ふくろう多門のビデオレター No.15

ふくろう多門のビデオレターでは、「土木グローバル化」をキーワードに、会長プロジェクトの活動、「ふくろう多門の土木対談」の内容などを紹介しています。
第15回は、上田会長のすすめるプロジェクトについて紹介します。

詳しくは土木学会tv「ふくろう多門のビデオレター」をご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLRALmeewpTqoKp7gGhXqoh_b_pNvYO9oH

上田会長に直接に意見や質問ができる「多門に多聞&多問」を開設しております。ぜひ皆さまからのご意見、ご質問をお寄せください!
https://committees.jsce.or.jp/chair/node/59

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皆さんこんにちは。15回目のビデオレターをお送りいたします。

今回は私が会長として実施しています会長プロジェクトについてお話したいと思います。既に土木学会誌の会長メッセージにおいても簡単には紹介していますが、土木グローバル化総合委員会を立ち上げました。

日本の土木分野において、グローバルな視点を持った人材、すなわち、実務技術者や研究者の数、グローバルな視点を持ったそれらの人の数が、世界における日本の土木の実力や果たすべき役割の大きさと比較して、合ってはいないのではないかという思いがあるからです。

21世紀の世界の課題であります、脱炭素化を含んだSDGsの達成に対して、土木工学あるいはインフラストラクチャが大きな役割を果たすことが期待されています。そのためには、新技術の開発に加え、土木工学分野の総合的なアプローチも必要と考えます。

日本の土木学会は世界にあまり類を見ない、産官学の専門家が一堂に集まり、技術者集団として、多くの生産的・創造的な活動をしています。SDGsや脱炭素を達成するための技術者集団としての日本および世界での責務があると考えています。

そのためには、日本国内においてある割合の技術者や研究者が、常にグローバルな視点で仕事をしていく必要があると考えます。土木グローバル化総合委員会はそのような人材を育てる、また日本の土木技術を生かしたSDGsや脱炭素へ向けた海外プロジェクトの展開のために、産官学の専門家が分野横断的に議論をしています。

私の会長任期終了後も国際センターがその活動を継続していく予定となっています。この委員会活動に対する皆さんのご意見ご質問などがありましたら、ぜひお声をお寄せください。次回のビデオレターでは引き続き会長プロジェクトについて簡単に紹介する予定です。

今後もふくろう多門ビデオレターでの情報発信をお楽しみにください。ありがとうございました。

国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/