いつからウガンダに行けるの?
アフリカ大陸には55もの国があります。
その中でも「アフリカの真珠」と謳われるほど、自然豊かで美しい国があります。それはケニアとコンゴ民主共和国に挟まれた国「ウガンダ」です。
ウガンダがどんなところか今ひとつイメージがわかなくても、ウガンダコーヒーには馴染みのある方もいるのではないでしょうか。
そんな美しい国ウガンダへ、いつくらいから行けるようになるのかということでお話をしていきます。
ウガンダの現状
ウガンダの累計感染者数は約96,700人 死者は約2,800人 2021年6月ごろが一番陽性者数が増えました。1日の新規陽性者数が1,700名を超えることもあったのですが、現在はほぼ10名~20名の陽性者数を維持しています。
規制に関しては、午後7時から翌午前5時30分までの夜間外出禁止が大きなものになります。
ウガンダの魅力
魅力としてはその変化に富んだ自然。サバンナを車で走るサファリだけでなく、ボートサファリ、森でのウォーキングサファリが魅力です。さらに、ウガンダには、いまや絶滅危惧種としても有名な「マウンテン・ゴリラ」が多く生息しているということ。これだけ容易にマウンテン・ゴリラが観察できる国は広いアフリカでもウガンダだけです。
赤道直下の内陸にありながら、平均標高1200mの高原に位置するため、気候は意外かもしれませんが、年中涼しくてどこへ行っても快適で、平均気温は20℃前後です。国の面積は日本の本州ほどの大きさで、湖が多く総面積の約 15%が湖や沼地となっています。アフリカ最大のヴィクトリア湖はウガンダとタンザニアとケニアの国境にあり、ウガンダの国土の一部を占めています。雨季は1年に2回、大雨季と呼ばれる3~5月と小雨季と呼ばれる9~11月でアフリカでは比較的雨量の多い地域です。首都はヴィクトリア湖の北岸に位置するカンパラという都市です。
「マウンテン・ゴリラ」の生息しているブウィンディ国立公園は、西側のコンゴ民主共和国との国境、西リフトバレーの西端に位置しています。ここの見所はなんといっても絶滅の危機にさらされているマウンテン・ゴリラ。約400頭のゴリラが生息し、その数は世界中のマウンテン・ゴリラの約半数にあたります。そのうち観光客の観察が許されているのは1日に9組のグループ。1グループ8名までの限定のため1日合計72名しか入れません。ゴリラを観るための許可証はなかなか予約が取れず、1年前からいっぱいになってしまうこともあります。かなり早めの予約が必要ですが、この体験はお金を払っても観る価値は十分にあります。大人のマウンテン・ゴリラの身長は約2m、体重は200㎏ほどもあります。
マウンテン・ゴリラに会いに行くツアーはジープなどで行くサファリツアーではなく、なんと徒歩!標高2,000m以上の山の中を歩き、野生のマウンテン・ゴリラを探します。ゴリラは毎日移動するため、どの位歩くか、どのルートを歩くかは当日まで分かりません。運良く歩き始めて30分位で出会う場合もあれば、片道2~3時間歩くこともあります。道なき山中を、草をかき分けて登ってゆくこともありますので、しっかりとした準備が必要です。このトレッキングツアーは危険を伴いますので16歳以下は参加不可、マウンテン・ゴリラから7m以内に近づかない、写真撮影は1時間以内などのルールがあります。
そして、ウガンダといえば「ウガンダコーヒー」、アフリカでコーヒーと言えば生産量の多いエチオピアコーヒーがよく知られていますが、最近はウガンダコーヒーも人気が出てきています。標高1200mあたりのところにコーヒー農園があるために、害虫が少なく、そのために農薬を撒く必要がありません。また、ヴィクトリア湖に近く水が豊富で、何よりも土が上質でコーヒー栽培にたいへん適しています。標高・水・土壌の3要素がそろったところで育てられた良質のたコーヒー豆は、大変香も良く、コクがあっておいしいのでとても人気があります。
入国に必要な条件
・出発前72時間以内に受けたPCR検査での陰性証明書の携行
・入国時37.5度未満であること(高過ぎでは!?)
・滞在先を申告すること
※今後の新規感染者数によって、必要条件は変わってきます。
ウガンダへのアクセス
3つのルート
1.アフリカルート
アディスアベバ経由 エチオピア航空
2.中東ルート
アブダビ経由 エティハド航空
ドバイ経由 エミレーツ航空
ドーハ経由 カタール航空
3.欧州ルート
パリ、ナイロビ経由 エールフランス航空
イスタンブール経由 ターキッシュエアラインズ
まとめ
2021年8月現在の見通しとして、ウガンダへ行けるのは来年2022年4月以降になるのではないかと考えます。その理由としては、やはり、ワクチン接種率です。日本は現在、国民の約40%の接種が終わっていますが、一方ウガンダでは接種が完了した人はわずか0.3%です。これからワクチン接種が進んで、できるだけ早くウガンダへ行ける日が来ることを願っています。