いつからオーストラリアに行けるの?
日本人に人気のオーストラリアですが、コロナ前は、オーストラリアに渡航した日本人は約50万人が観光に行っている人気の国です。新規路線の拡大で6年連続プラスになっていました。オーストラリアからも日本に62万人の人が来日したりとか双方向で行き来のある観光国です。
それがコロナが世界中に広がりを見せた2020年3月頃からいち早く国境封鎖という思い切った強力な水際対策を実行しました。オーストラリアには、シドニー、ケアンズ、パースの人気の都市だけではなく世界遺産にも登録されているエアーズロック、グレートバリアリーフなど人気のコロナが明けたら行ってみたい国の一つでもあります。そんなオーストラリアですが、オーストラリアの現状、ロードマップ(工程表)、入国に必要な条件、フライトスケジュール、まとめという順番の流れでお話をしていきたいと思います。まとめの部分では実際に観光としていつから行けるようになるのかを予想していきたいと思います。
オーストラリアの現状
まずはコロナ関連情報から。オーストラリアの現状ですが人口が日本の6分の1くらい。2500万人いるんですが、今までの累計での陽性者数の数は94,000人ほど。死者数が約1,200名ということで、日本と比較すると今、日本は168万人の累計、死者数が17,000名ということで人口からしても日本より圧倒的に少ない。ただですね、忘れてはいけないのはですね、オーストラリアはコロナが世界的に広がり始めた2020年3月頃から国境封鎖を行い水際対策を厳しくしました。さらに国民にオーストラリアからの出国までも禁止しました。実はまだ国境は封鎖されたままなんです。他の国と比較すると2020年は抑え込みがうまくいっていましたが、翌2021年の6月頃に変異株がオーストラリアでも発見されて以来、あっという間に感染が拡大されてしまいました。今現在では、大都市のシドニーがあるニューサウスウェールズ州が6月からロックダウンをしています。4回もの延長を繰り返し1日の新規陽性者数は1000名を超えるほどです。ロックダウン前は新規感染者数は多くとも2桁でしたので、そう考えると今まさに変異株の脅威にさらされている状況です。またこのロックダウン中に必要不可欠な買い物、通勤・通学等を除き、家から外出することは禁止され、原則家に留まる必要があり、違反者には200ドルの罰金が科せられます。オーストラリアではワクチン接種の始まりは他国よりも遅く2021年の2月頃からスタートしました。ワクチン接種が始まってから約5ケ月たった7月の接種率はたったの15%でした。同じ頃、日本人観光客に人気のケアンズ、ゴールドコースト、メルボルンでも感染拡大をしていました。ついにオーストラリア政府は国境再開のロードマップ(未来予想図)を発表しました。それではオーストラリア政府のロードマップを見ていきましょう。
オーストラリア国境再開のロードマップ
基本的にはワクチン接種率を基準にオーストラリアのロードマップは4つの段階に分けて規制緩和する方針を発表しました。ワクチンの種類は今までは2社(ファイザー、アストラゼネカ)のワクチンのみ承認されていましたが、モデルナも承認され急ピッチで接種が進んでいます。この方針には接種率が80%を超えた段階でコロナ感染の抑え込みに成功している国から徐々に国境を開いていく予定とのうれしい発表がありました。このロードマップ(行程表)には、各段階ごとの目指すワクチン接種率が明示され、オーストラリアへの観光旅行の受入れも含まれています。オーストラリアへの観光旅行の再開を待ち望む関係者、旅行者にとって、ようやく見えてきた一筋の光と言えます。それでは詳しく見ていきましょう。第一段階としては、ワクチン接種を促す段階と位置付けています。主な対策としては、ワクチン接種率の加速、国際的な国境を閉じる、オーストラリア人全員に必要な量のワクチンを接種する機会を提供する、国境でのデジタル・ワクチン接種証明書の認証の確立などとなります。第二段階は必要回数のワクチン接種率が人口の70%以上になった時に次の段階に移ることが出来ます。主な対策としてワクチン接種を受けた住民に対する制限を緩和する(予定)、入国者数の上限を設けて学生ビザおよびビジネスビザ保持者の入国上限を認める。第三段階は必要回数のワクチン接種率が人口の80%以上になった時に国内のすべての規制を免除し、ワクチンを接種したオーストラリア人の帰国人数の上限を撤廃
学生ビザ、ビジネスビザ、人道ビザ保持者の入国制限を緩和、ワクチン接種を受けたオーストラリア人の渡航制限をすべて解除。第四段階にはコロナ前と同じような生活となります。(様々な規制はあるも)
フライトスケジュール
それではフライトスケジュールを見ていきましょう。全日空は羽田からシドニーまで10月末までは週5便運航しています。11月以降のフライトスケジュールは未定です。成田からパースは2022年の3月26日までは運休予定。日本航空は10月末までは週3便運航。11月以降のフライトスケジュールは未発表。カンタス航空は今現在、運休中。12月中旬をめどに再開予定となっています。
まとめ
最後にまとめですが、実際に観光として行けるのは2022年の2月と予想します。その理由としてはワクチン接種率がオーストラリア政府のロードマップでは12月下旬までに人口の80%を目標としておりますので、その指標をもとに考えると1月から段階的に規制の緩和を行い、2月から観光客の受け入れも再開するのではと予想しています。オーストラリアの国境再開を切に願っています。