GoToトラベルキャンペーン再開は近い!?

緊急事態宣言が解除され、10月から飲食店はほぼ通常営業に戻りました。会食の人数制限もほぼなくなっています。
旅行も人の目を気にすることなく自由にできるようになって、電車等の公共交通機関の中では大きな荷物を持っている人も見かけるようになってきています。

GoToトラベルキャンペーン再開についても、少しずつ動きがでてきていますので、このまま、感染が抑え込まれていれば再開も近いかもしれません。
少しずつですが再開が見えてきましたので、旅行会社の視点で今予想されることをお話ししてみます。

まず、再開する時期ですが、政府の方針は固まっていないのですが、有力な話として1月中旬から2月くらいに再開するのではないかと言われています。キャンペーンがなくても人の動きが集中しそうな、年末年始には始まることはなさそうです。
そして1月・2月は旅行の閑散期であるため、キャンペーンをスタートしやすい時期だと思われます。

キャンペーンの内容も変わりそうです。以前は割引が1泊1人あたり最大13,000円、旅先で使えるお買い物クーポンが最大7,000円分で、あわせて最大1泊当たり2万円ほど得するようなキャンペーンでしたが、これが引き下げられる予定です。
割引率が高かった前回は、予約が高級ホテルに集中してしまいました。それを踏まえて、今度は集中しないように割引率が1万円くらいに下げられる予定です。
また、平日と週末の割引率を変える可能性もあります。割引率が同じだと、どうしても週末に混雑が集中してしまいます。そのために平日の割引率を週末よりも高くして、平日の需要をあげて人の動きを分散させようという動きがあります。

ただ、今も観光業界は大打撃を受けているので、できるだけ早く12月から再開させようという声があることも事実です。今は感染が落ち着いていても、いざキャンペーンが始まったときに、次の波が来てしまうのではないかという心配があり、旅行を促すことができる今、できるだけ早く始めようという意見です。
しかしながら12月再開は、年末年始を避けるという観点からも、その可能性はないと思われます。もうひとつ、一番の理由として、年内は各都道府県が国からの補助を受けて、都道府県単位で独自のキャンペーンを行っています。
もしGoToが始まったら、都道府県の取り組みのほうはほぼ需要がなくなります。GoTo始める前に、12月と1月は都道府県単位を隣接県まで拡大して行おうという動きがあります。

GoToキャンペーン再開に当たって、条件も検討されています。ワクチン接種証明書の提出を求めるかどうかや、PCR検査パッケージを活用するかどうかなど、安心安全に旅行ができるような体制が模索されているところです。

海外旅行へ行かれる方も少しずつ増えてきています。それと同時に、日本が諸外国に対しての規制を緩和すれば、海外からの観光客も増えてきますので、できればその前にたくさん国内旅行をしたいという方も多いのではないでしょうか。
国のGoToトラベルキャンペーン再開発表前に予約した来年の旅行が、キャンペーン対象になるかどうかわかりませんが、予約が殺到する前に予約しておいたほうがいいかもしれません。

GoToキャンペーンで観光業界が再び活気づくことを期待します。