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理想の国土を実現するために-キホンとギモン-土木学会誌2023年5月号 特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2023年5月号特集は 「理想の国土を実現するために-キホンとギモン-」。以下、特集目次をご案内します。

本特集を通じ、「理想の国土」について考えるきっかけになりましたら。

土木学会誌2023年5月号表紙(表紙写真:山崎エリナ)

世界的に見ても、COV1D-19のパンデミックは様々な問題を引き起こし、様々な業界でルールや計画の改訂が行われました。土木業界も例外ではありません。そこで、国土のあるべき姿について考察し、土木学会が「Beyondコロナの日本創生と土木のビックピクチャー〔提言〕~人々のWell-beingと持続可能な社会に向けて~」を発表しました。本特集では、「あるべき国土像」をさまざまな角度から紹介します。本号は、国家計画の疑問に答える基礎知識と理想の国土像の2部構成となっています。日本の国土計画とその思想の変遷、JAPICによる最新の建設事業提案、地域公共交通計画などについて、座談会と記事を掲載しています。また、これからの国土を別の視点で説明するために、林業、鉄鋼業、ICTの視点から、3人の著者がそれぞれの経験や考えを記事にしました。読者の皆様が、自分の理想の国、その実現のために何をすべきか、そして挑戦するモチベーションを考えるきっかけになればと思います。

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Globally, the COV1D-19 pandemic proved various problems and caused revisions of rules and plans in various industries. The civil engineering industry is no exception. We now discuss how the national land should be.,and the JSCE published "The Big Picture of Revitalization and Civil Engineering in Japan after the COV1D-19 Pandemic -Transformation to an Open and Attractive JSCE-". We introduce the "ideal national land image" in this special issue from different perspectives. The issue consists of two parts: the basic knowledge and the ideal national land to answer questions on national plans. They include a round talk and an article on Japan's national land plans and the change in philosophy, the latest construction project proposals by JAPIC, and local public transportation planning. To illustrate future national land with other views, three authors contributed articles on their experiences and thoughts from forestry, steel manufacturing, and ICT perspectives. We wish to allow readers to think about their ideal country, what they should do to realize it., and motivation to be part of the challenge.

ABSTRACT- JSCE Magazine Vol.108 No.5 May 2023

特集-理想の国土を実現するために-キホンとギモン- 目次

座談会|国土計画を知る-学生委員が聞く!国土計画キホンの「キ」-

 片山 茜(国土交通省国土政策局)
 七里 蒼/松永 葵(土木学会誌学生編集委員)
 司会|今井 嵩弓(土木学会誌編集委員)

参考|現在(2023年5月時点)、計画策定・審議中の国土形成計画の案は、国土審議会計画部会のサイトで確認ができます。

新しい国の形を求めて-国土計画の変遷-

 田村 亨(室蘭工業大学 名誉教授)

参考|過去の国土計画(全国総合開発・国土形成計画)の内容は、国土交通省国土計画局のサイトで確認ができます。

理想の国土の姿を描く意義

 小池 淳司(神戸大学)

日本の未来を拓く 新たな国土造りプロジェクト構想

 藤本 貴也(JAPIC 国土・未来プロジェクト研究会委員長)
 五味 宗雄(JAPIC 国土・未来プロジェクト研究会委員)
 神尾 哲也(JAPIC 国土・未来プロジェクト研究会委員)

参考|国土造りプロジェクト構想の内容は、JAPICのサイトで確認できます。

地方交通における鉄道政策の課題

 板谷 和也(流通経済大学)

多様な森林資源、個性豊かだった林業

 白井 裕子(慶應義塾大学)

たたら製鉄から国土開発を考える

 久保田 邦親((株)ダイセル イノベーションパーク)

デジタルとメタバースで変革する国土利用の姿

 岩野 洋平(アマゾンウェブサービスジャパン(同))

参考|本文中で言及されている、国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」のサイトはこちら

「理想の国土を実現するために-キホンとギモン-」をより深く理解するために

若手技術者が想う「理想の国土」と、国土を深く理解する一助として紹介された書籍はこちら。


※note担当補足

特集記事の入稿後に、現在の国土、これからの「理想の国土」を考える上では欠かせない書籍が50年ぶりに復刻しました。
50年前の理想から今の国土を俯瞰することで、今の国土から50年後の理想を考えてみるヒントになるのではないでしょうか。

また神戸大学小池教授が参考文献として挙げた書籍のほか、土木のビッグピクチャーの検討においても参考としたSFプロトタイピング/SF思考関連の書籍も紹介します。


論説・オピニオン

土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2023年5月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
こちらもぜひ、ご一読ください。

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