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沖縄へオジィオバァと会いに2024 (4)

話の内容と関係無いブロンプトン。ヒンジクランプがまだ付いていない。

沖縄に行くと、自宅や実家がある静岡市やサイタマでは見ることのできない(or 難しい)動植物に出会えるのが嬉しい。
気合いを入れてヤンバルの山深い場所に行けば、それはもう「うわぁ」というような出会いがあるし、美ら海水族館であるとか斎場御嶽のようなポピュラーな観光地でも「うわぁ」がある。そしてオジィとオバァが管理するこの庭にいるだけでも、実は結構な「うわぁ」があるのである。お手軽ね。

チョウはわかりやすい「うわぁ」だと思うが、わかりやすいと感じるにはチョウに関する知識が必要なので、そういうのをわかりやすいとは言わないのではないかという気もしてきた。今回の滞在中、オジィとオバァの庭で最も目立ったチョウがこれ、クロマダラソテツシジミである。可愛らしいチョウであるが、これは外来種で、ソテツの害虫である。あまりにも沖縄でブイブイいわしている外来種であるので、これを見ると逆に沖縄らしさを感じてしまうくらいどこにでもいる。
この庭にもソテツがあって、オバァがかつて、幼かった我が娘にソテツの葉を使って虫籠を作ってくれたのを覚えている。そのソテツが今はボロボロの状態で、葉っぱの虫籠を作るなんて無理。これはもう、ちょっと違う意味の「うわぁ…」だ。オバァはソテツの不調の原因がこの可愛らしいチョウだと知らなかったそうで、私が教えたら驚いていた。婿もたまには役に立つことを言うよ。
ハイビスカスは、静岡でも地植えにされて越冬しているので珍しくもなんともないけど、沖縄で見るハイビスカスはやっぱり沖縄って感じがする。この庭にももちろん植えられている。他にもドラゴンフルーツやらなんやらの南国風の花が咲くし、以前はサガリバナもあったと聞いて驚いた。でも「邪魔なので切った」とのこと。オバァよぉ…
観光客諸氏が、水族館や史跡を巡っている間、私はオジィに言われて庭の池掃除をしていた。そのとき飛んできたのがこのトンボ。翅脈が赤いのでベニトンボかな。オジィは自然誌的なものには全く興味が無いので、「赤とんぼ」を夢中で撮る婿に呆れていたのかもしれない。
う〜ん、こいつ出たか。オジィとオバァの庭にはいないと思っていたんだけどな。アフリカマイマイ。琉球大学の周りを雨上がりにポタリングしたとき、路上にこいつらがびっしり這い回っていて「うひぃい」となったのを覚えている。「ヤバイ寄生虫がいるから触るな」とは誰に教わったのだったかな。

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