【スタンダード:ジェスカイコントロール】3/17 プレミアム予選@晴れる屋福岡 参加レポ
お久しぶりです、皆さんジェスカイしてますか?
人は勝った時にのみ記事をなんとやらの精神、福岡晴れる屋のプレミアム予選に参加してきましたのでざっくりレポります。
〇使用デッキ
使用したのはカルロフ実装後ずっと擦り続けているジェスカイコントロール。(晴れる屋デッキリストページ)
見た目通りの青白コンに赤タッチで《稲妻のらせん》及び《希望の標、チャンドラ》を採用した割とクラシックなコントロールデッキです。
元々はカルロフで実装された《喝破》・《稲妻のらせん》の両方をコントロールで使いたいというのが構築の出発点。
防御札を散らす構築の性質上近年マリガン面での負担増が叫ばれがちな受け色強めなコントロールデッキにおいて、《推理》・《喝破》・《稲妻のらせん》と比較的キープしやすい2マナ域を12枚搭載できかつそれら軽量カード群が《希望の標、チャンドラ》の常在型能力によりゲーム後半でも有効札たりえるのがお気に入りポイント。
引き換えに 《ミレックス》や《魂の洞窟》に加え各種ミシュラランドが普通に採用される環境柄、特殊地形に無茶苦茶いわされるのは看過しがたい弱点です。特に《ミレックス》は4T目に置かれるだけで余裕のイージーウィンを許してしまうため要対策案件でした。
基本的にチャンドラの火力と後半引いてきた《稲妻のらせん》を本体に投げていくことで勝ちを狙うことになるので、ミシュラン以外にも殴れる生物を採用しています。メイン戦で本来腐りがちな相手の除去があたってしまうのはユルサレザリティが高いのですが、どちらも生き残った際のバリューが高くかつ最低限トークンを残せる点を評価しての採用。
他にも《家の焼き払い》・《夜を照らす》・《謎めいた外套》といった本体を攻めやすいフィニッシャーも色々検討はしたんですが結局この形に落ち着きました。
約1ヶ月半擦り倒した甲斐ありそれなりの勝率を残せたため、割といけそうだなーくらいの感覚でこのデッキを色んな大会に持ち込んでいたのですが身内からの評判は芳しくなく。おかしいなぁ。
まあでもここまできたらこれが「世界で1番優れた小銃」でしょ!の気概でレッツプレミアム予選。
〇戦績
晴れる屋福岡店がなんやかんやで大会開催自体の方が危ぶまれましたが、無事51名のスイス6回戦+SE2回戦の2人抜けでスタート。
張り切っていってみよう。
●スイスラウンド
・R1 版図 〇-〇
G1 後手。《装飾庭園を踏み歩くもの》スタートも、後続が芳しくなく後引の《豆の木を登れ》を適宜カウンター。先出しチャンドラで《力戦の束縛》を誘い、お相手がもにょってる間に《記憶の氾濫》連打でありったけのカウンターと《邪悪を打ち砕く》をかき集めてから万全の体制で《力戦の束縛》を破壊してチャンドラおかえりで勝ち。アトラクサ引かれてなくて良かった。
G2 後手。《群れの渡り》で《沼》サーチからの《強迫》スタートされるも、マナ加速が芳しくなく普通に《記憶の氾濫》が撃てるゲーム展開に。たっぷり稼いだハンドから《スラルの門衛》構えで《怒りの大天使》をケアしながらの《第三の道の偶像破壊者》×2 で一気にクロックを加速、2パンで勝ち。
青白コンと比べてガードが下がっているマッチアップなので、割とサクッと勝てたのは幸運ですね。
・R2 ラクドス発見 ×-〇-〇
熊本MUGENの方。ちなみに今期の大分県の店舗予選はMUGEN勢に荒らされまくってます。
G1 先手。《喝破》《稲妻のらせん》土地5でキープしたら何も引かなくておえーっ。
お相手も《大洞窟のコウモリ》に《強迫》とハンデス噛ませていきつつも生物のツモがあんまり展開のいい感じではなかったのだが、ミシュランに《地質鑑定士》でじわじわとライフを詰められる。結局最後までなんも引かなくて負け。
G2 先手、《稲妻のらせん》《推理》と《魔術遠眼鏡》でキープ。《強迫》で《稲妻のらせん》を落とされるものの、《喝破》構えながらの《魔術遠眼鏡》でミシュランを封じてクロック減退及びラスゴの有効性を高めていく。
《黙示録、シェオルドレッド》らデカブツこそなんとか処理していくが、じわじわとライフが削られる展開。《推理》連打でなんとか《記憶の氾濫》までたどりつき、《太陽降下》▶《希望の標、チャンドラ》でマウントしてからお相手なにも引かなくて勝ち。
G3 後手。《大洞窟のコウモリ》連打スタートには苦しめられるが、やはり諜報ランドから掘り当てた《魔術遠眼鏡》でミシュランを抑え込むに加え序盤で押される展開を見越してサイドインしておいた《第三の道の機構》でライフを水増しして耐える。G2同様に《記憶の氾濫》までたどりついてからの《太陽降下》で盤面イーブンにするが後続は《ギックスの残虐》と《嘶くカルノサウルス》からの《黙示録、シェオルドレッド》とヘビー級。とはいえマナさえ伸びてしまえばなので、《希望の標、チャンドラ》と《放浪皇》で盤面を押し返す。《ギックスの残虐》からサーチされた《敵対するもの、オブ・ニクシリス》にライフを詰められるがたまたま握っていた土地が《天上都市、大田原》だったのでトークンの方はバウンスで対処。盤面の方もトップからかけつけた《伝承師、クイントリウス》が押さえ込みチャンドラと放浪皇を再利用、残り時間だけがネックだったが流石にトークンが盤面埋めつくして勝ち。豪運。
R3 エスパーミッドレンジ 〇-〇
G1 後手。お相手2ランドストップしてる間にチャンドラ投げて勝ち。
G2 後手。お相手ランドストップの上に色も事故気味。《記憶の氾濫》こそ《喝破》されて将来的なリソースは失うものの、まあぐだついた果てに《希望の標、チャンドラ》が通ればどうとでも。
R4 青白コン ×-〇-△
鬼門。メイン戦が不利なので、割り切りが必要なのだが···。
G1 ゲーム早期段階で《希望の標、チャンドラ》を2枚とも引ききってしまい、中々ハンドか重く動き出せない。30分近くゲームした結果結局どっちも定着させるに至らず負け。こういうところのゲームの見切りがいつまでたっても上達しませんね。
G2 打ち消し多数に《記憶の氾濫》でキープ。諜報ランドスタートしたら上に《魔術遠眼鏡》が見えたため、4T目にこれを通すと盤面ハンド併せて3枚もの《廃墟の地》がお目見えし喜び勇んでこれを指定。ただの無色マナランドとなった《廃墟の地》が完全に打ち消し合戦で足を引っ張り、《放浪皇》と《捜査の達人、アルキスト・プロフト》を通すことに成功。ビートプランを見越されて《太陽降下》が適宜飛んでくるがカウンターもきちんと引き込んでおりバックアップもばっちり、サクッとクロック完遂して勝ち。
G3 残り時間が残り時間なので、《第三の道の偶像破壊者》頼みでキープ。《否認》構えながらこれをT4に送り出すことにこそ成功するが、能動的に撃てるスペルに恵まれずかつ白マナが出ないランドトラブルに見舞われ偶像破壊者ぼったち。制限時間迫る中お相手が先にバックアップ有りから《失せろ》飛ばしてきて偶像破壊者の仕事はトークン1体で終了。お相手も懸命に攻め立てるが、流石にエクストラターンでも2桁ライフはお互い削れず引き分け。
やっぱG1が勿体なかったですな。
R5 エスパーミッドレンジ 〇-〇
九州を代表するチームモルテンレインの一員にして調整会の盟友、アカザキ氏とバブルマッチ。ここで当たってしまうでござるか…。
G1 《忠義の徳目》のトークンからちびちびとライフを攻め立てられる、《稲妻のらせん》を引いてこそいなかったがお相手のクロックが低いうちに《記憶の氾濫》でリソースを回復しながら追加の軽めなクロックは適宜さばいてゆく。
こちらがひたすら構えるのでラフィーンやPWが出しづらい中、手札差がついてきてジリ貧になってきたところで単なる瞬速クロックとして《ティシャーナの潮縛り》や《復活したアーティ》を吐き出し始めたところでこちらもリソースを吐いて応戦。リーサルだけは回避しつつ《太陽降下》で吹き飛ばし、墓地にたまった《記憶の氾濫》を撃ち始めたところで投了。
G2 《喝破》と《石術の連射》でキープ。やはり《忠義の徳目》と《フェアリーの黒幕》ら瞬速軽量クロックで攻め立てられる序盤。厄介なカードにたどり着かれる前にクロックは適宜排除しライフは高く保つ。
追加クロックの投入を促しつつ《記憶の氾濫》を上手いこと引き込んでリソースを稼ぎ、3マナ浮かせつつ出てきたキラーカード《謎めいた外套》に《喝破》を2枚当てて無理やり対処。《策謀の予見者、ラフィーン》を《大洞窟のコウモリ》のハンデスバックアップと共に展開されるものの、《太陽降下》を2枚握っていたためセーフ。返しで流して、墓地の《記憶の氾濫》を撃ち始めたところでやはり投了。
リソースカードやハンデスなどサイドのカードをたくさん引かれなかったのが大きかったですね。
バブル身内切りにて抜け確。南無三。
R6 ID
というわけで予選は4-0-2の6位抜。
TOP8は以下のような顔ぶれに。まあまあ魔境だな。
●シングルエリミネーション
SE1 ゴルガリミッドレンジ 〇-〇
お相手はMUGEN PROsにして日本選手権優勝経験者、カメザキ氏。
G1 順位下なので後手。とはいえR6で延長時間の最後までうちの身内と対戦されていたのをたまたま目撃しておりデッキを知れた上、その相性もかなりの有利ときている。
《苔森の戦慄騎士》スタートに対し、後続に適宜妨害・除去を当ててクロック減退。《記憶の氾濫》でリソースを回復し、手札に《放浪皇》を複数枚溜め込んでから逐次投下しては-2能力でクロック処理。お相手もなんとか《黙示録、シェオルドレッド》の射程圏内まで詰めてワンチャンを狙ってくるので《太陽降下》での盤面優位よりライフの回復を優先した立ち回りからミシュランを処理した上で《希望の標、チャンドラ》を定着させて勝ち。
G2 後手。《魔術遠眼鏡》《稲妻のらせん》に加え《喝破》2枚と上々の初手。
しかしそこに《強迫》2枚と《苔森の戦慄騎士》で立ち上がってくる厳しめの序盤。
《分派の説教者》に《喝破》を1枚消費させられた後、3枚目の《強迫》から《未認可霊柩車》でクロックと《記憶の氾濫》のリソース封じを同時にかけられる。
《未認可霊柩車》の返しに《魔術遠眼鏡》を通しにこそかかるが、残るお相手のハンドは《黙示録、シェオルドレッド》。全力パンチだと死んでしまうので仕方なくミシュランを封じるしかない。
盤面は《未認可霊柩車》と戦慄騎士だけで既にクロックが足りており、続けて投下した《捜査の達人、アルキスト・プロフト》によるリソース回復プランはあえなくご破算。やむなくプロフトはチャンプブロックに回して《希望の標、チャンドラ》の捲りに期待するぶっぱムーブに方針変更。チャンプの甲斐あり2回の+起動機会を得てなんとか《記憶の氾濫》までこぎ着け、《放浪皇》と併せて盤面処理にとりかかる。
途中《温厚な襞背》をトップされ《魔術遠眼鏡》を割られかけるが持っててよかった《天上都市、大田原》で神回避。キャストし直して今度は2枚目の《未認可霊柩車》を封じ、解放されて殴りかかってくるミシュランには《稲妻のらせん》をチャンドラで2倍にしてぶち込みライフも一気に安全圏へ。
シェオルの射程圏から一気に逃れチャンドラの定着も完全なものとなったあたりでお相手投了。
流石にデッキ勝ちですね。
SE2 スライムローム ×-〇-〇
のらりくらりと決勝まで。
デッキの相性は良くは無いです。
G1 順位下で後手1マリガン。白マナなしでの《喝破》×2をしぶしぶキープ。《大洞窟のコウモリ》でマナトラブルを見透かされ《事件現場の分析者》を咎めきれず、大幅なマナ加速を許し《喝破》のバリューががっつりダウン。
どうにか白マナ引き込んで《復活した精霊信者、ニッサ》を処理するところまでは返すが《完成化した精神、ジェイス》から《未練残り》でニッサ釣り上げにヘリックス▶《太陽降下》と動いて盤面処理するも返しはニッサお代わりから《見事な再生》×2▶《事件現場の分析者》▶《偉大なる統一者、アトラクサ》。
《大スライム、スローグルク》まで引き込まれリソース尽きず負け。流石にマナ加速を許してはゲームにならないですな。
G2 《機械の母、エリシュ・ノーン》キープ。《推理》でデッキを掘り進めつつ、マナ加速しそうなとこだけ適宜弾いて5マナ目置いたらエリシュ・ノーン即ぶっぱ。タップインフェッチランドを封じることでコンボはもちろん色確保へのアクセスを断つ。《大スライム、スローグルク》にサイズで粘られるが都合よく引き込んでいる除去と《魔術遠眼鏡》に加え更には《災厄の痕跡》で土地の回収まで封じ込めて終始お相手の動きを縛り続けることに成功。《自然の聖域、アルゴス》から生成されるトークンのチャンプブロックや微細なゲインには粘られるがこちらの飛行ミシュランとヘリックスら飛び道具で無理くり勝ち。
なんとかタイにまで持ち込むことに成功。
ワイの決勝での奮闘に背後霊の後輩が「サカイィーッ! ガンバレェーッ!」と野太いウィスパーボイスでエールを送ってくれていた。うるさい。
G3 後手、《門衛のスラル》と《喝破》でキープ。お相手はここにきて痛恨のダブルマリガン。
初動の《ガイアの声、ティタニア》に《邪悪を打ち砕く》がたまたま当たり、《門衛のスラル》で後続の《温厚な襞背》のCIPを止めつつクロックを刻んでいく。ダブマリは流石に厳しかったらしく《天上都市、大田原》で襞背を回収する動きまでしてなんとか攻めかかってくるが《放浪皇》からスラルとミシュランの打点をバックアップしつつ《希望の標、チャンドラ》でリーサルとリソースを同時確保。最後まで脅威らしい脅威を引かれることもない豪運で勝ち。
〇結果
というわけで権利獲得太郎。
マリガンなく、ランドトラブルなく、サイドカードもよく引けていて当たり運もそこまで悪くなかった感じで大会通して上振れてました。
MVPはサイドの《魔術遠眼鏡》でしたね、割と会心のチョイスだった可能性ある。
上振れてる中でうまいこと権利獲得まで漕ぎ着けたのは僥倖でした、一応検討・練習・調整の甲斐もあったということでひとつ。
エリア予選を回る必要がなくなったため、サンダージャンクション発売までは他フォーマット遊ぶ感じにしようかな。
晴れる屋福岡店のことはちと心配ですけどね。
それではまた次回、チャンピオンズカップファイナル愛知でお会いしましょう。