若手技術者が龍の水を得たるが如し!土木屋が伝えたいこと 巻ノ十三
全国の土木技術者の皆さん、こんにちは!教育小委員会の宮田です。
めっきり寒くなってきましたねー。季節の変わり目は体調崩しやすいとはよく言いますが、今年は特に気温変化が凄まじいと感じるのは私だけでしょうか。一日の中での気温変化が10℃を超えるような日もあり、服装をどうしようと悩んでしまいます。
季節柄、インフルエンザも出てくる時期です。私の子供の学校でも学級閉鎖が…。
コロナも5類の扱いとなりましたが、まだまだ感染者発生の話を聞きます。
会社、家庭、学校等、色々なところで言われていると思いますが、体調管理は本当に、本当に気をつけましょう…。
さて、土木学会内には様々な活動をしている組織がありますが、その一つにスポットを当てる龍の巻、今回は…
建設技術Q&A小委員会についてのご紹介です!
果たしてこの小委員会の活動内容とは…?
インタビューに答えて頂くのは建設技術Q&A小委員会の堀口委員長です。
宮田:堀口委員長、今日はよろしくお願いします!
堀口委員長:よろしくお願いします。
宮田:土木学会では若手技術者のフォローアップを目的に活動している委員会が数多くあります。そういえば以前、高密度配筋箇所を前にして、(これって、コンクリートポンプの筒先入るかな?この高さだと材料分離起こさないかな?何かいい方法あるんじゃないか?)と考えている若手技術者を見かけたことがあります。
堀口:コンクリート打設を担当したことがある方なら、一度は経験したことがあると思いますよね。
宮田:まさに、こうした若手技術者がもつ、施工現場での疑問や課題に対するアドバイスを考えている組織が建設技術Q&A小委員会だと思います。堀口委員長、この委員会では具体的にどういう活動をしているのですか?
堀口:この小委員会は、施工現場における創意工夫点、問題解決方法等の調査研究を実施しています。そしてこれらの情報を生かし、広く現場技術者に周知する手段として主に「土木施工なんでも相談室」の編集・出版を行っています。また、施工技術に関する調査も行っています。
宮田:2021年に「最新の現場課題とその対策事例集編」を出版したんですよね。
堀口:ええ、「土木施工なんでも相談室」は、そのほかに「仮設工編」、「土工・掘削編」、「コンクリート工編」、「基礎工・地盤改良工編」、「環境対策工編」があります。どれも入社5年目程度までの若手現場技術者を対象に、実際に現場で日々体験する素朴な疑問、不明な点などに対し、わかりやすく、かつ重要なポイントをついたQ&A方式でまとめています。
宮田:なるほど、若手技術者にとっては、おたすけマニュアルのような存在ですね。
一方、施工技術に関する調査はどんなことをされているのですか?
堀口:そうですね、まさにおたすけマニュアル、目指しています。順次改訂も行っていて、現在は「コンクリート工編」の改訂作業を行っています。また、施工技術に関する調査は、2014年度から情報化施工技術についての調査を行い、2016年4月に成果品「情報化施工に関する新しい技術」として、各委員会に配布しました。
宮田: なるほど、よくわかりました。堀口さん、本日はありがとうございました!
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