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【No.4】 大型犬と共に生きる
これは完全に私の主観と自己満の文章です。
お手柔らかにどうぞ。
【出会い】
2021年12月4日午前9時。
その日は朝からとても寒く、私はヒートテックにベンチコートと完全防備。
いつものように長男次男を連れて散歩へ出かけた。
我が家は港町にあり、他県から人が集まる観光地でもある。
少し歩けば海があり、土産屋や鮮魚店などがある。
その日は土曜日だった為、人混みを避けるように散歩ルートを歩いていた。
【ルート変更する長男】
なぜかその日は長男がリードを引っ張る。いつもは引っ張る事などしない彼が、「観光地方面に行く」とルートを変更したがる。
...まあいいか。
大型犬2匹はかなり目立つので、なるべくなら人混みは避けたいのだが、長男の行きたい方に歩いて行った。
【何かいる】
土曜日ともあり、予想通り人と車が多い。
トコトコ歩いていると、車と車の間から何かが動いているのが見えた。
「猫かな...」
港町で市場やグルメなどが楽しめる場所だし、時々猫も見かけたので、そう思った。
近づいて確認してみると、車と車の間で見えたのは震えている犬だった。
【咄嗟の行動】
車は走るし人は多い、非常に危険な状況。私は咄嗟にリード2本を片手に持ち、その子を抱き上げた。
寒いのか怖いのか、ブルブル震えていた。
【聞き込み開始】
観光地なので人も沢山いる。
鮮魚店、土産屋もある。
道ゆく人に聞く。
「このワンちゃんの飼い主知りませんか?」1時間くらい...定かでは無いが、聞いて回った。
皆口を揃えて「知らぬ存ぜぬ」だ。
心配してくれる人など1人もいない。
私は時計を見た。
(今なら動物病院に間に合う)
片手にリード2本を持ち、保護した犬を左手で抱っこし、そこから歩いて20分程の動物病院に向かった。
【診察】
かかりつけである動物病院の先生に事情を話し、診察をしてもらった。
体重は4kg。生後約2か月の女の子。
ノミやダニなどはいない。
体も汚れていない。首輪など手掛かりになるものもない。
「おそらく誰かが棄てていったのでしょう」辛い言葉だった。
ふと私の服を見ると、抱っこした側に大量のヨダレが出ていた。
先生曰く、極度の緊張状態でヨダレが止まらなくなっているとの事。
その日は薬(ヨダレ止め)を処方してもらい、先生のご厚意で、お金はほぼ支払わなかった。
【怒りと悲しみ】
生後2か月の女の子の仔犬。
こんなにも可愛い子を棄てて行くなど鬼畜の所業。
怒りと同時に悲しくなった。
寒かったのと、少しくちゃい(失礼)ので、お湯で体を洗い、乾かした。
ウチの子達のフードをふやかし、与えてみた。(オールステージ)
少しずつ食べてくれたので一安心。
良かった。
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【各所に連絡】
警察に連絡。
いつものありきたりな返答。
(私は過去何度か犬猫の保護経験がありその度にお決まりのセリフが返ってくる)
保健所に連絡
土曜日なので繋がらない。
月曜まで待つか。
各SNSに投稿
情報無し。
【寝てくれた】
ご飯を食べて、静かな暖かい部屋に来たので安心したのか、眠ってくれた。
ようやく私も少し落ち着いた。
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次回
【さあこれからどうする】