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【ライゼオル】脅威の展開力 ランク4エクシーズ!ライゼオルを徹底解説

割引あり

はじめに

こんにちは、丸の内遊戯のつけめんです。
最近はあまりにも外は暑すぎるし、電車内は極端に寒すぎるし、もはやベストな気温の場所は雀荘しかありません。
みなさんも避暑地に移動して麻雀をやりましょう。


さて先日に新弾が発売されました、『デッキビルドパック クロスオーバー・ブレイカーズ』から「ライゼオル」「M∀LICE」「竜華」の3テーマが登場しました。今回はその中から「ライゼオル」について解説していきます。

【※発売前にプロキシで対戦していた時点での考察が含まれています。発売後により時間をかけて考えた結果途中で意見が変わっている箇所があります。思考の変化を楽しみながら閲覧ください。】

1.ライゼオルとは

ライゼオルとは、チェーンブロックにのらない特殊召喚かつ着地時のサーチで後続を用意しながらランク4エクシーズで展開するテーマです。
別のカードで言い換えると、「スプライト」かつ、相互にサーチしあう「ガジェット」のような奴ら。
「スプライト」効果で特殊召喚すると、そのターンはランク4のエクシーズしかエクストラから出せない縛りは付くものの、ランク4の種類の豊富さにより取れる選択肢が多く、そのデメリットは大したものではありません。

どのタイミングで「増殖するG」を打たれても、このテーマのエースモンスター『ライゼオル・デッドネーター』による2妨害以上もしくは「No.41泥酔魔獣バグースカ」の無限妨害で止まりどころが常にあるのが他デッキにはない最大の強みです。
打たれた誘発が「ドロール&ロックバード」でもレベル4が2体並ぶのでエクシーズはできますし、「原始生命態ニビル」を打たれたとしてもタイミングによっては直前に出した下級が後続を用意してくれてるので盤面を建て直すことが可能な場合があります。

他デッキによくある、引きたくないモンスター(デッキにいてほしいカード)がなく、同名カードが複数枚来て妨害の質が弱まることもありません。ダブったら自己特殊召喚と通常召喚でX召喚できます。
レベル4が2体並べば、毎回最低限妨害が保証された盤面を用意できます。

まさに“令和の十二獣” 、エースモンスターで戦う様は“破壊するピュアリィ”といったところ。


2.カード紹介

以下10枚がライゼオル名称を持つカードです。

モンスター

■エクス・ライゼオル

以下『エクス』

まさかの「篝火」対応

①EXデッキから落とす候補は『ライゼオル・デュオドライブ』か「メレオロジック・アグリゲーター」の2種類。
先攻なら前者、後攻なら後者を落とすことが多いです。

『ライゼオル・デュオドライブ』を落とす理由は、のちに着地する『ライゼオル・デュオドライブ』の特殊召喚成功時に効果で墓地のライゼオルをX素材にするためです。
『ライゼオル・デッドネーター』ではない理由は、光属性のため相手の「深淵の獣(ビーステッド)」をアクティブにさせない意味があります。

墓地に落ちて強いXモンスターもっと増えろ

「アグリゲーター」を落とすことで、チェーン1「アグリゲーター」チェーン2『エクス』で相手の「召命の神弓アポロウーサ」の妨害を無力化できます。
またスタンバイフェイズに発動されやすい「魔封じの芳香」や「能力吸収石」などの永続罠を無力化することもあります。
「アグリゲーター」の無効化する範囲は自分の場のカードでもいいので、逆に自分が発動した「魔封じの芳香」を無効にして展開する芸当もあります。
「ディメンション・アトラクター」中なら墓地に送れないので特殊召喚できません。

②着地時に後続を持ってきますが、条件としてレベル4・ランク4以外のモンスターがいないことが前提になります。この条件により、相手ターンに出した「ニビル」が邪魔で効果を発動できないことに注意。「ニビル」トークンも同様です。

■アイス・ライゼオル

以下『アイス』

こちらも「篝火」対応

①「黒魔女ディアベルスター」と同じ条件で特殊召喚します。つまり、先攻札の「魔封じの芳香」や「サモンリミッター」を解除することができます。

通常召喚した場合にデッキからライゼオルを特殊召喚します。特殊召喚時では効果を発動できない点には注意が必要で、『アイス』に召喚権を使うようにしてください。
効果を無効にせずにリクルートしてくれるおかげでリクルートしたライゼオルからさらに後続を用意できます。

■ソード・ライゼオル

以下『ソード』

①「場か墓地にライゼオルがいれば」というゆるい条件で特殊召喚できます

②『エクス』or『アイス』をサーチします。
手札のライゼオルがこのカードしかない場合は召喚権を使うしか無く、つまりは『アイス』のリクルート分損してしまうので他の初動と比べて弱い初動です。

■ノード・ライゼオル

以下『ノード』

①場か墓地にXモンスターがいるときに特殊召喚できます。つまり、ある程度展開ができたときに出すモンスターです。

②場か墓地のカードを墓地に送ってライゼオルを効果無効にして蘇生します。送るカードは、先攻では使わないマルチャミーや役目を終えた『ライゼオル・デュオドライブ』なことが多いです。
効果無効にして特殊召喚なのでこのカードから後続につながることはありません。

こちらも『アイス』で記述したように、自分の永続罠を解除することができます。

■パルマ・ライゼオル

非採用

通常召喚不可で、ルールによる特殊召喚ができます。このカードだけ特殊召喚回数に制限はなく、条件を満たしていれば何度でも場に出すことができます。

①特殊召喚する行為にではなく、場にいる時のみEXデッキから出すモンスターに制約がつきます。

②守備力2400とレベル4にしてはかなりのスペックの高い守備力を持っていますが、戦闘を行う際には墓地へ送るモンスター次第で打点も飛躍したものになります。ちなみにメインデッキに入る最も攻撃力の高いモンスターは「G・コザッキー」の2500なので最大打点は3700になります。

盤面にモンスターが増えるわけでも後続を用意してくれるわけでもなく、さらには『ライゼオル・クロス』で墓地のライゼオルをデッキに戻してしまっているため『パルマ』を特殊召喚するシーンがあまりにもないため非採用としました。

■ライゼオル・デュオドライブ

以下『デュオ』

①着地時に墓地のライゼオルを素材にします。
主に『エクス』で落としたライゼオルXを素材にします。

②自場の打点アップ&相手場の打点ダウンの効果です。おまけのようなものですが、横に並んだ『ライゼオル・デッドネーター』が3000を上回る打点で戦闘面でも負けにくくなります。

③“自分フィールドの”X素材を2つ取り除いて2枚サーチします。2枚というのがなかなかに強く、後続やライゼオルフィールド魔法をサーチできるので、後続+妨害を構えることができます。
処理で素材を取り除く「ギガンティック・スプライト」のような効果なので効果が無効になったら素材の数は減りません。つまり「幽鬼うさぎ」を受けるとサーチに失敗します。

必ずしもこのカードから素材を使う必要はないので、他のXモンスターの素材を使うこともあります。
(例:一度効果を使って、デッキに該当する罠が無くなり役目を終えた「フレシアの蟲惑魔」)

■ライゼオル・デッドネーター

以下『デッド」

特殊召喚時に墓地のモンスターなんでも1体を素材にします。
X召喚以外でも発動できます。

②ターン1がないので相手が効果を発動する度に素材がある限り場のカードを破壊します。
同一チェーン上で何回も発動できます。

この効果により「盃満ちる燦幻荘」を破壊したり、バトルフェイズの天盃龍のシンクロ召喚に合わせて破壊して不発にするにすることができます。
「十二獣ドランシア」を許せばいいのに…>🤖

③Xモンスターが破壊される代わりに素材を1つ取り除きます。「サンダー・ボルト」のような全体除去にも、素材1つで守れます。「宵星の機神ディンギルス」のXモンスター限定版ですね。
「三戦の才」で相手のハンドを見た際に「幽鬼うさぎ」があったら、『デュオ』の効果発動前に『デッド』を立てて守れることは覚えてたほうがいい。

魔法・罠

■ライゼオル・クロス

以下『クロス』

①ただのデメリット。
『デッド』を複数体並べて打点を取るプランを取れなくなる程度ではありますが。
エクシーズ召喚できないだけで『プラグイン』による、場にいる同名モンスター蘇生は可能です。

②ライゼオルカードを2枚ボトムに戻して1ドローします。ボトムに戻すので誘発を引きやすいのが嬉しいポイント。
『デュオ』からサーチしたなら墓地にライゼオルモンスターが2枚あるので1ドローできる状態にあります。
(のちに使用する『ノード』の蘇生対象がなくならないように)

③相手のモンスター効果を処理時にライゼオルXモンスターの素材1つ取り除いて無効にします。
これが最強で、チェーンブロックを組まない無効なので、ダメステでも、「燦幻荘」中でも、チェーンを組んで交わそうとしても処理で無効にできます。
『デュオ』のサーチ使用後でも1つ素材残ってるのと噛み合いがよく、『クロス』を発動すれば「原始生命態ニビル」ケアが成立します。
ちなみに③は名称ターン1がないので、張り替えればその回数分無効にできます。

素引きで十分嬉しく、「ニビル」等の一部の誘発のケア、リソースを回収できる点が非常に優秀で2枚以上採用できればかなり便利ではあるけど、それで果たして後攻時に勝てるのかどうか……

■ライゼオル・プラグイン

以下『プラグイン』

①ライゼオルだけではなく、Xモンスターならなんでもいいのが強いです。
「S:Pリトルナイト」で「No.41 泥睡魔獣バグースカ」を除外されてしまっても帰還させてかつ、X素材まで獲得できるのは優秀ですね。
『デッド』を蘇生したなら着地時に墓地のモンスターをX素材にできるので、2素材『デッド』が急に現れるのは相手にとってかなり厄介だと思います。

〔今回非採用の理由は、『デュオ』からサーチする選択肢として後続と『クロス』を加える優先度の方が常に高いからと感じたためです。
『デュオ』の着地前に成立させたいXモンスターは「暗遷士 カンゴルゴーム」「輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン」の対象耐性、もしくは「フレシアの蟲惑魔」による「墓穴ホール」での手札誘発チェックなどがあります。しかしこれらは能動的にX素材を墓地に送れないために、X素材を使用するまで墓地にライゼオルが送られず、『プラグイン』を活用する機会がありません。「斬機ダランベルシアン」のような、誘発も受けてくれる上にX素材も使ってくれるXモンスターが他にいれば理想なんですが現状見当たりませんでした。斬機ギミックは事故率が格段に上がってしまうため採用を見送りました。

今後新規が来て『デュオ』を使用する前にサーチできる手段が来れば採用を検討したいカードです。〕

というのが発売前の意見でした。
今では『クロス』と『プラグイン』をサーチします。(『ノード』が手札にない場合は『クロス』&『ノード』)
というのも『プラグイン』で相手ターンに蘇生できるので、万が一に『デッド』が除去されたら復活させ、『デッド』で十分に妨害が機能しターンが帰ってくる際には相手ターンエンドフェイズにライゼオル下級を蘇生&サーチでよかったです。
また、自ターンに『S:Pリトルナイト」で『デッド』が除去されてしまった時は『デュオ』から『プラグイン』を加え『デッド』2体目を出し、バトルフェイズ中に除外されている『デッド』を帰還させることで8000を削る手段もありました。

■ライゼオル・ホールスラスター

以下『スラスター』

「ホール」の名称がついているので「フレシアの蟲惑魔」で使用することができます。

①破壊と素材供給ができる質のいい妨害です。
盤面を壊しつつ、素材の切れた『デッド』を再使用できるようになるなど一石二鳥。
相手フィールドの表側表示のカードのみな点にはご注意を。

②X召喚するモンスターはライゼオルXでなくても構いません。
使い方としては、どちらのフェイズで使うかでX召喚するモンスターが変わります。
自ターンならバトルフェイズにライゼオル下級で攻撃したのちに『デッド』をX召喚してダメージを取るプランなど。
相手ターンに使う場合が特に重要です。
特殊なプレイングだと相手が『デッド』などに攻撃宣言してダメージ計算を終えたのちに「天霆號アーゼウス」に変換、相手が2体以上EXモンスターを出したらタイミングを見計らって「厄災の星ティ・フォン」を出すなど奇襲をかけることができます。

〔『プラグイン』と同様『デュオ』からサーチする選択肢として後続と『クロス』を加える優先度の方が常に高いからと感じたため非採用。〕

というのが発売前の意見でした。
光と闇を素材にした「カオス・アンヘル-混沌の双翼-」を超える手段がないことに気づき、このままではいかん!と思い採用しました。
また、ミラー戦では自分の『デッド』が「アグリゲーター」により効果が無効になり機能しなくなってしまった状態でも妨害を『クロス』以外にも用意できる点で強かったです。


3.展開ルート

簡単な展開を紹介します。
『デュオ』に到達する前に相手が「灰流うらら」などの手札誘発を使用しているかどうかで展開が多少変わりますが、ここではそういうのを無視した基本ルートを記載しています。
先攻展開例なので『エクス』で落とすエクシーズは『デュオ』で統一しています。後攻なら「メレオロジック・アグリゲーター」も選択肢に入れてください。

ns=通常召喚 ss=特殊召喚 ef=効果発動 
xs=エクシーズ召喚

■エクス初動
デュオ落としてエクスss ef ソード加えてss ef アイスサーチ
デュオxs (アイス+ソード)ef 墓地のデュオを素材
デュオef (デュオとソードを墓地へ)クロスとノードサーチ
クロス発動
アイスns ef ソードss 
デッドss ef 墓地のデュオを素材
ノードss ef デュオコストにソードss★
輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴンss
クロスef 墓地のデュオとアイスをデッキボトムに戻して1ドロー

最終盤面 ()はX素材の数
「輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン(2)」『デッド(3)』、『クロス』

「フォトン・ブラスト」で『デュオ』への「無限抱擁」「エフェクト・ヴェーラー」などの対象体制を付与しています。
『デッド』の3枚破壊と「クロス」のモンスター効果無効を含む3妨害。
★手札のライゼオルネームをコストにすれば、デュオを盤面に残したまま1ドローができ、クロスの効果無効をデッドから取り除く必要がないので1妨害増えます。

最終的に墓地に何もない状態なので、クロスのドローで「ディメンション・アトラクター」を引いても発動することができます。

■アイス初動
アイスns ef ソードss ef エクスサーチ
デュオ落としてエクスss ソードサーチ
デュオxs ef 墓地のデュオを素材
デュオef クロスとノードサーチ クロス発動 
デッドxs ef墓地のソード素材
〈以下先ほどと同じ〉

エクス初動とアイス初動は順序が違うだけでどちらも同じ盤面になります。
どちらも手札にある場合は『エクス』から動くようにしましょう。スタンバイフェイズまでに打たれなければ「増殖するG」による相手のドローが『エクス』1枚分少なくなります。

■ソード初動
ソードns ef エクスサーチ デュオ落としてエクスss ef ノードサーチ
デュオxs ef 墓地のデュオを素材
デュオef クロスとソードサーチ クロス発動
ノードss ef手札のカード捨ててソードorエクスss
デッドxs(ノード+ソードorエクス)

最終盤面
『デュオ(1)』『デッド(3)』、『クロス』

アイスに召喚権を使えていないため、ランク4モンスター1体分損失があります。でも4妨害と十分な妨害数は用意できます。

「フォトン・ブラスト」を出すのはあくまで展開例で、これが正解と言い切っているわけではありません。相手に「無限抱擁」を『デッド』に打たれて3妨害減ってしまうのを防げるというのを知ってほしい意図で書きました。

さて簡単な展開例は以上となります。

ここからは有料部分になりますが、ひとまずここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
よければリポストしていただけますと励みになります。

有料部分では採用したカードの理由、また採用を検討したが非採用にしたカードの理由、さらにはサイドチェンジプランを記載しています。
なるべくわかりやすくするために画像を添付しているのでよければ見ていってください。


4.採用したEXの理由

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