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漫画介助犬ライカのちょっとしたお話
大変ご無沙汰しております。
秋の気配などは微塵も感じませんが、ユニクロさんなどの商品は秋冬シーズンに変わっていたりするのですが、先に先に買っておこうという気にはならない気候の愛知に住む男 遠藤です。
今回はライカ8話の話をちょっとしたいと思います。
タスク君の過去が現在と織り交ざりつつ、ストーリーが進んでいますが描写の一部には結構細かい表現があったりします。
例えばこちらの一幕
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なんのこっちゃかもしれませんが、リードの持ち方としてリードを折りたたんで持つような感じで描かれています。例えば手首にグルグル巻いたり、まとめずに長く持つというのは安全管理の面からしてもリスクを伴います。
また、犬と人の間のリードがピンと張ることなく「ローマ字のJ(ジェイ)」の形に垂れているので、人と犬が信頼しあっている関係性も見えますね。
お次はこちら
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お散歩シーンですが、リンとタスク君がしっかりアイコンタクトを使ってコミュニケーションをとっている様子が見られます。
多くの方がお散歩のときにコミュニケーションを取らず、犬は犬の自由に、人は人の自由に歩いていることが多い気がします。
お互いにしっかりコミュニケーションを意識できるリンとタスク君だからこそ
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このシーンのようにお互いが意思疎通して踊っているかのように見えるんですね。
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ちゃんとリードをたたんでますね。これが研修生になる前だというから恐ろしいです。(フィクションです)
そして最後はこちら
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トレーニングではルアーリングと言ったりしますが、犬がその行動をしやすくなるように誘導する技術です。おもちゃに意識を持たせて、ボールがスッと上に行くと犬も顔が上に上がり自然と腰が落ちてスッと座る姿勢になる、こんな行動が出来たら良く褒めるというシーンです。ハックルも上手にできていますね。
久々にトレーナーっぽいことをつらつらと書きましたが、介助犬ライカは原作者の真希ナルセさんのとても細かな取材をもとに描かれています。
こういった細かい表現は、介助犬ライカがこれまでの介助犬マンガと大きく異なる点の一つではないかなと私は感じています。とはいえ、普通に見ていてもわかりにくいところではありますので、時々こんなお話をしてライカの面白さをお伝えできればと思います。
フィクションベースではあるのですが、こんなところにも職人技が映されているという風にみていただくと2度、3度と楽しく見ていただけますね!
それでは、また
えんどうだいすけ
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