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関西学院大学ファイターズの躍進:2023年アメフトシーズンの振り返り

2023年のアメリカンフットボールシーズンは、関西学院大学ファイターズにとって記憶に残る一年となりました。このシーズンは、チームの力強い攻撃と堅固な守備の両方が際立ち、ファンにとって忘れがたい瞬間が数多く提供されました。

圧倒的な攻撃力

ファイターズの攻撃陣は、全9試合で合計384ポイントを記録し、試合平均では42.7ポイントに達しました。特に目立ったのは、9月2日の龍谷大学シーホース戦での84-0の圧勝で、これはシーズン最高得点です。この試合では、ファイターズの攻撃が完璧に機能し、相手チームを圧倒しました。

攻撃統計を見ると、総獲得ヤード数は3,181ヤードに達し、試合平均では397.6ヤードを記録。パス攻撃では、129回の成功に対し187回の試合中の試みがあり、獲得ヤード数は1,756ヤードに上りました。また、ラン攻撃では237回の試合中の試みで1,425ヤードを記録し、平均6.0ヤードの獲得を達成しています。

堅牢な守備陣

守備面では、ファイターズはシーズンを通じて相手チームに僅か80ポイントのみを許し、試合平均8.9ポイントのみを許可するという堅固な守りを見せつけました。特に、近畿大学ビッグブルーとの10月15日の対戦では、35-0での完封勝利を達成し、その守備力の高さを示しました。

守備の総獲得ヤード数は、許された1,774ヤードにとどまり、試合平均では221.8ヤードに抑え込みました。パス許容面では、135回の成功に対し239回の試合中の試みがあり、1,403ヤードを許しましたが、試合平均では175.4ヤードに抑え込む堅固さを発揮。ラン防御では、186回の試合中の試みで僅か371ヤードのみを許可しました。

ハイライトとチャレンジ

シーズンのハイライトは間違いなく12月17日の法政大学オレンジ戦での61-21の勝利でしょう。この試合での攻撃の多様性と守備の強さが、チームの真価を示しました。一方、11月26日の関西大学カイザーズ戦では13-16での敗北を喫し、シーズン唯一の敗戦となりました。この敗戦はチームにとって大きな学びとなり、今後の成長のための貴重な経験と言えるでしょう。

総括

関西学院大学ファイターズの2023年シーズンは、攻撃と守備のバランスが取れ、多くの記録を打ち立てる素晴らしいシーズンでした。ファイターズは、攻撃においても守備においても、その力を遺憾なく発揮しました。来シーズンに向けて、この勢いを維持し、さらなる高みを目指すことが期待されます。このチームの今後の活躍に、引き続き注目が集まることでしょう。

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