見出し画像

FINAL FANTASY 7 (PS1)

SQUAREより1997年に発売されたゲームの、インターナショナル版準拠のPS4移植版。

FF7 Rebirthの体験版をプレイしている最中、そう言えば原作でミッドガルを出た後のことをかなり忘れていることに気がついた。ミッドガル内部の序盤のことはあらかた覚えていたので、FF7 Remakeを遊んだ時にはなんとも思わなかったのだが、ゲームカタログにもある事だしプレイすることに決めた。

オリジナル版をプレイしたのは一度きり、多分小学校6年生の時のことだ。はっきり覚えてるのは序盤のミッドガルと、ゴールドソーサーのミニゲームくらいで、ストーリーラインはほぼ覚えていない。ものすごく長かったような記憶と、超究武神覇斬でラスボスを倒した記憶はある、気がする。

そんな朧げな記憶を頼りに遊んだのだが、移植版に搭載されていた3倍速モードのおかげで非常にサクサク進める事ができた、というかこの機能なかったら多分クリアは無理だったと思う。一枚絵のマップは移動できる範囲が広くて、探索要素もたくさんあるし、バトルもキャラクターのアニメーションが長いので現代水準のゲームに慣れきった身としては倍速ナシでは辛く感じてしまう。

ミッドガルを出るとワールドマップに放り出されるのだが、こんなにスカスカだったのか!とかなり驚いた。当時はめちゃくちゃ探索できるじゃんと感動したような覚えがあったが、街もダンジョンも記憶よりかなり少なかった。ストーリーのおさらいがメインなので寄り道はほぼしなかったが、ユフィとヴィンセントは攻略を見て仲間にしておいた。というかこれ当時みんな自力で見つけられてたのかよ。絶対有り得ないけどこれはRebirthでも貫いて欲しい硬派さだと思う。

全然覚えてなかったストーリーは、結構良かった。自分の記憶を都合よく書き換えちゃった男の悲劇だけど、これは誰でも少しは理解できると思う。高校デビューとか大学デビューとか、今も言うのか分からないけど、過去の自分に一区切りつけて新しい自分を演じようとするのは普遍的な事なはず。隠した過去が露呈することの怖さと、露呈した他人に対して感じる多少の滑稽さをみんな経験してるからこそクラウドの物語は刺さるんだと思う。そう考えると、全てを悟ったあとのクラウドの態度はものすごく居直ったようにも見えて味わい深かった。
あとRemakeでグラフィックが向上してかなり目についた、アバランチの魔光炉爆破は過激派によるただのテロじゃねーかという点はオリジナルをほぼそのまんまなぞっただけだったけど、後々反省してるので良しとします。

テロ行為もちゃんと反省できてえらい

FF7は外伝作品が多くて、オリジナル以外は全く触れてないんだけど、リメイクではその辺りの追加設定もひっくるめて話が進んでいくみたいなので、完結を待ってプレイしようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?