今、マレーシアに行くために必要な事
欧米諸国が早々と渡航者の受け入れを再開させている一方で、アジア諸国はタイのみが一歩リードしている状況で、ほかの国はまだまだ扉が重いのが現状です。
その中で、ついにマレーシアが4月1日から観光客の受け入れを再開しました。首都クアラルンプールへの直行便は東京と関西空港から再開しています。また、クアラルンプールやペナン島はシンガポールで乗り換えて行くこともできますので、シンガポール航空が運航している中部や福岡の方も行くことができるようになりました。
ただ、コロナ前にはなかったさまざまな手続きをする必要がありますので、ここではどのような手続きが必要かを「マレーシア入国に対して必要なこと」と「日本帰国に対して必要なこと」に分けてご紹介したいと思います。※必要条件は流動的です。出発の際は必ず直近の最新報を確認してください。
はじめにワクチン接種について
18歳以上でワクチン接種完了⇒条件を満たせば入国可能
18歳以上でワクチン接種未完了でも⇒条件を満たせば入国可能、ただし入国後5日間の強制隔離
「ファイザーとモデルナのワクチン接種完了の定義」60歳以上は3回接種で接種完了、18~59歳は2回で接種完了
マレーシアへの入国に対して必要なもの
① 日本政府発行のワクチン接種証明書
※自治体により取得にかかる日数が違うので注意してください。紙の接種証明書は7~10日間、デジタルの接種証明書はマイナンバーカードが必要で、カード作成に30日くらいかかります。時間に余裕をもって用意しておいてください。
②日本出国 2日以内のRT-PCR検査の陰性証明書
※証明書には、氏名・生年月日・検査実施日・検査の種類の記載が必要、英語表記のあるものが推奨されています。
③マレーシア政府指定アプリ(My Sejahtera)の登録
※Google playやApp storeからダウンロードして登録してください。登録項目の中にはワクチン接種証明書の取り込みがあります。マレーシアでは公共機関やレストラン等でMy Sejahteraの提示が求められます。18歳未満でスマホを持っていない場合は同行者としてMy Sejahteraの登録をすることができます。同行者として登録をしたときはスマホを持っている人と別に入店、入館することができませんのでご注意ください。
④海外旅行保険の加入
※コロナの治療費用US$20,000(約250万円)以上を補償する保険に加入する必要があり、保険証券は必ず印刷された紙のものでなければなりません。
クレジットカード付帯の保険でもコロナウイルス感染症の治療がカバーされれば有効と言われていますが、証書の発行には2週間程度かかると言われています。
⑤マレーシア入国後24時間以内の迅速抗原検査
※クアラルンプールで乗り継いでボルネオ島へ行く場合、迅速抗原検査はクアラルンプールで受けて、陰性ということがわかってからしかボルネオ島に入ることができない。
検査結果はMy Sejahteraに登録する必要があります。最初の入国ポイント問着後24時間以内に登録しないとアプリのステータスが赤に変わり、施設への入場や入店ができなくなりますのでご注意ください。
マレーシアから日本への入国に対して必要なもの
①検査証明書の提出
・出国前72時間以内の検査(陰性)証明書の提出が必要です。
・搭乗時に検査証明書を所持していない場合、航空機への搭乗を拒否されます。
②空港での検査等
・日本到着時に全ての人に検査が実施され、結果が出るまで空港内のスペースや検疫所が指定した施設等で待機する必要があります。
③誓約書の提出
・国籍を問わず検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。
④スマートフォンの所持、指定アプリのインストール
・入国時、空港検疫で指定の位置情報確認アプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要です。※スマートフォン不所持者は、スマートフォンを借り受けるよう求められます。
・お持ちのスマートフォンに、以下のアプリを事前にインストール、および設定をする必要があります。
健康居所確認アプリ(MySOS等)/位置情報保存設定(GoogleMaps等)/COCOA(接触確認アプリ)
⑤質問票の提出について
・入国後7日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認します。
・質問票WEBで回答完了後、QRコードが表示されるので、表示されたQRコードをスクリーンショットで保存するか、印刷をして検疫時に提示する。
⑥指定された待機期間中のルール
1.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による位置情報・健康状態の報告(毎日)
(1)ログイン(利用開始の登録)
(2)待機場所の登録・現在地の報告
・待機場所に到着したらアプリで待機場所を登録
・1日複数回「現在の位置情報」を求める通知が届くので、「現在地報告」ボタンを押して応答
(3)健康状態の報告(MySOS)
・1日1回、健康状態確認をお願いするMySOSの通知が届くので、案内に従い健康状態を報告
2.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による居所確認(随時)
・入国者健康確認センターから登録待機先の居所確認のため着信があったら必ず応答(ビデオ通話)
3.スマートフォンの位置情報記録の保存設定(GoogleMaps等の設定)
・陽性となった場合など、保存された位置情報を保健所などに提示するために必要な設定
4.COCOA(接触確認アプリ)の利用
▼2022年3月1日から適用された措置
1.マレーシアを含むオミクロン株の指定国・地域以外からの入国
(1)ワクチン3回接種済みの場合
・自宅等の待機が免除(入国時の検査が陰性である必要がある)
(2)ワクチン3回未接種の場合
・原則、日本入国後7日間の自宅等待機が必要。
・3日目に検査を受け、結果が陰性であればそれ以降の待機は不要(検査をしない場合は7日間待機)
2.空港での検査が陰性だった場合、検査から24時間以内は公共交通機関の利用が可能になりました。(以前は公共交通機関が使えなかったので、車で空港へ行くか、家族などにお迎えに来てもらう必要がありましたので、ぐっとラクになりました)