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テイクオフの教科書上巻チャプター1.1"1stプッシュ"
アロハ、サーフィン上達第5ラボのタクです!
テイクオフの教科書上巻ではスタンス(ボード上に立つ)というプロセスを取り扱っていきます。
「足が入らない...」
「ボードがぐらついちゃう。」
そんな悩みはありませんか?
上記の問題は筋トレすれば解決!というわけにはいきません。
体の使い方を知らないと、せっかくの筋力も十分に機能しないからです。
ですので、今回は「今まで解剖学とか勉強したことないんだよな...」というサーファーにもわかりやすいように、図解も一緒にしてテイクオフ時の体の使い方をご紹介します。
テイクオフの教科書上巻チャプター1.1"1stプッシュ"をお楽しみください。
プッシュプロセス
テイクオフの教科書上巻では”スタンス”というプロセスを扱ってます。
“スタンス”の構成要素は
・プッシュ
・着板
プッシュをさらに細かくわけると
・1stプッシュ(チャプター1.1)
・2ndプッシュ(チャプター1.2)
・プッシュの関係性(チャプター1.3)
1stプッシュをお伝えする前に、まずはテイクオフの種類を説明します。
テイクオフの種類を知っているだけで、、テイクオフで起こるエラーの原因を絞り込めることがあるからです。
「テイクオフってこんなんなのね。」といった感じで、概要をインプットしてもらえたらなと。
テイクオフには2パターンあって
①ポップアップ
②チキンウィング
この記事で紹介するのは①ポップアップです。
(②チキンウィングでやりたい!という方もアームプッシュの部分は共通してますので、ぜひそのまま読み進めていただければなと)
ポップアップとチキンウィング
ポップアップとチキンウィングは、サーフボードと体の間にスペースを作るときの、パワー産出の方法がちがいます。
ポップアップ
・メインで使う筋肉:股関節の屈筋群、腹筋群
・筋力発揮の仕方:短時間、大きい筋力
チキンウィング
・メインで使う筋肉:股関節の内転筋群
・筋力発揮の仕方:長時間、小さい筋力(ポップアップの時と比べて)
多くのCTサーファーがポップアップでテイクオフしています。
チキンウィングを使っているのは有名どころでは、元CTサーファーのマット・ウィルキンソンくらいです。
ポップアップは短時間のうちに完了するので、プッシュ中に外的な要因(海面の凸凹による衝撃など)を受けにくくなります。
さらに、活躍するのが股関節屈筋群+腹筋群という強い筋肉なので、効率効果的(楽チン)に体を持ち上げることが可能です。
良いことばかり書いていますが、デメリット(難しい部分)もあります。
短時間で大きい筋力を発揮しなければいけないので、スキルが必要なことでです。
とはいえ、チキンウィングでボードに構えるまでの時間が長くかかった場合も、波の変化に対応しなければならないわけで、ポップアップが特別に高いスキルを要求されるというではありません。
ポップアップに必要なスキルは一般的な能力、
・自転車に乗る
・ジャンプして体を浮かすことができる
が備わっていればOKです。
さて、ポップアップで重要なのは
『2つ(1st&2nd)のプッシュ』(チャプター1.1と1.2)『プッシュの関係性』(チャプター1.3)
上記2ポイントのクオリティが保たれていれば、物理法則を有効に使って、体を楽に持ち上げることができます。
いよいよ本題です。
『2つのプッシュ』はどんなプッシュかというと
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