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土木と人 土木学会誌2024年12月号特集
毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2024年12月号特集は、 「土木と人」です。
以下、特集目次をご案内します。
土木学会編集委員会は、2年の任期で活動しています。2022・2023年度の体制の最後となる本号、2年間の編集方針のメインテーマであった「土木と人」をタイトルとした本特集で、「人」を通じて、土木業界の、日本の、そして世界の楽しい未来を思い描いていただけたら。
また山崎エリナさんに撮影頂いてきた表紙は、本号が最後となります。
2年間魅力的な写真をありがとうございました。
本号のインタビュー記事では、2年間24枚の表紙をまとめて掲載していますのでぜひ多くの方にご覧頂けましたら。
https://www.jsce.or.jp/journal/thismonth/index.shtml
![](https://assets.st-note.com/img/1732852547-bz4jJk1hlKIs3g9TCNUZrFcP.png?width=1200)
土木と人 目次
この特集の出発点は、土木に携わる人々の「思い」を俯瞰的に検証することだった。特集は大きく3つのフェーズで構成されている。まず、2023年1月から2024年12月まで土木学会誌の表紙を撮影した山崎エリナさんのインタビューを掲載。次に、編集委員が設定した5つのテーマについて、18名の執筆者から寄稿をいただいた。執筆者候補を決定するために、2年間の記事から浮かび上がった「人のための土木」に関連するキーワードを抽出した。そして、152語を収集した。それらのキーワードをもとに、以下の5つの言葉を導き出した: 「共生」「向上心・探求心」「夢を描く」「責任感」「誇り・思いやり・達成感・エンゲージメント」である。各記事に登場する執筆者のストーリーや土木学会読者の土木への関わり方を踏まえ、土木の魅力や志を知る新たなヒントになればと考えた。最後に、前編集長である岩城一郎氏の寄稿を掲載する。
The starting point for this particular issue was to examine the "thoughts" of people involved in civil engineering from a bird's-eye view. The special issue consists of three main phases. First, it features an interview with Elina Yamazaki, who photographed the cover of JSCE magazine from January 2023 to December 2024. Next, we received contributions from 18 authors on five themes the editorial board members set. To determine the authors candidates, keywords related to "civil engineering for people" that emerged from the two years of articles were extracted. And 152 words were collected. Based on those keywords, we derived the following five words: "symbiosis," "ambition and quest," "dreaming," "responsibility," and "pride, compassion, accomplishment, and engagement." In light of the stories of the authors appearing in the articles and the way JSCE readers relate to civil engineering, we hoped that the articles would provide hints for new insights into the appeal and aspirations of civil engineering. Finally, this issue includes an article by Ichiro Iwaki, the former Editor-in-Chief of the Journal.
インタビュー|レンズを通してみる土木魅力
-2年間の学会誌表紙撮影を通して-
語り手|山崎 エリナ(写真家・エッセイスト)
司会|天沼 稚香子、川口 大輔(土木学会誌編集委員)
【共生】
日本で家族と共に暮らし、働くこと
翁 飛(コンクリートポンプ(株))
建設ディレクターが切り開く土木の未来
高島 菜央((株)香川組 DX推進部)
Web3を活用したインフラクライシスへの対抗策
勝田 侑香(メタウォーター(株)経営企画本部DX推進室DX業務推進部 情報革新グループ)
【向上心・探究心】
二刀流で実現する災害に強い日本
-土木を知る医師としての責任-
金子 雄司(北海道大学 医学部 医学科)
海の中に魅せられて
山本 克則(鹿島建設(株)技術研究所 地球環境・バイオグループ 上席研究員)
Dr.ナダレンジャー的な、
社会と繋がる心と研究者としての究める心
納口 恭明((株)雪研スノーイーターズ)
インドネシアから見た日本
-援助関係から開発パートナーシップへ-
グミラン ガティア(日本コンサルタンツ(株)営業戦略室 兼 都市鉄道本部)
【夢を描く】
インドから見るアフリカの夢
中川 義也((株)パデコ 常務執行役員)
「流れ橋」にみた夢
-人間と自然の媒介としての土木の未来-
難波 美芸(鹿児島大学 グローバルセンター 講師)
知ってもらいたい、海洋土木のこと
-そこには陸上とは違った挑戦と魅力がある-
菊原 紀子(五洋建設(株))
オガールプロジェクトと公民連携
岡崎 正信((株)オガール 代表取締役)
【責任感】
土木の責任・「利他」の土木へ
小峯 秀雄(早稲田大学 理工学術院 教授)
地方建設業が地方創生の役割を担う-災害時の相互援助体制-
深松 努((一社)仙台建設業協会 会長)
日常をつくり出す土木だからこそ
日常で土木を共有する
高橋 良和(京都大学 大学院 教授)
人口減少社会における地域づくりを考える
-平時から災害対応、復旧・復興まで-
板東 淳(徳島県労働委員会事務局 事務局長)
【誇り・思いやり・達成感・エンゲージメント】
世界最大級の明石海峡大橋プロジェクト
-建設・維持管理への誇りと達成感-
北川 竜三(本州四国連絡高速道路(株)神戸管理センター所長)
技術者と地域の幸せな関係を「月」のポジションで照らしたい
三上 美絵(スポータ 代表)
一人一人の「もっと○○したい!」が生きる組織を目指す
尾﨑 希美(東日本旅客鉄道(株)東京建設プロジェクトマネジメントオフィス 企画戦略ユニット)
2年間の活動と次代へのたすき
岩城 一郎(前・土木学会誌編集委員長)
論説・オピニオン
土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2024年12月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。
「一般投稿論説」を募集します(12月20日まで)
論説・オピニオンはこれまで、土木学会論説委員または論説委員会が依頼した方が執筆していましたが、年二回、土木学会の会員の方からも原稿の応募を受け付けることとなりました。多彩な方々からの見解・見識をお待ちしております。
土木学会誌からのご案内
アンケートへのご協力をお願いします
学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。
投稿のご案内
土木学会誌編集委員会では、土木学会誌に掲載する記事の原稿を募集しています。投稿要綱はこちらです。
土木学会誌は一般の方でもご購入いただけます
土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。
発行後50年経過した学会誌は無料でご覧頂けます
発行後50年が経過した土木学会誌は、土木図書館のデジタルアーカイブスで公開しております。どなたでも無料でご覧頂けますので、ぜひご覧ください。
土木学会誌関連SNS
土木学会誌関連の情報は、ホームページだけでなく各種SNSでも発信しています。こちらもぜひフォローください。
土木学会からのご案内
入会すれば全ての学会誌が
発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。
土木学会は、技術・学術・文化・人の融合の場です
公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。
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個人会員の方、あるいは勤務先が法人会員で職場に学会誌が置いてあるという方、たまたま図書館で見かけたという方、土木学会をお読みになった感想をぜひnoteに投稿ください。土木学会公式noteで運営する「土木学会誌マガジン」に追加させていただきます。投稿の際には「#土木学会誌」「#土木学会誌感想文」のタグをつけていただければ幸いです。
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