ずるいずるいずるい。
いつも思うんですよね。「トリック」効かないくせに「トリック」打ってくる富豪はずるいって。金の力には無力である。
もう一つ思うんですよ。「まもる」貫通してくるくせに自分は「まもる」ができる武道熊師はずるいって。そいつは急所を見極めるのが得意で、三連続も的確に当てることが出来る。たまーに、気合が入って、恰好が変わることもある。その子は妖精を見ると、怯えてしまうかわいらしい側面もある。でも、恰好はパッと見ただけではどっちかが分からない。本当にずるい。
あと、穏やかそうな見た目をしている竜と対面した時に、いつも思うんですよ。こいつは、何をしてくるのかわからんって。アイスが苦手だって聞いてたし、化けの皮を被った幽霊を見ると、おとなしくしてたのに、ここ二年ぐらいぜんぜんきいてないらしい。
こっちがムキになってダンスしたら、「アンコール!アンコール♪」だってさ。こっちはムカついてるのに、あいつは「ちょっと休憩!」っていって羽を伸ばす。でも、こっちは無意味な踊りをすることしかできない。その間に向こうも踊ってやがる。
でも、こっちだって負けてないんだ。もう自慢の攻撃力は十分に鍛えてある!反撃のチャンス…は神の速さの前にひれ伏してしまう。
ほかにも、すぐに血で染めてしまうツキノワグマや、とんでもない速さで氷柱をぶつけてくるイタチなど、いろいろとずるいと思うことがある。
だったら、こっちだって使ってやる!と意気込んでもなかなかうまく行かないのが一番ずるい…。
ちなみに、僕が一番好きなのは、ちょっぴりいたずら好きの綿です。あの子も大富豪の前には何もできないっておめおめ帰ってきます。
マスターを名乗れるほどの実力はありますけど、親指で上4桁隠さないといけないです。毎月カイリューに頭を悩ましてます。助けてください…。