『最長片道切符の旅』を旅する day30 日本人が一番幸せな一週間
近江今津でおいしい一晩を過ごして、翌朝始発で出発。
が、途中で1時間近い待ち時間がある。ならば、途中下車して寄り道をして
琵琶湖畔の桜を見に行こう。米原から東海道本線、岐阜から高山本線で
美濃太田まで。今日は「花見」と「乗りつぶし」の日なのだ。
近江今津 0615(湖西線)0622 マキノ 0715(湖西線)0731 近江塩津 0737(北陸本線)0811 米原 0812(東海道本線)0846 大垣(東海道本線)0849 美濃赤坂 0855(東海道本線)0901 大垣(東海道本線)0915(東海道本線)0927 岐阜 0946(高山本線)1023 美濃太田 (長良川鉄道越美南線)(ー名古屋ー東京)
0615の始発に乗っているのは私ただ一人。じつはこの後の0708に乗ると
米原までスルーで行きその後の接続もよいのだが、乗り鉄の朝は早い。
というかもう始発が気になって寝ていられないのよね。
調べてみたら近くに桜百選があるというので、そこに寄ってみようと思う。
珍しいカタカナのマキノ駅に降りる。元は「マキノスキー場」から取った
町名がそのまま駅名になったようだ。先生の旅行当時(1978年)、カタカナの駅はこことニセコだけだった。
桜百選の「海津大崎の桜」は駅から歩いて30分ほどのところだった。
早朝なので誰もいない。桜はほぼ七分咲きといったところ。
今年の豪勢な桜は上記URLでどうぞ。
これからが「日本人が一番幸せな一週間」だな。
近江塩津で進行方向反対側に乗り換える。二輌編成の一両は少年野球の
一団に占拠されている。この駅では敦賀から来る列車を待つ。
敦賀からの乗り換え客がどっと乗り込んできて列車は満員になった。
初めて自分たちだけで電車に乗った兄弟がいた。降りる駅では同級生が
駅のホームまで迎えに来ていた。彼らはこの日の事を忘れないだろうな。
彼らは「鉄」になってくれるだろうか。
米原では乗り換え時間1分で東海道本線に乗り換えた。予定ではこの後の列車だったのだが、みんなが走るのでついていったら乗れてしまった(笑)
米原から大垣、岐阜まで電車は花見客で満員、大幅な遅れが出ている。
一便前の列車に乗れてよかったよ。
大垣で「乗りつぶし」の東海道本線の盲腸線「美濃赤坂線」に乗ってくる。大垣から5.0km。行って帰って15分ほどの寄り道だった。
岐阜で高山本線に乗り換え、美濃太田で「最長片道切符の旅」を
終える。美濃太田着は午前中の1023だが、じつは今日はこれから
難物「長良川鉄道越美南線」に乗るのだ。
以前は終着北濃駅からバスがあったのだが、今は無くなってしまったので
片道70kmをピストンするしかない。越美南線は片道2時間、
往復140kmで5時間かかる。
そのため、まだ午前中なのだが美濃太田で「最長片道切符の旅」を終える
事になってしまったのだった。途中、郡上八幡にでも寄ってこようか。
今回は寄り道が多い旅だったな。
名古屋で味噌煮込みうどんでも食べて帰るか。
Top写真は越美南線終点の北濃駅 いい駅だった 山にはまだ雪があった