見出し画像

学校の先生の記憶力って

こんにちは。
居座り寒波という妙な呼ばれ方の寒波の影響で、島根県はあちこちで積雪しています。
自宅周辺は風が強いのもあって数センチほどの積雪でしょうか。お昼前になり、少しずつ溶けてきています。

昨年末に島田賞を発表し、職場でも大々的に展開させてもらいいくつかの取材を受けたことで、新聞やテレビをご覧になってお店に来てくださるお客様もちらほらいらっしゃいます。

先日はなんと、小学校5・6年生時の担任の先生がご来店くださいました。
ひたすら本屋大賞ノミネート作に帯を巻く作業をしている時だったのですが、声をかけられしばらく話していると「◯◯(町名)から来てるよね」と言われ、(なんで知ってるんだ?)と思いつつ返事をしたところ、「Kです」と名乗ってくださり、「あああ!先生!!言われてみたら確かに目元が!!」となりました。
その後マスクをずらしてお顔見せてくださったのですが、26年ぶりでも面影は残っていて途端に懐かしい気持ちになりました。

校長を経て今はもう退職され、のんびりされているようでした。
お知り合いの方に「知ってる子が頑張ってるんだ」とお話ししてくださっていることだとか、元々は図書館を利用していたけど最近は本屋で買うことにしてくださっていることだとかをお聞きして嬉しくなったり。
「島田賞、これで5冊目」とのことで、もうそれは立派な島田賞ファン!と思わずニヤけてしまいました。
少しお話をして「応援しているからね」と退店されていきました。

しかし、膨大な人数の児童を担当しているだろうに、町名で確認したということは、どこの小学校に通っていたかを名前とセットで覚えているということですからね。
覚えてもらえていたことが嬉しいと感じながら、学校の先生って本当にすごいと思いました。

その子に向けたメッセージを込めた二字熟語をポストカードに書いて卒業時に手渡してくれたり、ご自身の蔵書を教室に持ち込んで学級文庫を設置してくれたり、当時を思い返してもしっかり児童のことを考えて向き合っていた先生だったことを思い出します。

他のお客様も「会えてよかった!」と喜んでくださりますし、みなさん例外なく「応援してます!」と仰ってくださるので、気を引き締めて頑張らねばと思います。
何より応援の言葉がとても心強いですね。

せっかく応援していただいているので、仕事の幅を広げられたらいいなとは考えています。
新聞、雑誌、ローカルテレビ、ラジオ等で本の紹介コーナーの声がかかるのをお待ちしております。
文庫解説も書いてみたいです。
でもこの辺りは待つしかないところがあるので、自分でできることから始めましょうかね。
今年はおすすめ本のPodcastを始めたいと思っています。
TikTokも興味はあるのですが、動画を作ったことがないので余裕があればという感じです。

でも今は、本屋大賞二次投票に向けてノミネート作読破しなければ。間に合う気がしない🫠

いいなと思ったら応援しよう!