今、フィリピンへ行くために必要なこと
欧米諸国が早々と渡航者の受け入れを再開させている一方で、アジア諸国はタイのみが一歩リードしている状況で、ほかの国はまだまだ扉が重いのが現状です。
フィリピンは、ワクチン接種が完了していれば入国が可能になりましたが、コロナ前にはなかった手続きをする必要があります。
ここではどのような手続きが必要かを「フィリピン入国に対して必要なこと」と「日本帰国に対して必要なこと」に分けてご紹介したいと思います。※必要条件は流動的です。出発の際は必ず直近の最新報を確認してください。
はじめにワクチン接種について
ワクチン接種完了⇒条件を満たせば入国可能
※フィリピンの接種完了の定義は2回以上の接種が完了していることです。
ワクチン接種未完了⇒基本入国不可(※例外あり)
※12歳未満の子供が親と一緒に渡航する場合
※医学的にワクチン接種ができないと認められた場合
フィリピンへの入国に対して必要なもの
① 日本出国48時間以内のRT-PCR検査または24時間以内の抗原検査の陰性証明書
②ワクチン接種証明書
③政府指定アプリ(TrazeおよびOne Health Pass)の登録
Trazeは追跡アプリ、One Health Passはワクチン接種情報などの登録アプリです。
④海外旅行保険の加入
コロナの治療費用US$35,000(約460万円)以上を補償する保険に加入する必要があります。
⑤30日以内に出国するための航空券
フィリピンから日本への入国に対して必要なもの
①検査証明書の提出
・出国前72時間以内の検査(陰性)証明書の提出が必要です。
・搭乗時に検査証明書を所持していない場合、航空機への搭乗を拒否されます。
②空港での検査等
・日本到着時に全ての人に検査が実施され、結果が出るまで空港内のスペースや検疫所が指定した施設等で待機する必要があります。
③誓約書の提出
・国籍を問わず検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。
④スマートフォンの所持、指定アプリのインストール
・入国時、空港検疫で指定の位置情報確認アプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要です。※スマートフォン不所持者は、スマートフォンを借り受けるよう求められます。
・お持ちのスマートフォンに、以下のアプリを事前にインストール、および設定をする必要があります。
健康居所確認アプリ(MySOS等)/位置情報保存設定(GoogleMaps等)/COCOA(接触確認アプリ)
⑤質問票の提出について
・入国後7日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認します。
・質問票WEBで回答完了後、QRコードが表示されるので、表示されたQRコードをスクリーンショットで保存するか、印刷をして検疫時に提示する。
⑥指定された待機期間中のルール
1.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による位置情報・健康状態の報告(毎日)
(1)ログイン(利用開始の登録)
(2)待機場所の登録・現在地の報告
・待機場所に到着したらアプリで待機場所を登録
・1日複数回「現在の位置情報」を求める通知が届くので、「現在地報告」ボタンを押して応答
(3)健康状態の報告(MySOS)
・1日1回、健康状態確認をお願いするMySOSの通知が届くので、案内に従い健康状態を報告
2.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による居所確認(随時)
・入国者健康確認センターから登録待機先の居所確認のため着信があったら必ず応答(ビデオ通話)
3.スマートフォンの位置情報記録の保存設定(GoogleMaps等の設定)
・陽性となった場合など、保存された位置情報を保健所などに提示するために必要な設定
4.COCOA(接触確認アプリ)の利用
▼2022年3月1日から適用された措置
1.フィリピンを含むオミクロン株の指定国地域以外からの入国
(1)ワクチン3回接種済みの場合
・自宅等の待機が免除(入国時の検査が陰性である必要がある)
(2)ワクチン3回未接種の場合
・原則、日本入国後7日間の自宅等待機が必要。
・3日目に検査を受け、結果が陰性であればそれ以降の待機は不要(検査をしない場合は7日間待機)
2.空港での検査が陰性だった場合、検査から24時間以内は公共交通機関の利用が可能になりました。(以前は公共交通機関が使えなかったので、車で空港へ行くか、家族などにお迎えに来てもらう必要がありましたので、ぐっとラクになりました)