テイクオフの教科書下巻チャプター4"BLセット"
アロハ、サーフィン上達第5ラボのタクです!
今回は
テイクオフの教科書下巻チャプター4"BL(ボトムライン)セット”
について。
とうとうテイクオフ1stプロセスであるポジショニングの最終章です。
ポジショニングプロセスの最終章ということは、ここがプロセスの変わり目になります。
"BLセット"のクオリティが、次のプロセスである"アクセレーション"のスタートダッシュを決める。
"BLセット"でやることはシンプルです。
しかし、ここを甘く見積もると、ここまでやるべきプロセスを十分に実行していても、それらを台無しにしかねません。
車を洗車したのに、水を拭き忘れて水垢が残ってしまった時と同じ。
「車の汚れは流したのに水垢のせいで見た目が悪い...」みたいな感じです。(水垢の場合は車の走行性能に大きく影響しませんが)
毎度しつこく、最初から順々に読んでくださいとお伝えしているので、今この文章を読まれている方は、ウェイブセレクションから手にとって頂いているはず。
そして、手に入れた知識を実際にサーフィンで使っている方は、テイクオフの精度が高くなっています。
だからこそ、今回の"BLセット"みたくシンプルなモノをおろそかにしないでもらえたらなーと。
なぜなら、めちゃくちゃもったいないから。
車の洗車と同じで、せっかくの努力が0でないにしろ、ムダになってしまう部分があるのは避けたいですよね。
というわけで、いよいよ本編に入っていきます。
最後までお楽しみください^^
BLセット
"BLセット"とは、BL(ボトムライン)にサーフボードをセットすることです。
しかし、ただセットすればいいというわけではありません。
ここまで積み上げてきたテイクオフのポジショニングプロセスを、最高の状態まま次プロセスへもっていくために実行することがあります。
それは『注意配分のコントロール』です。
注意配分
注意配分という単語は聞き慣れないですが、みなさんはすでに注意配分を毎日しています。
たとえば、今も、この文章を読んでいる瞬間だってそうです。
スマホの画面に注意を配分をしています。
注意配分とは、自分の意識をある対象にむけることです。
実は全てのプロセスで注意配分を行っています。
(例)
・波を見る
→注意を波へ配分する
・自分のパドルスピードを推測する
→体の感覚に注意配分する
「じゃあ、なぜ、わざわざ"BLセット"では単独で注意配分のトピックがあるの?」
と疑問に思うかもしれません。
理由は、"BLセット"において、エラーにつながる割合の多くを注意配分が占めているから。
他のプロセスで注意配分に価値がないというわけではありません。
BLセットは単にプロセスの工数が少ないので、相対的に注意配分がエラーにつながりやすいというだけです。
さて、この注意配分をコントロールする際には、2つのポイントを制御する必要があります。
それは
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