夢を語りチャンスを引き寄せる方法
こんにちは、ワーホリキャリア.comのカウンセラーAKIKOです♪
突然ですが、「将来の夢は何ですか?」
日々キャリアカウンセリングをする中で、よくさせて頂く質問です。
ある程度就業経験のある方からはとても現実的な回答が多く、学生や就業経験が浅い方は“まだ決まっていない”という回答が多いように思います。
また、私たちにお問い合わせ頂く多くの方が海外生活を経験しているため、「英語を使って仕事をしたい」という回答が圧倒的に多いです。
しかし、「私は○○になりたいです!」という明確な回答をいただくことは本当にごく稀です。
これはごく当然の結果かもしれません。だって明確な夢があれば、私たちへのキャリア相談は必要ないのかもしれませんよね。
今回ご紹介する翔(しょう)さんは、ごく稀な方に属する明確な夢を聞かせて頂いた方になります!
1.プロローグ ~夢~
翔さんは北海道出身の現在21歳。ワーホリキャリア .comへはじめてお問い合わせ頂いた2020年5月はハタチに成り立ての頃でした。
キャリアカウンセリングの中で翔さんに希望職種を伺うとホテルマンとのことでした。キャリア相談でホテルに就職したいという方は決して珍しくはありません。
ただ、翔さんはホテルマンが夢のゴールではないのです?!
冒頭に記載させていただいた「将来の夢は何ですか?」の質問に対して、
「私の夢はホテル経営です!」
という壮大な回答が返ってきました。
これには正直驚きました!!
ホテルで働くという発想はあっても自分で経営したいと考える方はあまりいらっしゃらないからです。
何故ホテルを経営したいという夢が芽生えたのか…少し深掘りしていきましょう!
2.“夢”の一歩は「カッコいい」がキーワード
高校生の頃は進学クラスに属していたものの、熱心に勉強に打ち込むタイプではなかったそう。大学進学は気が進まず、唯一楽しく勉強した英語を伸ばすことを考え海外留学を決めます。
1年間アルバイトで渡航資金を貯め、19歳の時にワーキングホリデーを利用してニュージーランド(NZ)へ渡航します。
「現地ではまず3ヶ月間語学学校へ通い、日本食レストランで働きました。
実は渡航当初は、自分の特技である茶道をパフォーマンスすることで、日本の文化を伝えて有名になれれば“カッコいい”と考えていました。これで稼げると本気で考えていましたが、実際ビーチでお点前のパフォーマンスをしてもとても稼ぐことには繋がりませんでした。(笑)」
そんな時に泊まっていたホテルのホテルマンの所作がカッコよく強く印象に残りました。そしてホテルの一室で茶道をすることで何か面白いことができないかと漠然と考えます。思い立つとすぐに行動に移す翔さんは、早速ホテルにレジュメを提出するも経験がないからと門前払い。
聞けばリゾートホテルのような大型のホテルにアタックしたようで、無謀な挑戦ですが、この時の経験が逆に翔さんを奮起させ、ホテルで働くという目標を持つきっかけになります。
3.“夢”は掛け算の発想から
NZではホテルで働くことはできませんでしたが、多店舗展開している日本食レストランの1店舗でお好み焼き店を任されました。また、新しく出店をする寿司店のアイデア出しに参画したりと若くても責任のあるポジションを任されることが多く、事業立ち上げの面白さをNZの地で体験しました。
いつか海外のホテルで働くという目標を持ち、NZのワーホリを終え帰国しました。ちょうどコロナが始まる前の2019年12月のことでした。
日本でキャリアを積んでリベンジするするために、まずはホテルで働くこと
にしました。地元北海道のビジネスホテルで2020年2月からアルバイトとして働き始めます。
しかし入社してすぐにフロントに立てるわけもなく、2か月間の座学から始まり、マニュアル通りの基礎をみっちりと学びます。
「正直はじめは自分にはかなりキツかったです。元々型にはまったことが苦手な上に、断トツ若造だったので最初は同僚からも受け入れてもらえず…
ただ、“いつか海外のホテルで働きたい”、“茶道を通じて日本の文化を広めたい”という想いが強かったので、諦めずに前に進み続けました!」
この頃から夢が掛け算になっていきます。
「ホテル」×「茶道」
この二つを掛け合わせることで、夢が無限に広がっていきました。そして自分の表現したいことをやるには自分のホテルを持つことだと考えるようになります!
しかし、時はコロナ真っ只中…
八方ふさがりになり、2020年5月ワーホリキャリア.comへお問い合わせいただきます。
4.“夢”って誰かに語ってみるもんだ!
ここから冒頭のプロローグへと繋がります。
翔さんからホテルマンとしてキャリアを積みたいことや将来ホテル経営をして日本の伝統文化(茶道)を伝えたいことを伺いました。
当時、ホテル求人はゼロではありませんでしたが、企業が求める条件に翔さんのキャリアが合致せず、すぐにお仕事のご案内をすることができませんでした。
翔さんとは時折求人情報を共有しつつ、チャンスをうかがう日々が続き、気が付けば2021年を迎えました。
その頃、ワーホリキャリア.comへとても興味深い求人の依頼が入ります。
130年の歴史ある酒蔵の一角にゲストハウスを建設しているので、オープニングスタッフを募集したいとのご依頼です。
ゲストハウスのメインターゲットは日本文化を体験したい外国人のお客様。募集条件は高い英語力は求めないが英語でのコミュニケーションに抵抗なく、ホスピタリティ力が高い方で、何より日本文化の継承に賛同してもらえる方とのことでした。
このお話をいただいた時に私の脳裏に浮かんだのは、もちろん翔さんです。
翔さんに求人情報をご案内したところ、まさにやりたかったこと、夢に近づけるお仕事とのことで、選考を進めていくことなりました。
そして、翔さんは順調に面接の駒を進め、内定を獲得しました!
面接の際にご自身の夢とゲストハウスで具現化したい構想『日本酒と茶道のイベントをゲストハウスで開催する案』でとても盛り上がったそうです。
まさに翔さんがNZから帰国後にやりたかった掛け算の構想が実現できる場所が、このゲストハウスだったのです!
5.翔さんの必勝ポイント
2021年7月にオープンしたゲストハウスで立上げスタッフとして現在活躍している翔さん。
翔さんにとってオープニングに携わることは将来自分の夢を実現するためにとても勉強になるステップです。また、体験型ゲストハウスでは、酒造り体験をはじめさまざまなイベントでお客様をおもてなしをする企画をしていますので、茶道イベントが開催される日は近そうです。
今回お仕事が決まったことは単に翔さんの運が良かったからでしょうか?
いいえ!運を引き寄せる行動を取り続けたことが今のお仕事に繋がっているのだと思います。
夢を見つける行動をし続けること!
臆せずその夢を周囲に伝えること!
「茶道」と「ホテル」なんて一見すると何の関係も繋がりもないことですし、別々の道として考えるのが普通です。もしかしたら、笑い飛ばす人もいるかもしれません。でも真剣に取り組んでいれば、周りも応援してくれるものなのです。誰かの印象に残ることで道が開けることもあるのですから!
6.編集後記
今回の翔さんのストーリーから、直観で行動するタイプと感じ取れるかもしれません。もちろんそれも翔さんの魅力なのですが、努力しているからこそインスピレーションを感じ取れる場所に立つことができるのです。
高校を卒業して同級生が大学へ進学する中、1年間アルバイトを掛け持ちして資金を集めてNZへ渡航したこと。今回のゲストハウスへの就職も単に自己実現の場として自己主張をしたわけではありません。帰国後のコロナ禍でもホテル業界でしっかりと経験を積んでいたからこそ、私たちもご推薦することができました。
インタビューの最後に翔さんから10代でワーホリを計画している方へメッセージをもらいました。
「海外でSNSに掲載する映え写真が撮りたいという動機でも良いので、ワーホリに行きたいならまずは行動してみることが大切。嫌ならいつでも帰国できるので、考えすぎずに動いたらいいんじゃないかなと思います!」
海外のホテルで働いてみたい!30歳までにやるべきことを明確にしたい!将来自分のホテルを経営したい!
20代がスタートしたばかりの翔さんからは、“成長したい”という溢れる想いを伺うことができました。
夢の掛け算には次は一体どんな事が加わるのでしょか?
足し算ではなく掛け算で成長する翔さんの今後のご活躍が益々楽しみです!
「帰国後の仕事を紹介してほしい!」
「帰国後のキャリアカウンセリングを受けたい!」
「これからワーホリに行くので将来のライフプランを考えたい!」
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