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【緊急帰国体験談‼】コロナで断念せざるを得なかった私のワーホリ

こんにちは、ワーホリキャリア.comです!
私たちは海外における就業経験者たちの帰国後のキャリアサポートを行っています。

新型コロナウイルスの影響で現在問合せが増えています。
「緊急帰国し就職活動することになった」
「一時帰国中の仕事を紹介してほしい」
などのご相談が多い中、

「帰国するかどうか迷っている」
という切実なご相談もあります。

帰国の判断は私たちからはお伝えできないのですが、今回は緊急帰国したしほりさんの体験談をお届けします。

1 しほりさんのワーホリ体験談

メルボルン(しほり)

しほりさんのワーホリは、オーストラリア・メルボルンにて2019年11月よりスタートしました。
日本では外国人スタッフと一緒に働けるカフェに1年以上勤務し、英語も少しずつ勉強しワーホリに備えていました。

オーストラリアに入りまずは住まいを見つけ、そして旅行を満喫。
英語にまだ自信が持てなかったしほりさんは、まずは日本食レストランで働き始めることに。順調にメルボルンでの生活基盤を固め、2020年に入り一番やりたかったカフェの仕事を探し始めました。
前回の花苗さんの場合と同じように、しほりさんも日本のカフェでバリスタとして働いた経験から、メルボルンのローカルカフェでの仕事が見つかります。

1月からカフェの仕事が始まり、少しずつ慣れてきた矢先に、コロナのニュースが飛び込んできました。

2月はカフェの営業はしていましたが、3月に入るとテイクアウトのみとなり、裏通りにあったカフェはテイクアウトの収益を望めず休業することに。

オーストラリアでは3月中旬には非常事態宣言が発令され、洲を越える移動は制限され街が完全にロックダウンになります。行動制限に違反する者は罰金も科せられる厳しい対応だったので、街から人の気配がなくなりました。

しほりさんも3月に入ると完全に失業状態になり、貯金を食い潰す生活になります。
毎日ネットニュースを検索しては、“滞在を続ける”か“帰国するか”を悶々と考えていたそう。3月下旬に発表されたメルボルン領事館からのメッセージも参考にしていたそうです。

そして一つだけ望みを残しておいたのが、ファームジョブという選択。しほりさんはセカンドワーホリを狙っていたため、知人のツテでアスパラガス農園で働くことも計画していました。
しかし、この最後の望みもあっけなく泡と消えることに…。
コロナの影響で輸出規制になり、輸出主流の農園だったため経営が立ち行かなくなり、従業員全員解雇になってしまったそうです。

しほりさんにその時の心境を伺いました。

「あ~、終わったなって思いました。半年目に差し掛かりやっとオーストラリアでの生活も慣れてきた頃でした。新たにカフェの仕事も始まり、これからという時だったので、本当に残念で悔しかったです…」

2 緊急帰国~自主待機

4月上旬、帰国の準備に入ります。
現在(2020/4/26)、オーストラリアと日本を結ぶ直行便は、シドニー⇔羽田便のみの運行で週3便だけとなっています。
機内は満席ではなかったそうですが、しほりさんと同じような境遇でやむなく帰国するであろう日本人の若者が多かったそうです。
羽田に着陸すると検疫が混んでいるという理由で機内にしばらく待機し、その後の検疫では検温とPCR検査が実施されました。
しほりさんは羽田まで家族に迎えに来てもらっていたので、入国審査の後、すぐに帰宅が許されました。

送迎を頼めない方は、空港内で検査結果を待ち、陰性であれば近くのホテル等に14日間の自主待機の必要があります。公共交通機関は14日後でなければ利用できないためです。またこの検査結果は時間を要するため、空港内で1~2日待たされることもあるそうです。
送迎を頼めない方は帰国前に空港近くのホテルの予約をお忘れなく!

14日間自宅での自主待機期間を過ごしたしほりさん。この間、検疫や保健所からの連絡は一切なく、PCRの検査結果を伝えられることもなかったそう。“知らせ”がないのは陰性だったと判断するしかないようです。
役所も人手不足で切迫していることが伺えますね。

しほりさんは、オーストラリアと日本のコロナショックを体験した今、思うことがあるそうです。

「日々ニュースを見ていて日本は平和ボケしてしまったんじゃないかなぁと思いました。オーストラリアのロックダウンと比べると日本の緊急事態宣言はとても緩いと思います。相変らず外出している人が多いのはとても気になります。」

そして、こう続けます。

「日本人はよく思いやりのある国民と言われますが、意外と思いやりがないのではないかと…。本当に人を思いやるなら今は無駄な外出はしないはずです。自分さえ良ければいいという考えが多いと思います。」

大変考えさせられますね。
海外生活したからこそ見えてくる価値観だと思います。
同じように緊急帰国された方も感じることがあるのではないでしょうか。

3 そして、これから…

ワーホリから緊急帰国された方が次に悩むことは、

「緊急帰国」=「一時帰国」?

ということです。
それによって帰国後の仕事の探し方が変わってくるからです。

世界各国でロックダウンが延長される中、日本も例外ではありません。
たとえ緊急事態宣言が解除されても、自由に渡航往来出来るようになるにはしばらく時間が掛かります。もっと言えば、どの国も経済が危機的状況の中、果たして外国人が仕事に就けるかどうかも難しいでしょう。

しほりさんの場合も半年のワーホリ期間を残していますが、オーストラリアでのワーホリはスッパリと諦めたそうです。
もともとパティシエだったしほりさんは、しばらくは日本の店舗でパティシエとして修行を積み、次はカナダへのワーホリでリベンジするそう!

次に行くワーホリは単なる“海外経験”ではなく、“キャリアアップ”を目標にしているのですね!

風景(しほり)

4 編集後記

今も海外のどこかでロックダウンの中を過ごし、進退を決め兼ねている方もいらっしゃるかと思います。
まずはご自身の安全を確保し、半年先も今の状況が続いた場合に生活維持できるかどうか考えてみて下さい。
今、無理をする時なのかどうかも冷静に判断してほしいと願います。

帰国して就職活動することを決めた方もどうぞ焦らずに取り組んで下さい。
このような状況下では、面接が先延ばしになることも考えられます。
しっかりと就職活動に臨めるように準備期間と捉えて、海外経験を無駄にしないためにも、自分の長所や特技などをしっかりとアピールできるように準備しましょう!

「帰国後の仕事を紹介してほしい!」
「渡航前・帰国後にキャリアカウンセリングを受けたい!」
「これからワーホリに行くので現地情報を教えてほしい!」

ワーホリキャリア.comでは無料相談を承っております。
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