Go toトラベルキャンペーンはどうなる?
日本国内のワクチン接種率が50%に近くなってきたところで、観光庁と日本旅行業協会にGo toトラベルキャンペーンが再開されるかどうかについて聞いてみました。
記憶にありますか?
「Go toトラベルキャンペーン」
Go toトラベルキャンペーンは2020年7月22日にスタートしました。
新型コロナウイルス感染症の流行によって、経済的損失を被った旅行業界や国内旅行の再活性化を目的に、国が主導するキャンペーンです。
2020年10月1日から追加でスタートした地域共通クーポンも合わせると、旅行代金が最大半額になるというたいへん魅力的なものでした。
ただ、度重なる感染拡大で緊急事態宣言が発令されることによって、割引適用の地域が限定されたり、キャンペーンが中断されたり、それに伴ってキャンセル料金が免除されたり、ぎりぎり対象期間外で強行旅行となったり。
大変お得な施策である一方で、対象旅行の線引きが微妙で受け入れる側の観光業者は右往左往、私たちも何度もGo to事務局に問い合わせをしました。
例えば緊急事態宣言が出て、名古屋から出発する人と福井から出発する人が一緒に沖縄を旅行する場合、名古屋居住の人は感染が拡大していたのでキャンセル料が免除となりましたが、福井の人は?とか
出発日が同じ2名が、兵庫県と福岡県を旅行した場合、地域共通クーポンは旅行する県とその県に隣接した県で使えるものを発行しますが、兵庫と福岡は離れているので、地域共通クーポンのそれぞれの県で額面の分け方は?とか
旅行先でオプショナルツアーに参加するけれども、オプショナルツアーは全体の旅行代金には含まれていなくて別計上、この代金は割引の対象にならないのか?、とか
地域共通クーポンは、電子クーポンのタイプと紙クーポンのタイプの選択ができました。どちらが使いやすいのか、電子クーポンの不具合の心配や、グループで旅行しても代表者にしか渡せない、などなど悩まされることがありました。
また、途中からのルール改正があり、ビジネス出張や会社の慰安旅行が急に適用外になって、旅行がキャンセルされたりということもありました。
いろいろ難しい部分はありましたが、旅行される方にとってはとてもお得な取り組みで、特にお部屋に露天風呂がついているようなプライベート感の高い高級旅館は大人気でした。コロナウイルス感染拡大でお客さんがいなくなってしまったホテルや旅館、お土産屋さんは再びお客さんに来てもらえるようになって忙しいながらも、嬉しい時間だったのではないでしょうか。
それが感染拡大により2020年12月下旬、12月28日から無期限停止の発表、年末年始の旅行が次々とキャンセルされました。予約をされていた方々も楽しみにしていた旅行を中止することになってしまい、残念で仕方なかったと思います。
先日オリンピックが終わり、日本国内のワクチン接種率が50%に近くなってきたところで、観光庁と日本旅行業協会にGo toトラベルキャンペーンが再開されるかどうかについて聞いてみました。
結論は
Go toトラベルキャンペーン再開は、今のところ全くの「未定」。
今の感染状況ではまだ見通しが立たないとのこと。
ただ、期間が終了したのでキャンペーンも終了したというわけではなく、現在はあくまでも「一時中止中」である。国の予算はある、再開を模索している、、、、とのこと。。ということは再開される!?
しかしながら、再開されたときにキャンペーンの割引率やクーポンの額がそのまま昨年と同じ割合で継続されるかどうかは別問題。再開される可能性はゼロではないものの、考えたくはないのですが、割引率が減らされる可能性もあります。
もう1点、Go toトラベルキャンペーンが再開されるときに、ワクチン接種証明書やPCR検査陰性証明書が必要になってくるかどうかも、非常に気になるところです。
いずれにしても、今の段階ではすべて未定、今後の発表を待つのみです。
また、国のGo toトラベルキャンペーンよりも先に、感染の抑えられている県では、各自治体独自の地域活性化の取り組みが発表される可能性も期待されるところです。
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