけんな!仕事しろ!って、心が寂しい人は言うかも知れません。
自分は、会社に何を言われようと、楽しい職場が作りたいので一瞬で『いいよー👍』と言って、作成の許可を出しました。
めちゃくちゃ楽しそうに、色々作ってくれるので、次第に周りのスタッフの同調が始まりました。
いつしか、パートさんが頼んでもいないのに、100均で全員分の羊毛フェルトキットを買って持ってきてくれて、職場全員での羊毛フェルト作成が始まりました笑
40超えた男性が、羊毛フェルトをする事になるだなんて🤣
知らない間に自分も巻き込まれ、もの凄い団結力となりました。
結果、待合室とか投薬カウンターにはスタッフが作った作品の数々が並べられ、患者さんとその話で盛り上がる事も増え、笑顔の職場が完成しました😊
せっかくなので、自分の初めての羊毛フェルトを置いておきます🤣
今も、前の職場行くとこの子とご対面できます笑
リーダーがその時々で変わってもいいと思うんです。みんなをいい意味で巻き込む資質を持つ人が複数人いる事も多いです。
スタッフとのコミュニケーションを重ねる事で、それぞれの個性が分かります。
リーダー気質の人を探すのも、また楽しい事の1つではないでしょうか?
今の職場は異動してきたばかりで、まだまだこれからですが、まずは自分が先頭に立って楽しい職場に出来たらなーって思っています。
今日も長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました😊