今フランスに行くには
規制緩和が進む中、フランスも海外からの観光客受け入れ条件を緩和しました。どのような手続きが必要なのか詳しく見ていきたいと思います。
フランスの現状
3月14日以降にワクチンパスポートが撤廃されました。それによりフランス人だけでなく観光客にとってもコロナ禍前に戻りつつあります。また観光地は賑わいを見せ始め街中でもマスク着用している姿は見かけなくなってきました。いまやマスク着用義務は公共交通機関のみといっていいほど緩和されています。飲食店も従来通りの扱いとなりワクチンパスなしでもカフェ、レストランの店内でお食事をすることが出来ます。フランス人にとってはカフェでの交流の場が気軽に通えるようになったことが大きいです。その反面一日当たりの新規感染者数は20万人と決して少なくはありませんが、フランス政府はオミクロン株は重症化しにくいため規制緩和を推し進めながら経済を回し始めています。
日本出発までに必要なこと
フランス渡航にはワクチン接種は必須ではありません。すなわちワクチン未接種の場合は出発48時間以内のPCR検査の陰性証明書があればいいのです。もちろんワクチン接種済みの方はPCR検査は不要となります。あとはEU DIGITAL PASSENGER LOCATOR FORM(旅行情報、搭乗便、滞在先、個人情報など)を入力する必要があります。また日本出発時に空港で提示を求められるものは航空券(E‐TKT),パスポート、ワクチン接種証明書もしくはPCR検査陰性証明書、EU DIGITAL PASSENGER LOCATOR FORMとなります。
フランス入国時
パリ空港到着後、入国審査の窓口がいくつかクローズしているため入国審査には通常よりも時間がかかっています。審査には驚く程簡素化されています。嬉しいことに空港でのPCR検査や隔離はありません。
日本へ帰国のための手続き
帰国前のPCR検査は必ず必要になっています。搭乗便の72時間前の陰性結果証明がなくては飛行機に搭乗することが出来ません。また日本の厚生労働省のフォーマット(もしくは同等の検査内容)でなければ飛行機に搭乗することが出来ません。
帰国後の隔離
帰国後の隔離は2パターンのみです。ワクチン3回接種の方は隔離はありません。ワクチン2回以下の方は7日間の隔離がありますが、3日目以降に自主検査(病院、クリニック)で陰性であれば、残りの隔離期間は免除されます。隔離期間の日数のカウント方法は、帰国した日は0日、翌日から1日目がはじまります。具体的には例えば5月1日に帰国した場合、3日目以降の自主検査とは5月4日以降ということになります。もし自主検査を行わない場合の7日間の隔離期間が終わるのは、5月8日まで隔離という計算になります。